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ブックマーク / dhbr.diamond.jp (21)

  • 知識労働者の生産性は在宅勤務で向上している 無駄な会議から解放され、意義ある仕事に集中できる | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    感染症の流行による在宅勤務の強制は、私たちの働き方にいかなる影響を及ぼしたのか。惰性で参加していた無駄な会議はなくなり、上司や同僚から突然呼び止められることもなく、自分のスケジュールを自己管理しやすくなったことで、知識労働者の生産性を向上させていることが、筆者らの調査により明らかになった。 稿の執筆陣は長年にわたり、知識労働者の生産性を数値評価するという難題に取り組んできた。 知識労働者の仕事量と成果は、建設労働者や小売店の品出し担当者、コールセンターの職員などと同様の方法によっては測定できない。知識労働者は、課題に関して主観的判断を下し、いつ、何をするかを自分で決め、(しばしば誰にも気づかれずに)脳の労力を節約して仕事の手を抜くこともできてしまう。こうした事情があるため、知識労働者の生産性を高めることは簡単でない。 筆者らは2013年に『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌に寄稿した論文

    知識労働者の生産性は在宅勤務で向上している 無駄な会議から解放され、意義ある仕事に集中できる | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • フェイスブックは業務を自動化して社員を「過去の仕事」から解放した | チームマネジメント|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    フェイスブックにおけるオペレーションの自動化戦略を、同社のエンジニアリング担当バイスプレジデントが語る。その根底には「優秀人材を活かす」という明確な意図が見られた。 フェイスブックでのオペレーションの実行は大仕事である。世界中に膨大なネットワークを持ち、サービスの信頼性とユーザー体験の充実が絶対的に重視される。そのうえ、現行の製品・サービスの維持に甘んじてはいられないという現実がある。自社がさまざまなイノベーションの目標を追求できるよう、常に新たな柔軟性と処理能力を生み出すことが求められているのだ。将来を見据えた同社の野心的な取り組みには、コネクティビティ・ラボ(世界中のインターネット未整備地域に接続環境を行き渡らせる計画に取り組む)、人工知能、ディープラーニング、そして次世代のコンピュータ・プラットフォームとなるバーチャルリアリティなどがある。 記事では、フェイスブックのエンジニアリン

    フェイスブックは業務を自動化して社員を「過去の仕事」から解放した | チームマネジメント|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • 行列のできるドーナツ屋さんが成長の限界を迎える理由 システム思考対談:枝廣淳子×篠田真貴子【前編】 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    『世界はシステムで動く』を翻訳され、世界中のシステム思考家とのネットワークを持つ枝廣淳子さん。同書の読者であり、東京糸井重里事務所CFOの篠田真貴子さん。おふたりの対話を通して、システム思考がビジネスでどのように役立つかを探る。(構成:加藤年男、写真:引地信彦) 糸井は社会や組織は循環する、という考えを持っています。 篠田:日はよろしくお願いします。『世界はシステムで動く』は、面白そうと何となく惹かれて読み始めたのですが、読み終えたいまもまだ理解できていないところがあります。今日は楽しみにしています。 枝廣 淳子 (えだひろ・じゅんこ) 幸せ経済社会研究所所長、東京都市大学教授 環境に関する国内外の動き、新しい経済や社会のあり方、レジリエンスを高めるための考え方や事例等、「伝えること」で変化を創り、「つながり」と「対話」で、しなやかに強く、幸せな未来の共創をめざす。デニス・メドウズ氏をは

    行列のできるドーナツ屋さんが成長の限界を迎える理由 システム思考対談:枝廣淳子×篠田真貴子【前編】 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • イノベーションを起こすには「制約」が必要である 『イノベーションは日々の仕事のなかに』の著者、パディ・ミラー氏に聞く[前編] | イノベーション|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    大企業のなかでイノベーションを起こす方法を、「5つの行動+1」というコンパクトなポイントで示した『イノベーションは日々の仕事のなかに』。著者のパディ・ミラー氏は、天才のひらめきに頼るのではなく、組織としてイノベーションを起こすエコシステムだと言う(構成・崎谷実穂)。 AppleGoogleを真似しなくても、イノベーションは起こせる ――『イノベーションは日々の仕事のなかに』には、「フォーカスは自由に勝る」「イノベーションの設計者には、『当に重要なことにフォーカスできるよう、部下を導く』ことが求められる」とあります。一般的には、イノベーションは自由で、制約のないところから生まれると信じられていると思うのですが、どうしてフォーカスが大事だと書かれたのでしょうか。 パディ・ミラー(以下、ミラー):例えば芸術について考えてみてください。素晴らしい芸術というのは、えてして制約のある状況から生まれ

