横浜市の山中竹春市長は20日、新春インタビューで対面質疑をせず書面回答としたことを巡り、「節目のインタビューに関しては、報道各社と報道担当との間で進行方法も含めて調整を行った上で、お互いの合意に基づいてこれまで対応してきた」とする見解を示した。市議会本会議で、渋谷健議員(自民)の質問に答えた。だが、本紙に対しては昨年12月、市の報道担当職員から決定事項として書面回答するという連絡があっただけで、事前調整や合意の事実はない。 渋谷議員は質問で、政治家としての姿勢を問い「自らの言葉で語ろうという考えはなかったのか」とただした。山中市長は「定例記者会見や囲み取材で、何度も直接質問をお受けする中で、私自身の言葉で思いを伝えてきた」と述べるにとどめた。 新春インタビューは昨年末、希望した報道機関が個別に実施。市側の求めで事前に質問を通告したところ、当日に書面で回答が渡された。対面した各社10分の時間