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ブックマーク / srad.jp/~yasuoka (39)

  • 韓国の常用漢字表のテキスト版 | yasuokaの日記 | スラド

    思うところあって、韓国の常用漢字表(1951年5月23日制定)をテキスト化した上で、1000字それぞれに音を当ててみた。この日記の少なからぬ読者にも役立つのではないかと思い、ここに公開する。なお、臨時許容漢字表(1957年11月18日決定)の300字も、同時にテキスト化しておいた。 가 家歌價可加假 暇街 각 各覺刻閣角 - 간 間看幹簡 刊懇 감 感監減 敢 갑 甲 - 강 降江講强鋼綱 康 개 開改個槪 介皆 객 客 - 갱 更 - 거 距去巨居據 擧拒 건 健建件 乾 검 劍 檢 격 擊激 格 견 見絹堅 - 결 缺結決 潔 겸 - 兼 경 境京輕敬景警頃耕慶競 鏡經傾 계 界械計繼系戒鷄係 季階契 고 古高苦故庫吿固考 鼓孤 곡 谷曲 穀 곤 困 - 골 骨 - 공 空工公共功恐攻 供 과 過課科果 - 관 觀館官關管慣貫 冠 광 光廣鑛 - 괴 - 怪 교 交橋敎巧較 校 구 九

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    schrift 2016/05/04
  • 『南伝大蔵経』の著作権は切れているのか | yasuokaの日記 | スラド

    国立国会図書館が「近代デジタルライブラリー」でインターネットに無料公開していた著作権の切れた書籍が、当分の間、館内での閲覧だけに制限されることになった。 『大正新脩大蔵経』(1923年~1934年、大正一切経刊行会、全88巻)については、インターネット提供を再開する。 『南伝大蔵経』(1935年~1941年、大蔵出版、全70巻)については、当分の間、インターネット提供は行わず、館内限定の提供を行う。 つまり、『大正新脩大蔵経』についてはネット公開を再開し、『南伝大蔵経』についてはネット公開を停止する、というのが、国立国会図書館の現時点での結論であり、それをJ-CASTは「著作権切れ書籍データのネット公開停止」と伝えているわけだ。 このJ-CASTニュースを読む限りだと、『南伝大蔵経』の著作権が切れているかのような印象を受けるのだが、少なくとも『南伝大蔵経』の翻訳者(たとえば水野弘元や干潟龍

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    schrift 2014/01/09
  • 文字情報基盤のIVS登録第1弾 | yasuokaの日記 | スラド

    PRI 259の公開レビューが無事はじまった、との連絡をいただいた。Moji_JohoのIVS登録第1弾で、10720字の追加提案であるにもかかわらず、うち9687字のIVSがHanyo-Denshiとかぶっている、という不思議なシロモノだ。 ただ、汎用電子の平成明朝と、文字情報基盤のIPAmj明朝とで、明らかに字形が異なっているにも関わらず、同じIVSを無理矢理シェアしてしまったまま、見切り発車してしまったものがある。ざっと見ただけでも <U+5099 U+E0101> JA4087 MJ006997 6画目の「一」と他画の関係 <U+533B U+E0101> JA1669 MJ007820 「矢」の右下 <U+59FF U+E0103> JA2749 MJ009691 「冫」の下画 <U+5BD9 U+E0102> KS082750 MJ010211 左の「瓜」の右画 <U+6B21

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    schrift 2013/12/12
  • 石井茂吉の「次」と「黑へん」 | yasuokaの日記 | スラド

    先日の『もじもじカフェ』の懇親会で、つい石井茂吉を批判してしまったところ、ぜひ蒸し返してほしい、との御依頼をいただいた。まあ、あまりネタがたくさんあるわけではないのだが、以前『姿と恣と盗』でも発表したとおり、石井明朝体の「次」に関しては正直なところ全く納得がいかない。現代において「姿」と「恣」と「盗」がこんなことになってしまったのは、やはり石井茂吉に責任の一端があると思う。ただ、これは『当用漢字字体表』という不幸な時期に重なっていたこともあって、石井茂吉だけが悪いわけではない。時代の波に翻弄された、とも言えるだろう。 しかし、どう考えても納得がいかないのが「黑へん」だ。昔の日記にも少し書いたが、『大漢和辞典』の48041~48247の「黑へん」のうち、48052・48079・48081・48108・48117のデザインが明らかに違う。こんなの並べてみたら当然、気がついたはずなのに、ほったら

