われわれが力を尽くすことを望むのは、世界の終焉のペクタクルのためではなく、スペクタクルの世界の終焉のためなのである。 『芸術の消滅の意味』(アンテルナシオナル・シチュアシオニスト第3号) 問題は、拒否のスペクタクルを作り上げることではなく、スペクタクルを拒否することにばかならない。スペクタクルを破壊する諸要素が、SIの定義した新しい真正な意味で芸術的に練り上げられるためには、それら諸要素はまさしく芸術作品たることをやめねばならない。シチュアシオニスムなるものも、シチュアシオニスト的芸術作品なるものも存在しない。ましてや、スペクタクル的シチュアシオニストなど存在しない。断じて否である。(イェーテボリでのSI第5回大会におけるラウル・ヴァネーゲムによる基調報告) このシチュアシオニストと芸術の関係を語った言葉は、シチュアシオニストを評価し、インスパイアされた人にもけっこう理解されていないんじ