    イノベーションを起こすには「制約」が必要である 『イノベーションは日々の仕事のなかに』の著者、パディ・ミラー氏に聞く[前編] | イノベーション|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • 絶対に交渉してはいけない相手とは? | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    人々の99%とは交渉が可能だが、けっして合意を見出せない交渉相手というのが稀に存在するという。①懐柔と挑発を交互に繰り出してくる人、②人間を完全に白か黒かで考える人だ。こうした相手にどう対処すればよいのか、交渉の専門家が4つの方法を提案する。 交渉について専門家が最初に教えるのは、「問題と人間を切り離す」ことである。このアドバイスはほとんどの場合に有効だ。しかし心理学者である私は、全体の1%ほどのケースでは人間そのものが問題になることを知っている。その場合、通常の交渉戦略はまったく役に立たない。どんな状況がこの例外的なケースに該当するのか、その場合にどう対処すべきなのかを、以下に説明しよう。 まず、あなたが交渉しようとしている人物やグループがどのようなタイプかを見極めよう。相手が次の2つのいずれかに該当する場合は、交渉そのものがいかに困難に思えても、交渉をするべきである。 1.感情的な相手

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  • 星野リゾートの事例で考える「モチベーション」と「やる気」の大きな違い 組織の活性化に必要な「見極める力」【第1回】 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    早稲田大学ビジネススクールの教授陣がおくる人気連載「早稲田大学ビジネススクール経営講座」。4人目にご登場頂くのは、組織行動学、人材マネジメント論がご専門の竹内規彦准教授だ。組織の中の人の問題を考える際にカギとなる「モチベーション」「目標設定」「理念浸透」の3つのキーワードを軸に、リーダーに求められる「見極める力」を計3回に渡って考える。 「モチベーション」は「やる気」と同義か 竹内規彦(たけうち・のりひこ) 早稲田大学ビジネススクール准教授 愛知県名古屋市生まれ。2003年名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。博士(学術)学位取得。東京理科大学経営学部准教授、青山学院大学大学院経営学研究科(戦略経営・知的財産権プログラム)准教授等を経て、2012年より現職。 組織行動学・人材マネジメント論を専門とし、国内外の主要学会にてベストペーパーアワード等を多数受賞。米国Association

    星野リゾートの事例で考える「モチベーション」と「やる気」の大きな違い 組織の活性化に必要な「見極める力」【第1回】 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • 「会話の知能指数」(CI)は、こうして高める | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    「会話の知能指数」(Conversational Intelligence:CI)とは、知性ある会話によって組織力や業績を高めるという概念だ。提唱者のジュディス・グレイザーは神経科学の理論を会話力に応用し、同テーマの著書はダニエル・ピンクやアンジェラ・アーレンツにも絶賛されている。HBR.ORGの連載記事、第1回は会話の齟齬を引き起こす身体的な要因と、CIを高める初歩のコツをお伝えする。 「会話の知能指数」(Conversational Intelligence)という概念を私が考案し最初の実験を行ったのは、1984年のことだ。当時、私はユニオン・カーバイドの依頼を受け、営業部の17人の有能な幹部たちを支援することになった。彼らは重要な契約の入札に敗れる可能性に直面していた。私の任務は、彼らのスキルを高めて競合7社を退ける方策を考え出すことだった。 2週間余りにわたって、私は幹部たちに顧客

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  • カルビーはどうやって儲かる会社に変わったか カルビー松本晃会長兼CEOインタビュー(前編) | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    ジョンソン・エンド・ジョンソン日法人の社長を務めていた松晃氏が、カルビーの会長兼CEOに就任したのは、2009年のこと。当時、カルビーは国内需要の頭打ちとも重なり、成長の踊り場ともいえる状況にあった。ところが以後、カルビーは大きく業績を伸ばす。とりわけ注目すべきは、1%台だった営業利益率が今や10%に迫っていることだ。カルビーに何が起きたのか。「儲かる会社」へと変貌を遂げた、松氏の改革に迫る(全2回)。 難しいことはやっていない。儲けるための仕組みをつくっただけ ――カルビーの営業利益率はかつて1%台でした。今や10%に迫る勢いですが、なぜカルビーは儲かっていなかったのでしょうか。また、どう変えていかれたのでしょうか。 単に儲け方が下手だっただけです。会社が儲かるには、基的には3つの要素があります。「商品の品質」「コストの安さ」「供給体制」です。カルビーは1番目と3番目はよくできて

