旅行大手KNT-CTホールディングスは傘下の近畿日本ツーリストなどを通じ、障害者向けツアーを充実させる。障害者に配慮したツアーを企画できる人材を2年後に近ツー社員の1割にあたる200人に増やし、車いすごと乗れる観光用バスも増やす。同時に狙うのは、旅行の意欲が落ち込む70代シニアの新規開拓だ。2020年の東京五輪パラリンピックの旅行特需に備える。近ツーと同じグループで、個人旅行を手掛けるクラブツ
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改札口から跨線橋を渡ってホームへ、あるいは地上から高架上や地下の駅へ……と、鉄道を利用する際に避けられないことが多いのが「段差」だ。日ごろ「面倒だなあ」と思いながら昇り降りしている階段も、高齢者や障がい者にとっては単なる「面倒」ではなく、鉄道を利用する上で大きなハードルとなる。 公共施設のバリアフリー化が叫ばれる現在、駅の段差解消はどの程度進んでいるのだろうか。国は2020年度までに、1日当たりの平均利用者数が3000人以上の駅について、原則として全てバリアフリー化(段差の解消)することを目標としている。2020年開催の東京五輪や、高齢化社会の進展によって重要度を増してきている駅のバリアフリー化だが、段差の解消は少しずつとはいえ前進してきている。 大手私鉄は6社が目標達成へ たとえば西武鉄道は先日、新宿線の中井駅(東京都新宿区)で6月5日から改札口を地下に移設するとともに、エレベーターとエ
全日空(NH)は6月1日、聴覚障がい者や外国人旅行者などとのコミニケーションの支援ツールとして、タブレット端末を活用した「ANA コミュニケーション支援ボード」を導入する。NHはこれまで、耳や言葉が不自由な顧客と円滑にコミュニケーションを取るために、紙のコミュニケーション支援ボードなどを活用してきた。しかし、紙のボードでは活用できる場が限られていることなどから、タブレット端末の利用を決定。さらなるサービスの質の向上をはかる。 支援ボードは、NHの全客室乗務員とグランドスタッフが使用。すべての表示に音声発話機能を付加したほか、ピクトグラムも活用する。言語は日本語のほか、英語、中国語簡体字・繁体字、韓国語、ドイツ語、タイ語などの17言語に対応。まずは日本語、英語、中国語簡体字、韓国語で提供を開始し、9月に残りの13言語を追加する予定という。
国土交通省はこのほど、観光施設や宿泊施設の高齢者・外国人対応の充実度を自己評価できる「観光地バリアフリー評価ツール」を発表した。 評価ツールは表計算ソフトで利用できるチェックシートになっており、マルバツ形式で回答をすると点数やグラフで評価結果が表示されるもの。 施設分類として、観光施設、飲食施設、宿泊施設、交通アクセス、観光案内所、観光エリア内での案内情報、地区間の連携の7種類を設定。それぞれの分類について、設備面や掲示、人的対応などの視点から10~25個ほどの評価項目が用意されている。施設単独で利用できるだけでなく、複数の施設をもつ自治体などがそれぞれの評価を踏まえた「総合評価結果」を得ることができるのも特徴だ。 以下は、総合評価結果の例。 国交省「観光地バリアフリー評価ツール」より今回のツール提供は、国土交通省における「インバウンド4000万人時代」に向けた取り組みの一環だ。ツールの開
2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、航空会社やホテルが、障害のある人へのサービスを拡充している。4月1日に施行された障害者差別解消法なども背景に、「だれにとっても便利で快適なサービスを」という動きだ。 樹脂製車いすで検査時間短縮 全日空は4月21日、羽田空港国内線の利用客に貸し出す車いすを金属探知機に反応しない樹脂製に換えた。 車いすの利用者は、チェックインの際に自分の車いすを荷物として預け、同社が用意した車いすに乗り換え、保安検査場を通るのが一般的だ。だが、この車いすは金属製。利用客が金属を身につけていなくても探知機に反応し、ボディーチェックを受けなければならなかった。 こうした不便をなくそうと、同社は13年、車いすメーカーの松永製作所(岐阜県養老町)と新製品の開発を始めた。試行錯誤の末、実現したのが樹脂製の車いすだ。座面のクッションやベルトを除き、車輪や軸受けなどが強化樹脂で
