ワイナリーに隣接する障害者施設「こころみ学園」の園生と様々な職種のスタッフが、ブドウを栽培したりワインを造ったり、一緒に働いている。「能力を生かし、それが仕事になる」というのは、障害の有無にかかわらず大事なことだ。
水戸公共職業安定所(ハローワーク水戸)は今月、管内の精神科医療機関と連携し、精神障害者の就職支援を始めた。精神障害者の雇用が来年度から義務化されるのに伴う事業で、準備段階から就業後の職場定着まで一貫した支援を行う。 協定を結んだ医療機関は、石崎病院(茨城町)、栗田病院(那珂市)、水戸メンタルクリニック(水戸市)。ハローワークとチームをつくり、ハローワーク内に新規で配置する専属のコーディネーターが調整する。治療のために通院している主治医はそのまま関与を続ける。 支援内容は、就職に関する知識・技術についてのガイダンス▽職業訓練・職場実習といった就労体験の提供▽定期的なケース会議の開催▽就職後のフォローアップ――など。今年度の対象者は40人で、期間は1人原則6カ月以内。 精神障害者の雇用支援は求人、…
障害者の雇用支援を手がける人材サービス会社「パーソルサンクス」(東京都)が富岡市妙義町の旧市立妙義幼稚園に設立した養蚕事業所の「とみおか繭工房」が1日開所した。市内外の20~50歳代の男女7人が職員として採用され、初日は桑園の手入れや蚕に桑の葉をやる「桑くれ」作業に汗を流した。 7人はハローワークや障害者支援機関など…
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厚生労働省は今秋から、精神障害者らが働きやすい職場づくりの旗振り役となる「精神・発達障害者しごとサポーター」の養成を始める。民間企業で働く従業員に障害の特性などを把握してもらい、障害を持つ同僚への声かけなどをしてもらう。今年度中に2万人の養成が目標で、職場環境を改善していく機運を高めていく。サポーター養成のため、厚労省は民間企業の従業員を対象に障害の特性やコミュニケーションの取り方などを学ぶ講
武蔵野銀行は、障害者の雇用促進を目的とした新会社を設立した。知的障害者3人を新規採用し、事業を6月1日に始める。障害者の活躍の場を広げて地域社会への貢献につなげる。埼玉県内の金融機関としては初の試みで、2018年春には自行の障害者雇用率を引き上げられる「特例子会社」の認定もめざす。完全子会社を5月1日に設置し、名称は行内の公募で「むさしのハーモニー」と決めた。さいたま市内のぶぎんリースビル内に
ベルトコンベアを流れる金属を14種類に分別する 障害者雇用とリサイクルを結びつけて開所した就労継続支援A型事業所がある。鹿児島市の社会福祉法人環和会が運営する「資源再生工場エコランド」(宇都久夫施設長)だ。リサイクルのプロが考えた障害者雇用の仕組みは、利用者の自立に大きく貢献。リサイクルの可能性を広げる活動としても注目されている。 環和会は、大手リサイクル事業者(株)荒川(荒川直文・代表取締役)の創業者で、2015年11月に亡くなった荒川文男会長が「社会に貢献したい。障害者を支援したい」という強い思いで、13年8月に設立した社会福祉法人。本業のリサイクルを障害者雇用に生かし、14年4月にエコランド(定員30人)を開所した。 民間企業が障害者を雇用する場合、特例子会社を設立する方法もあるが、故荒川会長は、景気などに左右されず継続的な支援をするには、社会福祉法人が良いと判断。(株)荒川が扱うさ
NPO法人、岡山マインドこころ(岡山県倉敷市)は24日、純岡山県産地ビール開発のカギとなる精麦プラントを備えた施設の開所式を開いた。精麦から取り組む地ビールは全国にもほとんどなく、開所式で倉敷市の伊東香織市長は、「県産大麦を使う純岡山県産地ビールに期待している」とあいさつした。精神障害者の支援に取り組む岡山マインドこころは、2011年度から就労の場として「地ビール製造販売事業」を開始。日本財団
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