    カルビーはどうやって儲かる会社に変わったか カルビー松本晃会長兼CEOインタビュー(前編) | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • ビジネスモデルを「見える化」するピクト図解 「ビジネス3W1H」を意識してビジネスモデルを読み解け | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    ビジネスモデルを可視化することで、直感的な理解を助ける「ピクト図解」。前回紹介したビジネスモデル・キャンバスと組み合わせれば、複雑な事業構造であっても容易に全体像を俯瞰できるという。今回は「ピクト図解」考案者に、ピクト図の描き方とビジネスモデルのパターンを紹介いただく。連載第2回。 前回は、「ビジネスモデル・キャンバス」と「ピクト図解」の2つをセットで使うことで、ビジネスモデルが把握しやすくなることをご紹介しました。具体例としてアップル社のiPod / iTunes のビジネスモデルを解説しました。この方法を用いれば、iPodのようなハードウエア、ソフトウエア、サービスが三位一体となった「複雑な事業構造」のビジネスモデルでも容易に把握することができるようになります。ビジネスモデル・キャンバスとピクト図解の対応関係を示したのが【図1】です。ピクト図解を使えば、ビジネスモデル・キャンバスの9つ

    ビジネスモデルを「見える化」するピクト図解 「ビジネス3W1H」を意識してビジネスモデルを読み解け | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • 980円の受験サプリは破壊的イノベーションとなるか リクルート・マーケティングパートナーズ・山口文洋さんに聞く(前編) | イノベーション|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    2011年10月のサービス開始からすでに無料会員が100万人を突破。受験生向け教育ビジネスとしては破格の安さ、月々980円という価格で既存の塾・予備校業界に切り込む。この安さを可能にしたビジネスモデルとは何か。責任者であるリクルート・マーケティングパートナーズ執行役員の山口文洋さんに聞いた。 スタートは、「すべてのまなびをすべての人々に届けたい」という思い ――まず受験サプリの仕組みから教えて下さい。 山口:受験サプリはオンライン予備校サービスです。生徒はいつでもどこでも好きな時間に好きな授業をオンラインで受講することができます。有料会員と無料会員がありますが、有料でも月々980円です。一般的に高校三年生が塾に通うと年間30~50万円かかりますが、受験サプリは1万円程度。 ――確かに破壊的と言える価格設定ですね。どういう背景からこの事業を始めようと思われたのでしょうか。 山口:元々、私はリ

    980円の受験サプリは破壊的イノベーションとなるか リクルート・マーケティングパートナーズ・山口文洋さんに聞く(前編) | イノベーション|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • エグゼクティブ・プレゼンス:経営幹部に欠かせない要件 | リーダーシップ|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    人は外見と振る舞いで、ある程度判断されてしまうのが現実だ。そしてアメリカでは、企業幹部の要件として「エグゼクティブ・プレゼンス」(幹部としての振る舞いや存在感)が問われるという。幹部らしさとは何を指すのか。それを身につけ、幹部としての影響力を高める方法はあるのか。誌2014年1月号(2013年12月10日発売)の特集「人を動かす力」関連記事、第7回。 企業のCスイート(最高○○責任者)を目指す管理職に、それを実現するために何が必要かと尋ねてみると、口を揃えて「エグゼクティブ・プレゼンス」だと言う。だが当人たちは、その意味するところを必ずしもよくわかっていない。少し前に、私は企業内で幹部人事を担当する上級幹部数名に対して、オフレコのヒアリングを実施したことがある。Cスイートに昇進させるか否かを左右する要因を尋ねたところ、挙げられたいくつかの判断基準の1つにエグゼクティブ・プレゼンスが含まれ

    エグゼクティブ・プレゼンス:経営幹部に欠かせない要件 | リーダーシップ|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • 「リーン・スタートアップ」を既存の企業で実現するには | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    リーン・スタートアップの手法を強く推奨するアンソニーは、それがベンチャー企業の専売特許ではないことを再三にわたり説く。ただし、既存企業がリーンの手法を実践するには実験、人材、変化という3つのポイントを留意しておく必要がある。 リーン・スタートアップは素晴らしい。スティーブ・ブランクやエリック・リースらは、創発戦略という学術的概念に関連する、説得力がありわかりやすいフレームワークを提供した。その業績は過去数年間のイノベーションの展開における、最も重要な貢献ではないかと私は考えている。 これまでも繰り返し述べてきたが、次のイノベーションの波は、組織に眠る変革の力を活用する企業から生まれるだろう。いわゆるリーン・スタートアップのテクニック――実用最小限の製品(MVP:ミニマル・バイアブル・プロダクト)を開発し、市場で学び、市場からのフィードバックに基づいて軌道修正を行うこと――により、この眠って

