北大水産学部の4年生3人が、普段捨てられているホタテの外套膜(通称ミミ)と海藻「ダルス」が持つ健康機能について研究を進めている。ミミには脂質の吸収を促進する働きがあり、ダルスのボイル塩蔵の加工品にも生と同様の健康面での効果があることが研究で分かった。未利用資源を貴重な水産資源として有効活用、地域産業の活性化につなげたい考えだ。 北大大学院水産科学研究院の岸村栄毅准教授の研究室に所属する勝倉哲さん(22)、熊谷侑貴さん(22)、吉野真緒さん(23)が卒業研究として取り組む。 ミミの研究では、タンパク質を酵素分解したペプチドを採用。ラットによる動物試験で脂質と一緒に食べさせたところ、脂質の吸収を助ける効果が見られた。生活習慣病を防ぐため、脂質吸収を抑える特定保健用食品が注目を集める中、勝倉さんは「逆に脂質を吸収しないといけない人もおり、アスリートやエネルギー不足な高齢者向けの食品の開発につなが
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