2022年05月12日06:00 カテゴリカトリック ジャーナリストの「パトロン」の話 どの職種にも特定の「守護聖人」(パトロン)がいる。例えば、トンネルを掘る労働者の安全の為には聖バルバラが守っている。当方はウィーン市1区の中心街に用事がある時、地下鉄3を利用するが、途中、地下鉄ヒュッテルドルフ駅構内にはガラスケースに聖バルバラの像が飾られている。それを見る度に、地下鉄を建設する途上には多くの労働者が地下深いところで働いていたのだなと、彼らに対する感謝の思いが湧いてくる。ひょっとしたら、労働者の中には採掘作業中、事故で亡くなったケースもあったのではないか。いずれにしても、地下を掘る労働者には聖バルバラの存在は心強いはずだ。 ▲列聖されるカトリック系ジャーナリスト、福者ティトゥス・ブランズマ(バチカンニュース2022年5月10日から) 「守護聖人」と言ってもピンとこない人がいるかもしれない