    「リーン・スタートアップ」を既存の企業で実現するには | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • どんな時間管理術にも勝る、シンプルなマネジメント手法 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    日々生じる予想外の出来事に振り回され、マネジャーとしての役割を果たせていない――。こうした問題を解決するのは、時間管理術ではない。このうえなくシンプルだが効果的な「P-D-R」(Prep-Do-Review)によって、危機や問題を好機に変えることができる。 マネジャーたちはいつも、「時間管理が悩みの種」と言う。予想外の出来事や危機、邪魔が入り、無視するわけにもいかず、時間を奪われることが多々あるようだ。上司としての明確な計画を持って仕事に向かうが、1日の終わりには、それらを1つも達成できていないことに気づく。 これにどう対処すべきか、誰もが知りたがっている。「大混乱の真っただ中で、やるべきことを成すためにはどうすればいいのか。上司としての仕事――目標達成への働きかけ、人材育成、チーム・ビルディング、ネットワークの構築と維持など――を、いつ行えばいいのだろう?」そしてあなたも同様に、時間に関

    どんな時間管理術にも勝る、シンプルなマネジメント手法 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • DeNAで山ほど失敗して学んだ新規事業企画のコツはないというコツ | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    DeNAの起業に参加した渡辺雅之氏による連載2回目は、新規事業について。DeNAの立ち上げ期に新規事業を担当していた渡辺さんは、ほとんどが失敗だったという。これだけ失敗を経験して学んだコツとは? DeNAで僕が担当していたのは、最初こそ企画やマーケティングから営業まで「文系」全般だったが、組織の拡充に伴って絞られ、また、移り変わっていった。その中で、一貫して関わったのが、新規事業の検討や立ち上げで、指折り数えてみても、数十の新規プロジェクトに関わった。 残念ながら多くのものは影も形もなくなってしまったし、成功した事業でも僕が関わった部分は限定的だ。成功率も低ければ、最初から最後まで自分で立ち上げたと言えるほどの代表作もない。それに過去の自分の企画を思い出してみても、後悔するポイントばかりが頭に浮かぶ。はっきり言ってしまえば新規事業立ち上げの定石や普遍的なコツというものは、未だにさっぱり分か

    DeNAで山ほど失敗して学んだ新規事業企画のコツはないというコツ | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • 無名ブランドを強く育てる4つのヒント | マーケティング|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    誌2013年8月号(7月10日発売)の特集は「起業に学ぶ」。これに合わせ、HBR.ORGから“起業の心得”をテーマに精選した記事をお届けする。第4回はブランディングについて。どんな有力ブランドでも、立ち上げ当初は弱小であったはずだ。無名ブランドを育て上げ開花させるための4つのヒントを紹介する。カギは、顧客が最も歓迎するもの――「シンプルさ」であるという。 起業家は、物事が計画通りに進むことは滅多にないと知っている。ビジネスアイデアに人々を引き付ける努力をしながら、資金、経営資源、顧客を集めるために奔走する。その過程で「死の谷」を乗り越えられずに終わる起業家も少なくない。その一方で、ビジネスアイデアを有力ブランドへと発展させ大きな成功を手に入れる起業家も存在する。 拙著Breakthrough Branding(2012年、未訳)の執筆において、さまざまな起業家を調査して彼らのブランディン

    無名ブランドを強く育てる4つのヒント | マーケティング|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • 1日の終わりの5分に自問すべき3つの質問 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    「毎日10分の日記をつければ、人は成長する」――これは数日前にサイトで掲載した、アマビールとクレイマーの記事だ。そしてブレグマンもまた、その日の終わりに振り返りの時間を持つことの重要性を述べる。同じ失敗を繰り返さず、より良い明日と人生を送るための最も簡単な方法だ。 ジュリー・アンコは解雇の危機に瀕していた。彼女は私が支援する小売企業の一部門を率いるリーダーである。この事態がややこしいのは、彼女がトップレベルの業績を上げていたからだ。過去5年間のどの前任者よりも、彼女はブランド価値の向上に貢献していた。 問題は、その猪突猛進ぶりにあった。人間業とは思えないほどよく働き、他者にも同じ働きを求める。自分と同様の超人的な努力を見せない者に対して、しょっちゅう激怒する。さらに、彼女は負けず嫌いで縄張り意識が強かった。実質的には同僚が決定権を持つ案件であっても、ブランドにわずかでも関連することであれ

