富士経済が昨日に発表した「Welfare関連市場の現状と将来展望 2016」の抜粋によると、2021年における介護福祉関連機器/用具・用品/サービスの国内市場規模は、2014年と比べて38.0%増の1兆879億円に達する模様だ。 介護福祉関連機器、用具・用品、サービス市場の2015年の市場規模は8,268億円となる見込みで、2015年の介護保険法改正における市場への影響は現時点では軽微にとどまっているものの、福祉用具の購入や貸与で高額な品目への影響が懸念されるという。 カテゴリー別に見ると、機器・器具・システム市場で最も構成比が高い品目は介護用電動ベッドであり、4割を超えているとのこと。徘徊・転倒防止機器や服薬支援ロボットは認知症対策で需要が増加しているという。介護福祉ロボットは市場成長期に移行していると同社は見る。 消耗品・用具・用品市場では、大人用紙おむつの構成比が6割を超えており、ま
「障害と共に生きる~社会で活躍するチャレンジド」の第2回は、株式会社ミライロ代表取締役社長の垣内俊哉さんをお迎えしました。垣内さんは立命館大学に在学中に㈱ミライロを設立し、バリア(障がい)をバリュー(価値)に変える「バリアバリュー」という理念を掲げて、新しい視点から日本と世界をデザインしていこうと活躍されています。 新しい社会をデザインする会社とは 初瀬:まずは御社の業務内容についてお伺いしたいと思います。 垣内:ミライロは私が大学3年時に法人格を有してから6年が経っています。東京、大阪、福岡に拠点を構えて、従業員は30名。ハードとソフトのコンサルティングを行っている会社で、ハードは建物や設備でソフト面では従業員の教育、研修を行っています。 クライアントは商業施設、レジャー施設、ホテル、結婚式場、飲食店にいたるまで様々な業種業態に及び、段差にはスロープを、階段しかなければエレベーターを提案
ユニバーサルツーリズムの推進に取り組む全国の中小旅行会社や宿泊施設、運輸事業者らで組織するバリアフリー旅行ネットワーク(東京都渋谷区)は10日、バリアフリー旅行研修会を都内で開催した。 はじめに、同ネットのメンバーで、15年以上前からバリアフリーを含むユニバーサルデザイン(UD)に取り組んでいる富士レークホテル(山梨県富士河口湖町)の井出泰済社長が「バリアフリー旅行事業の“高収益化実現”について」と題して講演した。 同ホテルは1983年から障害者雇用、1999年に初のUDルーム開設を実現するなど、先進的な対応を行ってきた。しかし、当初は収益が伴わず、厳しい時期が続いたという。 2011年に内閣府からUD推進功労者表彰を受けたことを契機に全国的に同ホテルの取り組みが知られるようになり、収益が向上。年間稼働率もUD化した23室の方が通常の部屋よりも高くなった。 当初は障害者向けのバリア
手話で学ぶトラベル教養講座“しゅわ旅カレッジ”H.I.S.ユニバーサルツーリズムデスク~旅への一歩を踏みだす講座、旅先を一層楽しむ講座など手話でご案内~ 株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:平林朗 以下H.I.S.)ユニバーサルツーリズムデスクは、手話で学ぶトラベル教養講座『しゅわ旅カレッジ』と題して、聴覚障がいがある方・中途失聴・難聴者の方、手話に興味のある方・聴覚障がいがあるご家族やご友人がいらっしゃる健聴者にむけてトラベル教養講座を開催しております。 しゅわ旅カレッジ:http://www.his-barrierfree.com/blocks/index/00214 H.I.S.では単に旅行手配という業務に留まらずすべての方に楽しんでいただく環境の実現を目指しています。その一環として開催しているのが『しゅわ旅カレッジ』です。最近では「海外旅行中の携帯電話の
2015年12月3日 東京国際空港ターミナル株式会社 日本空港ビルデング株式会社 日本電信電話株式会社 パナソニック株式会社 空港の情報ユニバーサルデザイン高度化の共同実験を開始 - 日本の玄関を起点とした世界最高のおもてなしに向けたショーケース - 東京国際空港ターミナル株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:土井 勝二、以下:TIAT)、日本空港ビルデング株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:鷹城 勲、以下:JAT)、日本電信電話株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鵜浦 博夫、以下:NTT)、パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役社長:津賀 一宏、以下:パナソニック)は、2020年に向けて訪日外国人の増加や少子高齢化のさらなる進展が想定される中、訪日外国人や車椅子・ベビーカーで移動される方や高齢者などの空港を起点とした移動を、最先端情報技術の活用