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    schrift 2013/06/20
  • Re: QWERTY配列が生まれた本当の理由 | yasuokaの日記 | スラド

    京都大学の安岡孝一氏と安岡素子氏による論文によると、初期のタイプライターのテスターとして活躍したのは、電報のオペレーターであり、彼らのニーズに合うようにできたのが、QWERTYという不思議な配列だということです。Zを表す信号は、SやEを表す信号と混同しやすく、特にそれが単語の始めだったりすると余計に判別しにくいのだそうです。そこでSはZやEの近くにある必要がありました。 うーん、もはや伝言ゲーム化していて、わけが分からなくなってる。「SやEを表す信号」って、翻訳者はどういうつもりで訳したんだろう。「S」が「・・・」で、「E」が「・」で、「Z」が「・・・ ・」だから、SEとZが分かりにくいよね、って話のはずだったのに…。ちなみに昔の日記にも書いたとおり、私(安岡孝一)自身の結論は

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    schrift 2013/05/23
  • 鍋島藩における和文モールス符号 | yasuokaの日記 | スラド

    確かにこの「主婦」のおっしゃる通りで、武雄市には、もう蘭学館は不要だと思います。同様に、武雄市には、もう武雄鍋島文庫は不要なので、他機関に移管すべきでしょう。 とコメントしたところ、なぜ武雄鍋島文庫にそうまで粘着するのか、という趣旨の御叱正をいただいた。私(安岡孝一)が「粘着」しているとすれば、それは武雄鍋島文庫だけではなく、いわゆる「大」鍋島文庫全体だと思う。 『文字符号の歴史 欧米と日編』(共立出版、平成18年2月)の図1には、「日初の和文モールス符号」というキャプションを打ってある。実は、この図を『江戸』大正7年12月号で発見した際に、私が最も気にしたのは、これが当に「日初の和文モールス符号」なのかどうかだった。この和文モールス符号は、安政2年7月2日(1855年8月14日)の浜御殿での実験で、小田又蔵と勝海舟が使ったものだから、もちろん、かなり初期のものであるのは間違いない

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    schrift 2013/03/26
  • 常用漢字は「外字」なのか | yasuokaの日記 | スラド

    榎並利博の『電子行政における外字問題の解決に向けて』(富士通総研経済研究所研究レポート, No.400, 2013年2月)を読んでほしい、とアチコチから連絡をいただいた。読んでみたのだが、2010年の『常用漢字表』改定にまつわる議論を全くフォローしておらず、そのために、正直かなり頓珍漢な内容となっている。それを端的に示しているのが、【追補2】の以下の文章だろう(p.41)。 時代に即して合理的に物事を考え、外字問題を解決していくのは、来国語審議会の役割ではないだろうか。国語審議会の存在意義が問われていると言っても良いだろう。 存在意義も何も、国語審議会は2000年12月に、『表外漢字字体表』の答申をもって解散した。いまさら存在意義とか言われても、読者は困惑するばかりだろう。こういう調子なので、文化審議会国語分科会が答申した『改定常用漢字表』も全く理解しておらず、その結果、以下のようなわけ

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    schrift 2013/02/21
  • 「沢」の新字体は旧陸軍が決めたわけではない | yasuokaの日記 | スラド

    旧陸軍が決めた?「沢」の字体 「沢」と「澤」の表記について、「新しい常用漢字と人名用漢字」(安岡孝一著)で面白い話を見つけました。前述のように、当用漢字表で「沢」の字体が決まりましたが、それより6年前の同15年に、旧陸軍が兵器に使える漢字を1235字に制限した「兵器名称用制限漢字表」を作成しました。兵器に難しい漢字が使われ、新兵が読み書きできないという問題を解消するための漢字表ですが、その中で「澤」が「沢」に変えられたというのです。 そんなことを書いた覚えはない。『新しい常用漢字と人名用漢字』の9ページにも書いた通り、兵器名称用制限漢字表の略字84字は、「読み書きを容易にするために臨時国語調査会所定の略字を」採用したものだ。「沢(澤)」も、臨時国語調査会の『常用漢字新辞典』(三省堂編輯所、昭和7年9月)の略字が、兵器名称用制限漢字表にも採用された、と、正確に書いておいたはずだ。