    1日の終わりの5分に自問すべき3つの質問 | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
  • パーティーに出れば、対人関係のスキルの有無がわかる | ビジネススキル|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    リーダーに求められる能力はいくつもあるだろう。しかし、最も重要なある能力を欠けば、ほかのリーダーシップ能力にどれほど優れていても、人を牽引できないとゴールマンは主張する。それは、EQ(心の知性)をさらに発展させた「SQ」――社会性の知能指数である。 「新任のCEOを採用したのですが、7カ月で解任するはめになりました」。最近、東海岸にあるシンクタンクの会長がこんな不平をこぼすのを聞いた。「履歴書の内容は申し分なかったし、どの面接も見事にこなしたのです。ところが1、2週間もすると、スタッフから反発の声が聞こえるようになりました――『あなたが採用したのは一流のエコノミストかもしれませんが、社会性はゼロに等しい』と。彼は完全にコマンド・アンド・コントロール(指揮と統制)型の人間だったんです」 同シンクタンクは、役員会、スタッフ、資金援助者、学者、政策専門家らが相互に関わるネットワークを中心に成り立

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  • 小さなストレスから身をまもる簡単エクササイズ | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    座禅や瞑想は、集中力を高める手法としてビジネスパーソンの間にも広く取り入れられている。『EQ こころの知能指数』の著者ゴールマンによれば、瞑想の効果は脳神経科学の観点から証明されているという。挫折や不安から立ち直る「再起力」を強化する瞑想法を紹介する。 再起力を強化する方法は2つある。1つは内省すること。もう1つは脳を再訓練することだ。 大きな失敗をして落ち込んでいる人は、心理学者のマーティン・セリグマンがHBR誌の論文「トラウマを糧にする法」(邦訳は誌2011年7月号)で提供している、思慮に富むアドバイスを参考にするとよいだろう。内省して認知的介入を行い、楽観主義によって敗北者的な思考を解消しよう。悲観的な考え方をやめ、将来を前向きに捉えるのだ。 だが幸運にも、大きな失敗は人生においてそう頻繁に起こるものではない。 では、リーダーが日常的に経験する、より些細なミスや挫折、動揺から立ち直

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  • 戦略策定のための5つの問い | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    マーティンは第1回の記事「なぜCEOは戦略づくりが下手なのか」で、戦略策定では「どこで戦うか」「どのようにして勝つか」の2点が最重要事項であると述べている。今回はこれを補完する5つの問いを提示し、引き続き戦略策定のプロセスを論じる。 戦略策定のプロセスは、ともすれば見当違いなものになりがちである。たとえば、さまざまなツール――SWOT分析、顧客分析、競合分析、財務モデルなど――ばかりを重視し過ぎる場合がある。また、戦略と戦術を区別しようとして、広範で、概念的で、未来志向で、大局的なこと(ビッグピクチャー)ばかりに囚われてしまう人もいる。さらに、戦略とは方向性を変える時にのみ必要なものだと考えてしまう人もいる。 実際には、戦略とは上記のすべてがある程度当てはまるものだ。分析だけでも、ビッグピクチャーだけでも、方向性の転換だけでも、満足のいく戦略はできない。これらすべてに少しずつ取り組む必要が

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  • 「リーン・スタートアップ」で気をつけなければいけないこと | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー

    Minimal Viable Product(MVP)とは、必要最低限の機能のみを持つ製品のことだ。事業仮説を検証するために市場に最初に投入するバージョンとして用いられる。アンソニーはMVPの不適切な投入が事業の失敗を招く危険性を指摘し、それを回避する方法を説く。 米国の西海岸から生まれた潮流によって、新規事業の創造がアートからサイエンスへと変わろうとしている。この潮流の思想的指導者は、スティーブ・ブランクである。彼はいくつかの会社を起業した後、現在はスタンフォード大学とカリフォルニア大学バークレー校で教鞭を執っている。ブランクの門弟のひとりであるエリック・リースは、「スタートアップの教訓」という超人気ブログ(英文のサイトはこちら)を、『リーン・スタートアップ』(邦訳2009年、日経BP社)という1冊のにまとめた。これは2011年の最も優れたビジネス書のひとつである。 私はこのの大ファ

    「リーン・スタートアップ」で気をつけなければいけないこと | 戦略|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー