昨日は偶然の一致かなあと思うことがあった。 新聞のテレビ欄に「生存権を考える」(NHK教育)という番組の紹介(試写室)があって、その番組には「派遣切り」で失職、住む場所も失った労働者を支援してきた派遣村村長の湯浅誠氏が出演するということだった。番組を見なかったので、「試写室」をいつもより丁寧に読んだ。「試写室」は、湯浅氏の代弁をしていた。湯浅氏の考えとそう大差はないものと思われる。 「湯浅氏は日本を「人間をつぶしていく社会」と語る。口調には政治への怒りと、政治を変えきれないことへのもどかしさもにじむ。」(朝日新聞、2009年5月3日) 「派遣切り」がこれほど大きな問題になったのは、主に製造業に派遣された人たちが雇用調整弁として使い捨てのモノのように扱われているからである。捨てられたモノはリサイクルされるか、不要なものとして燃やされるだけである。現在は、後者が圧倒的に数が多い。こうなったのに