富士山の世界文化遺産への登録がほぼ確実になったという。鉄道ファンにとって、富士山への交通手段といえば、まず富士急行が挙がるだろう。「世界文化遺産への登録が確実」との報道が流れるや、同社の株価もストップ高になったほどだ。 富士急行は山梨県を中心に鉄道とバスを運行している。富士山観光の拠点となる駅は、かつて「富士吉田駅」という駅名だったが、2011年に「富士山駅」へと変更され、水戸岡鋭治氏のデザインでリニューアルされた。 富士急行の鉄道路線は、JR東日本の中央本線と接続する大月駅から河口湖駅までの約26km。富士山駅はその中間駅だが、なぜか行き止まり型だ。ほとんどの列車は大月駅から河口湖駅まで運行されるので、富士山駅でスイッチバックすることになる。 たとえば、大月駅から「フジサン特急」のパノラマ展望車に乗り、前面展望を楽しんでいると、富士山駅からは最後尾になってしまう。「フジサン特急」には逆向
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