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    schrift 2012/11/26
  • Unicodeのアポストロフィ | yasuokaの日記 | スラド

    『日の文字とUnicode』第1回の読者から、「アポストロフィはU+0027ではなく、引用符と同じU+2019を使うのが、正式なのではないか」という趣旨の御質問をいただいた。とりあえず、私(安岡孝一)が書いた文章を以下に引用しよう。 U+0027「'」のAPOSTROPHEも同様です。 この文字は、来はアポストロフィであって、 引用符のU+2018「‘」やU+2019「’」とは異なる文字のはずなのですが、ASCIIがこれらを区別していなかったため、Unicodeにおいてもゴチャゴチャに使われています。 実は、このあたりは、かなりヤヤコシイ。元々Unicodeは、アポストロフィをU+02BC「ʼ」に、引用符をU+2018「‘」とU+2019「’」に分けていて、U+0027「'」はそれらをゴチャマゼにしたどっちつかずの記号、という立場を取っていた。ところが、現実の組版においてアポストロフィ

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    schrift 2012/11/05
  • 消えていった「にんべんの竹」 | yasuokaの日記 | スラド

    吹田市個人情報保護審議会の議事録を読んでいたところ、第31回(2008年11月7日)のところに面白いやりとりがあるのを見つけた。市議会議員の竹村博之と、市民文化部総括参事の森島隆男との以下のやりとりである。 竹村 はい。ちょっと聞きもらしたこともあるかもしれませんけども…。まず、「導入の目的」で、別紙の1ですね。3つ目の「現行(紙戸籍)に記載されている氏又は名が漢和辞典に載っていない文字の場合、電算化に伴って漢和辞典に載っている文字に置き換えます。」ということですけど。これ、どのくらいの方がですねそれの対象になるんですか? 森島 はい。10月の20日に発送したところ、7,328件の告知書を発送させていただきました。 竹村 はい。実は、私も通知をもらった…。字が竹村ですけども、「竹」の左が、ニンベンみたいになってましてね。これはまあ、どこか間違えたのかどうかわからないんですけど、この常用漢字

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    schrift 2012/04/07
  • 昭和24年度の学参書体 | yasuokaの日記 | スラド

    「遡」や「謎」の学参書体をどう設計すべきか、という問題のヒントを得るべく、昭和24年度の小学校國語教科書をざっとチェックしてみた。これらの教科書が文部省検査を受けた時点では、当用漢字字体表は答申こそされていたものの、まだ内閣告示には至っていなかったからだ。 チェックの結果、しんにゅうは全て楷書風の1点しんにゅうで印刷されていた。「歯」や「黄」が新字体で、「國」や「晴」が旧字体で印刷されていることを考えると、それらとは別のロジックで、楷書のしんにゅうは1点にすべきだ、という考え方が既に浸透していたということだろう。ただ、ショッキングなことに、草かんむりは全て4画だった。当用漢字表の草かんむりとは、また別のロジックが働いていたということだ。 ちなみに昭和25年度の小学校国語教科書では、「国」や「晴」は新字体になっていて、草かんむりは3画に変更されている。一方、しんにゅうは1点のグネグネした楷書

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    schrift 2011/12/09
  • IPAmj明朝の「&#x23280;」 | yasuokaの日記 | スラド

    IPAmj明朝の正式版をチェックしていたところ、MJ037769がU+2326A(𣉪)に収録されているのはおかしいのではないか、との御意見をいただいた。この字形であればU+23280(𣊀)の方がふさわしいはずだ、というのだ。言われてみれば確かにそのとおりだ。 しかも、この字形は、戸籍統一文字159260を真似たものだから、字形を変更するわけにはいかず、収録するUCSの方を変更するしかない。でも、そうすると、IPAmj明朝でU+2326Aに対応する字形がなくなっちゃうんだけど、そういうの大丈夫なのかしら?

