航空宇宙研究院の趙光来(チョ・グァンレ)元院長が大田(テジョン)国立中央科学館に展示中の韓国型発射体ヌリ号75トンロケットエンジンを背景にポーズを取っている。手にしているのはヌリ号の模型。趙氏は33年間発射体一筋で業界に携わってきた韓国最高のロケットマンだ。フリーランサー キム・ソンテ 純粋な独自技術で作った初めての韓国型発射体(KSLV-2)ヌリ号打ち上げから1週間が過ぎた。21日、打ち上げ初日の興奮は落ち着いたものの、韓国航空宇宙研究院(航宇研)は羅老(ナロ)宇宙センターと済州(チェジュ)・パラオ追跡所で受信したヌリ号データの分析に余念がない。発射体第1・2段のレビューも重要だが、終盤失敗に終わってしまった第3段の早期燃焼終了原因を突き止めなければならない。 航宇研の趙光来(チョ・グァンレ)元院長(62)は韓国型発射体開発事業本部内の最年長だ。2009~2013年、3回にわたって打ち上