ちょっと前からプレイしていたゲーム『sense off 〜a sacred story in the wind〜』(2000年、otherwise)をクリアしたのでその感想について書きたい。 本作はメインシナリオを単独で手掛けた元長征木の代表作であり、ゼロ年代初頭の「セカイ系」美少女ゲームにも数えられる作品だ(元長自身、「セカイ系」の論客であったのでこの評価は適正と言える)。 元長が作詞し、I'veの高瀬一矢が手がけた主題歌(OPの「sacred words」およびEDの「birthday eve」)で名前を知っている人も多いだろう。 パッケージ版はロットアップしているが、FANZAやDLsiteにてダウンロード販売されており現在もプレイ可能である。 ※以下は本作についての微ネタバレを含みます。 総評 季節は、春と初夏の端境期。 舞台は、地方都市。 その都市には、1つの施設がある。 大学に