【次世代モビリティー】まるでガンダム…老若男女が使える「シルバーカー」は4通りに変形 高齢化時代の「移動」の姿とは? 迫り来る高齢化社会は、歩行さえ困難な大勢の高齢者がどう快適に移動するかが問われる社会でもある。千葉・幕張メッセでこのほど「次世代モビリティー(移動手段)展」があり、ベンチャー企業などが自信作を披露した。自ら変形して持ち運びも可能なシルバーカーなどユニークな展示からは、近い将来の「移動」の姿が垣間見えた。現場リポートを届ける。(柳原一哉) 高齢者らが普段の生活で最も困ることの一つが、歩行困難のため外出がしづらくなることだ。各社が高齢者の移動のためのさまざまな製品開発にしのぎを削る中、まるでアニメのロボットのように形を変え老若男女のニーズに応える電動シルバーカーが登場した。 4通りに変身…持ち運び可能 センサーメーカー「アキュレイトシステムズ」(東京)や自動車部品製造「豊田鉄工
全日空(NH)は2016年4月21日、羽田空港国内線第2ターミナルの出発カウンターリニューアルにあわせ、複数のユニバーサルサービス拡充を発表した。 サポートが必要な旅行者向けの「スペシャルアシスタントカウンター」を中央に配置することでの利用しやすくしたほか、遠隔手話通訳サービスや金属を使用しない樹脂製の機内用車いすを日本ではじめて導入。外国人にも伝わりやすいイラストと文字付き案内版も設置した。 また、一般利用者向けにも、新自動チェックイン機と自動手荷物預け機、係員による手続きの3機能を色分けすることで利用者が混乱なく目的のカウンターを利用できるように工夫を施した。 なお、遠隔手話通訳サービスは福祉事業を手掛けるプラスヴォイス社との連携で実現したもの。樹脂製の機内用車いすは、車いす製造の松永製作所との共同開発。いずれも羽田空港を起点に国内空港へ順次展開していく予定となっている。 ANA:報道
株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)は、昨年11月に出版以来ご好評をいただいておりますテーマガイド『バリアフリー温泉で家族旅行』の当社オリジナル仕様のスマートフォンアプリ版を本日4月15日より発売しますとともに、書籍版の増刷および電子書籍版の発売をお知らせいたします。 ■『バリアフリー温泉で家族旅行』とは? 多くのご高齢の方々、体の不自由な方々は温泉旅行に行きたいと思いつつ、介護者のご負担や宿への不安から旅行を躊躇しがちです。介護する立場の方々も疲労や心労が蓄積し、温泉でのリフレッシュが必要な方が多数おられるにもかかわらず、家族全員で旅行に行ける環境などない、と諦めてしまう現実があります。 著者は長年の温泉取材から、全国には体の不自由な方を受け入れたいという志がある宿の主人・女将が多数おられることを肌で感じ、実用使いに重点をおいたバリアフリー
イオンは11日、地域や行政、企業などと一体となって地域発展に向けた新しい枠組み「地域エコシステム」の構築に取り組むと発表した。具体的には、ネットスーパーの進化や買い物・子育て支援、循環バス、域内での短時間配送などのサービスを展開する計画だ。5月から千葉市幕張・稲毛地区からスタートし、その後、全国に広げる。
障害のある人や高齢者などの移動を助けようと、成田空港のターミナルに「電動カート」が3月1日から試験的に導入されることになり、29日、報道関係者向けに公開されました。 この一環として成田空港会社は、障害のある人や高齢者などのターミナル内での移動を助けようと、3月1日から「電動カート」を試験的に導入することになり、29日、報道関係者向けに公開しました。 電動カートはスタッフが運転し、4人まで乗れるようになっていて、安全のため時速8キロまでしか出ないように設定されているということです。試験運用では、成田空港の第1・第2ターミナルに1台ずつ置かれ、到着後の入国審査前の一部のエリアで利用できます。 成田空港会社は8月末までの半年間、正午から午後8時までの時間帯に試験運用を行い、利用状況や安全性などを検証したうえで本格導入に向けた検討を進める方針です。 成田空港会社旅客ターミナル部の青山孝雄マネージャ
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