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    schrift 2011/11/19
  • 任天堂社長の考えるQWERTY配列 | yasuokaの日記 | スラド

    そもそも、キーボードのアルファベットの配列は、左上からQ、W、E、R、T、Yと並んでいるので「QWERTY(クワーティ)配列」と呼ばれてますけど、これは昔の手動式タイプライターが、レバー状の活字をポーンと押し出してタイプする構造でしたので、たくさんのレバーが絡まないようにするためにあえて速く打てないようにつくられた配列だと言われているんです。 そう「言われている」のを気で信じているのなら、そんな製品を売るなよ。と、以前、ブラザー工業の時もコメントしたのだが…。今回、任天堂は、社長みずからがこのガセネタを広めたい、ということなのだろう。まあ、社長が『キーボード配列QWERTYの謎』のまえがきすら読んでないのはともかくとして、任天堂という会社は、インタビュイーの3人も含め、このガセネタを誰一人として指摘できない体質の会社なのだろうか。

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    schrift 2011/04/25
  • 漢字が廃止されても漢字コードは無くならない | yasuokaの日記 | スラド

    『UnicodeのIVSがもたらすメリットとデメリット』の読者から、ここのTogetterの「議論」を読んでみてほしい、と連絡があった。昨日の「出版物のUnicode化推進セミナー」に関連したモノらしいが、発表をちゃんと聞いてない上に「議論」があまりに低レベルで呆れかえった。 だって、たとえ漢字を廃止したとしても、漢字コードは無くならない。IVSだって無くならない。そもそも文字コードってのは、現在の文字を伝えるだけじゃなくて、過去の文献をデジタル化しておくためにもある、っていうか、実際のデータ量はもちろん過去の方が多い。わかりやすい言い方をすれば、過去に漢字で書かれた文献やブログや「つぶやき」なんかが全てこの世から消え去らない限り、漢字コードは無くならない。 とは言え、ここのTogetterで「議論」してる連中は、『文字符号の歴史 欧米と日編』の「おわりに」なんか読んでないだろうし、IS

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    schrift 2011/01/29
  • 『新しい常用漢字と人名用漢字』予約開始 | yasuokaの日記 | スラド

    『新しい常用漢字と人名用漢字』(三省堂、平成23年3月発行予定)のe-hon予約が無事、開始された。ちなみにこの、第2章「人名用漢字の新字旧字」と第3章「人名用漢字以外を子供の名づけに使うには」は、三省堂ワードワイズウェブでの連載を全面的に加筆修正したものだが、第1章「常用漢字と人名用漢字の歴史」は完全に書き下ろしだ。ちなみに、第1章の各節の見出しは、こんな感じ。 兵器名称用制限漢字表 標準名づけ読 標準漢字表 標準漢字表の再検討 氏名等を平易にする法律試案 当用漢字表 戸籍法の全面改正 当用漢字字体表 子供の名づけに対する漢字制限は憲法違反か 衆議院の戸籍法第50条改正案 人名用漢字別表 人名用漢字への改名騒動 琉球政府の人名用漢字表と当用漢字表 悠ちゃん命名事件 人名用漢字追加表 常用漢字表 人名用漢字の平成2年改正 琉ちゃん命名事件 表外漢字字体表 ジカダンパン!責任者出てこい!

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    schrift 2011/01/18
  • どうやってQWERTY配列は主流となったか | yasuokaの日記 | スラド

    ロックインは市場の失敗かにコメントしながら思ったのだが、QWERTY配列に対する誤解をここまで広めた元凶はどうやら、QWERTY-nomicsを提唱したPaul A. Davidのようだ。そこでDavidの『Understanding the Economics of QWERTY』(Economic History and the Modern Economist (1986), pp.30-49)を読んでみたのだが、…あまりに事実誤認が多い。とりあえず、Remington配列(いわゆるQWERTY配列)とCaligraph配列の競争について書かれた It was not until 1882 that the radical innovation of an eight-finger typing method was put forward by the proprietress o

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    schrift 2010/02/09
  • 文字コード表と著作権法 | yasuokaの日記 | スラド

