ドイツ自動車大手BMWは30日までに、世界で最も黒い物質とされる「ベンタブラック」の派生素材で塗装したX6の特別モデルをモーターショーで公開すると発表した。 ベンタブラックは99%の光を吸収する。2016年には英国人アーティストのアニッシュ・カプーア氏が独占使用権を購入して反発を招く出来事もあったが、今回使われた「ベンタブラックVBx2」はこれとは若干異なる。 今回の物質は「スーパーブラック」に分類される一方で、どの角度からも少量の光を反射する。このため、元のベンタブラックよりも自動車用塗料に適しているという。 その効果は驚くべきもので、ライトやグリルといった部分を引き立たせつつ、全体に不気味な存在感を与える仕上げとなった。 新型X6をデザインしたフセイン・アル・アター氏はベンタブラックVBx2について、デザイナーにとって新たな可能性を切り開く素材だと強調。「光や反射に気を取られることなく
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