全国初の介護タクシー組織「一般社団法人 日本福祉医療輸送機構」(JWMTO=ジェウント)を設立致しました。ジェウントは幹事団体14社、約2200事業者でスタート致します。設立総会を11月23日(月・祝)13時より『銀座ブロッサム』6階ホールで実施致します。 2020年の東京オリンピック・パラリンピック、高齢者の増加を見据え、利用者の「利便性」「安全性」の向上を目指す全国最大の介護タクシー組織「一般社団法人日本福祉医療輸送機構」(JWMTO=ジェウント)を発足いたしました。 ジェウントは15の幹事団体、約2,200事業者でスタート致します。 設立総会を11月23日(月・祝)13時より『銀座ブロッサム』6階ホールで実施致します。 また、介護タクシー団体以外にも協力企業、スポンサーとして、タクシー業界においてIP無線の実績が多い西菱電機株式会社(兵庫県伊丹市)、ソフトバンク株式会社(東京都港区)
従来の福祉機器とは一線を画した「超福祉機器」の展示を行う「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展(以下、超福祉展)」(主催:NPO法人ピープルデザイン研究所)が、東京渋谷区の渋谷ヒカリエ8階「8/(ハチ)」で2015年11月10日から始まった。 超福祉展は、思わず手に取って使ってみたくなる「カッコいい」「カワイイ」デザインの福祉機器や、大きなイノベーションを期待させてくれる「ヤバイ」テクノロジーを備えた福祉機器を展示し、これらを通して、障害者をはじめとしたマイノリティの人々や、福祉というイメージそのものに対する「意識のバリア」を取り除くことを目的に開催されている。昨年11月に同会場で第1回が行われ、渋谷ヒカリエ「8/」の最高来客数も記録した、いま、注目を浴びているイベントだ。
国土交通省は、2014年度年末(2015年3月)時点の公共交通機関についてバリアフリー化状況をまとめた。 それによると、1日あたりの平均的な利用者数3000人以上の全旅客施設について、段差解消率は2013年度末から1.5ポイントアップの84.8%、視覚障がい者誘導用ブロックが0.1ポイントアップして93.2%、障がい者用トイレが1.8ポイントアップの81.9%だった。 移動の円滑化基準に適合している車両数は、鉄軌道車両が3万2389両で、車両全体に占める割合が2.5ポイントアップの62.0%だった。ノンステップバスは2万1074台で、比率が3.1ポイントアップの47.0%、リフト付バスなどが856台で比率が1.8ポイントアップの5.7%だった。 旅客船は217隻で、比率が3.6ポイントアップの32.2%、航空機が543機で、比率が1.8ポイントアップの94.6%となった。 福祉タクシーの車
実利用者研究機構(ジツケン)は10月26日、ユニバーサルデザインをうたう商品・施設・サービスに対し「実際の利用者による検証」と「ユニバーサルデザインの根拠の明確化」を求める実利用者ユニバーサルデザイン認証制度をスタートした。 同認証制度は、ジツケンの「関わる人全員のためになる、現実的で効果的な方法」というのコンセプトの普及・促進のもとに行われている。第1号認証は、かんぽ生命保険の「ご契約ハンドブック」が取得した。 ハンドブックは、契約者約2000万人に対して、契約内容の確認や請求漏れ防止のために毎年「ご契約内容のお知らせ」とともに送付している。 「実利用者ユニバーサルデザイン認証制度(通称:実利用者 UD マーク制度)」の認証基準は2点あり、1点は、 制作時に盲点になりがちな『利用者の実際の行動と思考』について、提供者(依頼主、制作会社)が一連のすべての作業を同一空間で一緒に観察体験し、盲
「2020年渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」開催 本展示会に協力、視覚障がい者支援のお知らせAR技術を使った音声読み上げアプリ「聞こAR」、テキスト情報を音声で読みあげ サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、NPO法人ピープルデザイン研究所(代表理事:須藤 シンジ氏、以下「ピープルデザイン」)主催の「2020年渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」に協力し、聴覚AR システム「聞こAR(キコエール)」を出展することをお知らせします。 サイバネットは、プランナーであるProton2 Design Associates代表の堀内陽子さんの声掛けにより、一般の印刷物の上に透明な点字や触図を重ねて印刷する技術を持つ欧文印刷株式会社(以下「欧文印刷」)とともに2014年に「聞こAR」を開発し、視覚障がい者支援を行ってまいりました。 =======
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