金融業界で目や耳が不自由な顧客を手助けするサービスが広がっている。ネット銀行は音声による読み上げサービスを始め、保険会社は自動車事故の発生時や契約手続きにテレビ電話を通じた手話通訳を提供する。個人向け金融はネット取引が普及し、店舗の対面サービスは効率化が進む。高齢化社会への対応もにらみ、ネット関連サービスの充実を急ぐ。都内で自営業を営む伊敷政英さん(40)は視力に問題があり、ATMを使えない。
国土交通省の「都市鉄道における利用者ニーズの高度化等に対応した施設整備促進に関する検討会」が、中間とりまとめを実施。鉄道バリアフリー化の費用負担を利用者に求める方向性が妥当とする内容が盛り込まれました。 高度なバリアフリー化が対象 国土交通省は2018年2月23日(金)、鉄道のバリアフリー化に要する費用について、利用者に負担を求める制度を導入していく方向性が妥当であるとする、検討会の中間とりまとめを発表しました。 駅に設置されたエレベーター。写真はイメージ(画像:photolibrary)。 2017年7月に設置された「都市鉄道における利用者ニーズの高度化等に対応した施設整備促進に関する検討会」(座長:山内弘隆 一橋大学大学院教授)が、これまでの議論や、事業者・消費者団体への聞き取りなどを踏まえ、中間的なとりまとめを実施しました。 従来、鉄道のバリアフリー化は、国、地方公共団体、鉄道事業者
火災から店舗を建て直した「かんだやぶそば」4代目の堀田康彦さん(左)と長男の康太郎さん=東京都千代田区で2018年2月13日、長谷川直亮撮影 1880(明治13)年に創業した東京・神田の老舗そば店「かんだやぶそば」が見舞われた火災から19日で5年。新築した店舗は大正時代に建てられた従来の建物の特徴を受け継ぎつつ、全面的にバリアフリー化した。伝統の味を維持して客足は戻り、今秋にも予定している代替わりで「再建は完成する」という。 かんだやぶそばは「大坂屋砂場」を営んでいた初代当主、堀田七兵衛が藪(やぶ)そばの店舗を買い取って創業した。当時の建物は1923(大正12)年の関東大震災で倒壊。直後に建てた数寄屋造りの店舗兼住宅は2001年に都選定歴史的建造物にもなっていた。 火災は13年2月19日夜に起きた。客や従業員は無事だったが、天井部分にある排気用ダクトから炎が上がり、営業を続けられない状態に
中小企業基盤整備機構は5日、東京都港区の虎ノ門ヒルズで「ジャパンベンチャーアウォード(JVA)2018」の表彰式を開いた。経済産業大臣賞にはミライロを選んだ。垣内俊哉社長は「日本のバリアフリーは世界でも高い水準にある。ここで培ってきたことを世界にしっかりと発信していき、事業を広げていくことでバリアをバリューとする世界を実現していきたい」と決意を述べた。同社は施設、製品などのユニバーサルデザインのコンサルティングや研修、調査などを行う。 同賞は新事業や市場開拓に挑む起業家を表彰するもの。今回で17回目となる。また昨年より、起業家育成に貢献したベンチャーキャピタリストを表彰する「ベンチャーキャピタリスト奨励賞」を設立した。両賞を合わせて過去最高の185名の応募があった。 経産大臣賞以外の受賞者は次の通り。 【中小企業庁長官賞】 MUJIN 滝野 一征氏 コネクテックジャパン 平田 勝則氏 【中
ニューヨーク市タクシー・アンド・リムジン協会(TLC)は1月24日から、これまでマンハッタン区に限定していた、車いす利用者に対応できるバリアフリータクシーの配車予約サービス「アクセッシブル・ディスパッチ・プログラム」を残り4区に拡大した。 同サービスを利用したい場合は、電話646-599-9999、携帯アプリ(iTunes、Google Play)、ウェブサイト(www.accessibledispatch.com)経由でタクシーを予約。配車センターは乗車可能な至近地点、車両番号を通知、乗り降りは運転手が補佐する。 同プログラムは2013年、バリアフリータクシー233台でスタート。現在は約2400台(うち200以上が電気自動車)が稼働している。
