DHC側は判決を不服として、控訴の意向を示しているというが、全面勝訴を勝ち取った折本弁護士(右)は、会見で「今回のような問題に対して、みんなが意見を言えず、議論すらできないとなれば危険だ。表現が萎縮させられるのはまずいと実感している」と語った。 みんなの党(解党)の渡辺喜美元代表が、化粧品会社DHCの吉田嘉明会長から計8億円を借り入れていた問題。ブログでこの話題を取り上げ、「政治とカネ」についての意見を書いた折本和司弁護士(横浜弁護士会)が、吉田会長らから名誉毀損だとして、2,000万円の損害賠償を請求されていた裁判の判決が東京地裁(民事30部、本多知成裁判長)であった。本多裁判長は、吉田会長側の請求をすべて退け、裁判費用も同会長に負担させるとする、原告全面敗訴(=折本弁護士全面勝訴)の判決を言い渡した。 ●訴訟による威嚇効果を期待? 折本弁護士が、自身のブログ「ロックな弁護士つれづれ日記
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