不法滞在のバングラデシュ国籍の親子3人が、日本での病気治療を理由に強制退去処分の取り消しを求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(岡部喜代子裁判長)は5日付の決定で親子側の上告を退けた。 取り消しを認めない二審判決が確定した。 原告の父親(46)は日本で腸の難病を発症し、長男(7)も別の病気で手術を受けた。 一審は、バングラデシュでは薬の値段が高く、医療サービスや衛生状態も水準が高くないため、適切な治療が困難になると指摘。母親(34)も看護の必要があるとして、3人の退去処分を取り消した。しかし、二審は「バングラデシュでも必要な治療が受けられる」として、親子側逆転敗訴を言い渡した。
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