先月、函館市の団地の物置から91歳の男性の遺体が見つかった事件で、男性と同居していた義理の娘が収入がないと偽るなどして生活保護費を受給していたとして、詐欺などの疑いで逮捕されました。 警察は男性が亡くなったいきさつや、年金の受給についても不審な点があることから関連を調べています。 逮捕されたのは函館市美原4丁目の無職、秋元裕美子容疑者(56歳)です。 警察の調べによりますと、秋元容疑者は、別のアパートに転居したように装ったうえ、収入がないと偽ってことし4月までの3年半にわたり、函館市から生活保護費、あわせて570万円余りをだまし取ったとして詐欺などの疑いが持たれています。 調べに対し容疑を認めているということです。 秋元容疑者が住んでいた団地の物置からは先月20日、同居していた91歳の義理の父親が一部白骨化した遺体で見つかったほか、義理の父親の口座に振り込まれていた年金が何者かに引き出され