もし、ライトノベルをいうものの定義を、隠そうとしない中二病とするならば、本書は最強のライトノベルです。そうでないなら、これは、ライトノベルなのでしょうか? 本作は、人がロボットに見えてしまう少女鞠衣ゆかり を中心に展開される物語、なのですが、予想を上回る怪作でした。 そのスタイルは、読んだらこれってアリ?──って絶対思うハズ。 紫色のクオリア (電撃文庫) 作者: うえお久光,綱島志朗出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2009/07/10メディア: 文庫購入: 101人 クリック: 2,229回この商品を含むブログ (306件) を見る 本作は二本+エピローグの構成。一本目は、異常なクオリアを持つ ゆかりと その友人マナブの 異なる感覚故の友情の右往左往 + αなお話なのです(最後の最後のどんでん返しで「うわっ」となるのですが)。これはこれで普通に面白い作品なのです・・