熊本地方を中心とした地震災害を受けて、各種福祉事業を支援する日本財団が運営するコミュニティーサイト「CANPAN」には、避難生活を送る災害弱者向けの特設サイトが2016年4月19日までに開設された。 災害弱者とは、災害時に自力で身を守るのが困難で他者による支援が必要な人で、自閉症者や身体障害者、アレルギーや糖尿病の患者、子どもや妊産婦が含まれる。特設サイトでは、それぞれに対する災害時の支援方法を各自治体や専門機関が紹介したサイトを列挙している。 たとえば自閉症の人をサポートする場合に、日本自閉症協会が公開している防災ハンドブックを閲覧できるサイトを、発達障害者が支援対象のケースでは国立障害者リハビリテーションセンターが災害時の対応方法を掲載したサイトを、URLとともに紹介している。 4月20日現在で、56のサイトを掲載中。CANPANは新たな情報が入り次第、随時更新を続けている。
世界各地の子どもたちを支援している国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は、熊本地震で心理的に不安定になっている子どもに対して、周囲の大人が適切なコミュニケーションをとって支援につなげるための「心理的応急処置」を紹介する特設サイト(http://www.savechildren.or.jp/lp/kumamotopfa/)を開設した。 サイト内では、ストレスを抱えている子どもたちが取り乱したり、パニックになったりする反応がある一方で、あまり動かなくなったり、静かになったりすることもあることを紹介。その上で、負傷の有無など子どもの様子をしっかり「見る」、無理につらい体験を思い出させずに必要なものや心配なことを「聞く」、その上で必要なものや情報に子どもたちを「つなぐ」という3点が応急処置の原則と説明している。「あくまでできる範囲で…
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 慶應義塾大学SFC研究所データビジネス創造・ラボと日本マイクロソフトは3月26日、「第4回 データビジネス創造コンテスト」の最終プレゼンテーション発表会を開催した。 同コンテストは、さまざまなオープンデータと各協力企業が提供するデータソースを活用し、全国の高校から大学院までの学生たちが、ビジネス創造力とデータ分析力を競い合うというもの。慶應義塾大学SFC研究所データビジネス創造・ラボが主催して年1回実施されており、第4回目となる今回は日本マイクロソフトが共催した。 最終プレゼンテーションには、60校95チームから選ばれた9チームが参加。高校生4チーム、大学生・大学院生5チームが、「データと創造力で子育てに笑顔を!」をテーマに、データ分析
安倍晋三首相は11日の参院本会議で、待機児童解消に向けた保育士不足への対策として、保育士の待遇改善の具体策を今春に示す方針を明らかにした。「保育園落ちた日本死ね!!!」と題した匿名ブログに端を発した一連の問題を受け、首相が給与面での保育士の待遇改善に踏み込んだのは初めて。 共産党の吉良佳子氏の質問への答弁で、安倍首相は「給与を含めた待遇の問題があると認識している。今春に取りまとめる1億総活躍プランで、具体的で実効性ある待遇改善策を示し、人材を確保していく」と述べた。 安倍首相は、9日に塩崎恭久厚労相に届けられた、保育制度の充実を求める署名を読んだことを明かし、「子供が生まれたのに保育所に預けられない、仕事を続けられないという大変なご苦労、切実な思いが伝わってきた。仕事と子育てが両立できるよう、働くお母さんの気持ちを受け止め、待機児童ゼロを必ず実現させる決意だ」と語った。 待機児童問題をめぐ
絶えず流れる子ども虐待のニュース。ニュースを見るたびに胸を痛めている人は多いのではないでしょうか。今回、子ども・子育て支援の政策に熱意を持って取り組んでいる山本香苗・前厚生労働副大臣を、新生児特別養子縁組(赤ちゃん縁組)事業をスタートさせて赤ちゃんの虐待死ゼロを目指すNPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんがインタビューしました。前回の記事「虐待を防げないのはなぜ」に続いて、後編をお届けします。 児相につながるまで最長2分 駒崎弘樹さん(以下、敬称略) 前回のお話で、国は動きつつあるということは分かりました。でも、国だけに頼っていてはいけませんよね。児童虐待防止のために、僕達が個人レベルでできることといえば、まずは虐待を発見したときの通報ですね。正式には「通告」というのですが、ここでは通報と表現します。 まず、虐待が匿名で通報できるということは、まだあまり知られていませんよね。通報のア