大日本印刷(DNP)は、情報やデータをイラストや図表で視覚的にわかりやすく表現するインフォグラフィックス(infographics:IG)と、多様な人々にとっての使いやすさを重視したユニバーサルデザイン(UD)を組み合わせたデザイン手法「DNPデジタルマーケティング時代のデザインメソッドIGUD」(IGUD)を構築したと発表した。同社では、このデザインメソッド「IGUD」を活用して、わかりやすさを追求したグラフィック表現を提供するデザインコンサルティングサービスを同日より提供する。 「IGUD」は、DNPの100%子会社のDNPコミュニケーションデザインが情報コミュニケーション関連の事業で2001年より培ってきたUDのノウハウと、IGの日本での第一人者であるTUBE GRAPHICSの木村博之氏の知見・ノウハウを融合したもの。DNPは今回、「UD」の手法に、生活者に伝えたい情報の「本質」を
高齢化が進む日本において、福祉車両の需要増加は今後も一段と高まると見られている。新型車のデビューに合わせた福祉車両の設定は、国内メーカーは当たり前となってきている。福祉車両は、より使い勝手がよく優れた仕上がりのものが続々と登場してきている。 株式会社ケイワークス(愛知県豊橋市・黒田 功代表)の福祉車両キャンピングカー『Live』が新型となって登場する。キャンピングカー『Live』は、アウトドア、外遊びなどのレクレーションを目的に出かけた先でも、介護スペース(ベッド・吸痰・冷蔵庫・食事のミキサーなどの電源バッテリー・手洗いなどに使うシンク)が常に確保できるため、いつでも気兼ねなく家族とともにアウトドアが楽しめる「福祉車両キャンピングカー」と位置づけている。もちろん車中泊を伴うクルマ旅も可能となっており、健常者が使用する場合でも不自由さを感じないクルマに仕上がっている。 ◆バージョンアップした
慣れない環境のもとではパニックなどを起こす不安があるとして空の旅を諦めていた発達障害のある子どもとその保護者に、旅客機の搭乗手続きなどを体験してもらう取り組みが国内では初めて成田空港で行われました。 今回の取り組みは、成田空港会社と全日空が発達障害のある人などで作る団体の呼びかけに応じて国内の空港では初めて行い、合わせて54人の子どもとその保護者が参加しました。 発達障害の子どもを安心させるためには、丁寧に説明しリラックスしてもらうことが大切だということで、搭乗前の保安検査では、航空会社のスタッフが「危険なものが紛れ込んでいないか見つける大切な作業です。驚かないで検査を受けてください」と伝えていました。 また、旅客機に乗ってもらう体験では客室乗務員がシートベルトのつけ方やトイレの使い方について説明したあと、実際に空港内で機体を走らせました。客室乗務員は優しく声をかけながら、子どもたちが揺れ
ADHD(注意欠陥多動性障害/注意欠如多動症)の池田ななみ(@rasukarurun)です。先日、Twitterのタイムラインでこのような企画を知りました。 発達障害のある子のための空港&搭乗体験ツアー in 成田空港 | 一般社団法人 日本発達障害ネットワーク JDDnet 日時 2018年1月14日(日)10:00~14:30予定 ※14:30以降は自由参加で成田空港ターミナルツアー 場所 成田国際空港 定員 発達障害のあるお子様15名とそのご家族(※ご家族は同伴3名まで) 対象者 発達障害のあるお子様(小学生~中学生) 参加費 無料(旅費、宿泊費は出ませんのでご了承ください。) 参加応募方法 ①応募用紙、②撮影・掲載同意書に記載の上、JDDnetまでメールまたはFAXにて送付ください。 メール:office@jddnet.jp FAX: 03-6721-7818 ※用紙は下部バナーよ
シャンプーとリンスを区別するための側面にあるきざみは、花王が作ったものだとするまとめサイトの議論に注目が集まっている。 花王はアイデアを製品化しただけでなく、他社製品にも広めるべく権利を開放、この取り組みを好意的に評価する声が上がっている。 消費者の声から「きざみ入り容器」の開発に着手 「シャンプーのボトルのギザギザが普及した理由は、最初に考案した花王さんの素晴らしい対応にあった」という2017年9月1日のツイッターに始まり、Togetterまとめでは、この話題で4日現在、閲覧数は24000を超えている。 花王の公式ホームページによると、「洗髪時に目をつむっていても区別がつくようにしてほしい」「目が不自由なので容器に工夫をしてほしい」といった消費者からの要望があったようで、1989年から容器の研究をスタートさせたという。 洗髪時や障害で見えない状態でも、シャンプーだと「触ってわかる」ように
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