    ワープロの絵文字の読者から、マニュアルのスキャンは昨日改正された著作権法に違反するのではないか、という質問があった。私(安岡孝一)個人の意見を言わせてもらえば、マニュアルの文字コードのページや文字一覧のページは、著作権法の保護対象にならない。もし、文字コードが著作権法の保護対象になるとすると、そもそもほとんどのワープロはJIS X 0208の順序をコピーしているので、それらはJIS X 0208を「盗作」している、というワケのわからない話になる。それは、文字コードの質から、かなり外れた議論だろう。 マニュアルの中には、あるいは著作権法の保護対象になる部分もあるかもしれないが、少なくとも文字コードのページに関しては「地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物」にはあたらないし、「小説、脚、論文、講演その他の言語の著作物」にもあたらないだろう。というか、皆が複製して色

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    schrift 2010/01/04
  • 幻のMS明朝ver3.00 | yasuokaの日記 | スラド

    『新常用漢字(仮称)試案の字体における問題点』の読者から、文化審議会国語分科会漢字小委員会が使っているMS明朝は、ver5.00でもver2.50でもver2.31でもなく、幻のver3.00なのではないか、という指摘があった。 MS明朝ver3.00は2005年にリコーが開発したフォントで、PAGE2006でその一部が公開されたが、結局VistaではMS明朝ver5.00までバージョンが上がってしまった、という幻のフォントだ。確かにそう言われてみると、たとえば2008年7月15日の漢字小委員会の資料2は、全体としてはMS明朝っぽいのだが、「茨」の字体がかなり微妙だ。ver2.xとは4画目が違うし、ver5.00とは5画目が違う。幻のver3.00の字形にすこぶる近い。 だとすると、新常用漢字表(仮称)試案の「鬭」も、MS明朝ver2.31ではなく、あるいはMS明朝ver3.00かもしれな

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    schrift 2009/07/18
  • 『官報』の印刷書体 | yasuokaの日記 | スラド

    新常用漢字表試案への意見を書くために、『官報』文の印刷書体に関して調査した。忘れてしまわないうちに、ここにメモしておこうと思う。 『官報』文の印刷書体が、現在のMFHSMincho-W3に変更されたのは、大蔵省印刷局時代の平成11年3月(たぶん8日)である。「次」「牽」「嚇」「謁」の字形の特徴からすると、中身はどうやら、DF平成明朝体W3か、あるいは当時のJS平成明朝体W3のようだ。ただし、新常用漢字表(仮称)試案のJS平成明朝W3[JISX0213:2004]と違って、『官報』印刷書体は表外漢字字体表を完全に無視している。「遡」は1点しんにょうで印刷されているし、「填」のつくりは「真」だ。もちろん、平成11年3月時点では、表外漢字字体表は答申されていなかった(試案は既に報告されていた)し、JIS X 0213もまだ制定・改正されていなかったのだから、PDFでの閲覧をも考慮したシステム

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    schrift 2009/04/09
     「『官報』本文の印刷書体が、現在のMFHSMincho-W3に変更されたのは、大蔵省印刷局時代の平成11年3月(たぶん8日)である。「次」「牽」「嚇」「謁」の字形の特徴からすると、中身はどうやら、DF平成明朝体W3か、あるいは当
  • 新常用漢字表(仮称)試案のJS平成明朝W3[JISX0213:2004] | yasuokaの日記 | スラド

    昨日の発表でも話したが、新常用漢字表(仮称)試案の2131+364字のうち、緣溫槪渴虛揭硏黃殺涉狀巢徵剝倂步每欄虜淚類戾曆歷鍊廊錄はBatang (ver2.21)、鬭はMS明朝(ver2.31)で、残る2467字は全てJS平成明朝W3[JISX0213:2004]だ。物の平成明朝体ではない。 私の調べた限り、JS平成明朝W3[JISX0213:2004]は、表外漢字字体表に用いた平成明朝体との間で、茨淫牙葛僅隙鍵梗餌哨煎詮遡遜嘲捗溺賭謎箸蔽蔑が微妙に異なる。つまり、新常用漢字表(仮称)試案は、表外漢字字体表の印刷標準字体とは、必ずしも合致しないということだ。どうせ平成明朝体を使うのなら、なぜ物の平成明朝体を使わないんだろう?

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    schrift 2009/04/01