リクルートホールディングスの事業育成機関「Media Technology Lab.」は、3月8日に「子育てにっこりパートナーナビCoPaNa(コパナ)」を一部地域でリリースした。 本サービスは、一時保育の受け入れが可能な保育施設をWeb上でリアルタイムに検索・予約できるというもの。PC・スマートフォンから室内の様子や園長・職員のプロフィールなど保育施設の詳細情報を閲覧できるほか、子どもを預ける際に保育施設に提出する園児票も事前にWeb上で記入・提出可能。リリース時は東京・文京区と港区の2施設で利用可能で、随時拡大していく予定だ。 関連記事 リクルート、女性の妊娠/出産から職場復帰まで応援するアプリ「カムバ!」リリース リクルートホールディングスは女性の子育てと仕事の両立をサポートするアプリ「カムバ!」をリリース。妊娠中のアドバイスや出産前・職場復帰前の時期に応じた「やることリスト」などを
生駒市は、「子育てシェア」事業を全国で展開する株式会社「AsMama(アズママ)」(本社・横浜市)と、地域の育児環境を充実させるための連携協定を結んだ。同社と連携協定を結んだ自治体は全国で初めてで、市は地域ぐるみの子育て支援を通じ、女性の就業促進などにつなげる考えだ。 平成21年創業の「アズママ」は、子育てを助け合う「子育てシェア」サービスの利用希望者がインターネットで会員登録する会員制のサイトを運営。現在の登録者数は3万5千人に上る。 サイトでは、会員の氏名(原則本名)と住所(都道府県・市区町村)を公開、知人同士なら連絡を取り合える。会員が連絡を取り合う際は互いの携帯電話の下4桁の入力が必要なため、見知らぬ会員がつながることはない。 たとえば「仕事で帰宅が遅れるので、保育園の迎えを頼みたい」場合は、サイトを通じて複数の友人に一斉送信。都合のつく友人が返信すれば「子育てシェア」が成立する-
学校インターネット教育推進協会(JAPIAS)は20日、第18回全国中学高校Webコンテストの受賞結果を発表した。最優秀賞/文部科学大臣賞に選ばれたのは、芝浦工業大学柏高校の鈴木悠美さん、高橋七海さん、新千春さん、岡田璃香さんの4名が制作した作品「SITK子供貧困サミット」だった。 全国中学高校Webコンテストでは、中高生が興味のあるテーマをもとにチームで作ったWeb応募作品の中から優れたものを表彰している。 第18回コンテストには、 全国から363チーム、1526人が応募し、3段階による審査の結果、16チームがファイナリストとして選ばれた。 最優秀賞の「SITK子供貧困サミット」は、子どもの貧困問題が日本の将来にどのような影響を及ぼすのかについて、ポップなデザインや親しみのあるキャラクターを使ってわかりやすく伝えた作品。 そのほかに、総務大臣賞/日本オラクル奨励賞には、慶應義塾湘南藤沢中
山形県新庄市は、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用した子育て相談や育児に関する情報提供を9日に開始する。 相談に応じるのは、市が運営する地域子育て支援センター(新庄市本町)の保育士資格を持つスタッフ。新たに導入したタブレット端末を使ってやり取りを行う。相談や情報提供を受けるにはLINEのIDが必要で、市内の育児施設などに配布されたカードに記されている。 市が実施した住民アンケートでは、「育児相談の体制の充実」を求める声が多かったことから、市はLINEによる相談を検討してきた。 市子育て推進課は、「子育て世代に親しまれているLINEを利用して、気軽に相談できるようにしたい。相談内容に応じて、子育て支援センターなど各機関の窓口に足を運んでもらうきっかけになれば」としている。
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