【ワシントン山本太一】米東部ニューヨーク州の連邦地裁は国土安全保障省に対し、大統領の別荘で南部フロリダ州にある会員制リゾート「マララーゴ」の訪問者記録を、9月8日までに調査・開示するよう命じる決定を出した。開示を求め提訴した研究団体などが17日、明らかにした。原告側によると、決定は14日付で、同省は決定に合意した。 この訴訟はワシントンの研究団体「ナショナル・セキュリティー・アーカイブ」とコロンビア大学の「ナイト憲法第1修正研究所」などが提起。「最高権力者が誰の影響を受け政策形成をしているか、米国民に知る権利がある」として、大統領警護を担当するシークレットサービスが属する国土安保省を4月に訴えていた。開示を求めたのはマララーゴとホワイトハウス、ニューヨークのトランプタワーの訪問者記録。