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コバルト文庫 名作の検索結果1 - 24 件 / 24件

  • 人生で一度は読んでほしいオススメの本 : 哲学ニュースnwk

    2022年11月04日23:30 人生で一度は読んでほしいオススメの本 Tweet 1: フェイスロック(東京都) [DE] 2022/11/03(木) 21:43:28.34 ID:WU2A30Zq0● BE:227847468-2BP(1500) なんかある? 4: レインメーカー(茸) [ニダ] 2022/11/03(木) 21:45:03.00 ID:Xu98zYD90 1984 5: ハイキック(福島県) [US] 2022/11/03(木) 21:45:27.16 ID:6Fk8GPO00 星を継ぐもの 173: アキレス腱固め(SB-Android) [GB] 2022/11/04(金) 01:08:13.97 ID:2U3i00dF0 >>5 これ読んだけど、さっぱりだった。 科学者がエセ科学話し合ってるだけで終わった。 7: フェイスロック(愛知県) [DE] 2022

      人生で一度は読んでほしいオススメの本 : 哲学ニュースnwk
    • 「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)

      8月20日に短篇集『なめらかな世界と、その敵』を上梓するSF作家・伴名練さん。発売後に公開予定だった「あとがきにかえて」ですが、届いた原稿の内容がまったく「あとがき」ではなく(本書のネタバレになっておらず)、それでいて一刻も早く世に広げたい熱量だったため、緊急公開します。何はともあれ、読んでください。(編集部) ※本原稿は書籍ではなく、SFマガジン10月号(8/24発売)に掲載されます。 伴名練『なめらかな世界と、その敵』 装画:赤坂アカ ーーーーーーーーーー あとがきにかえて 運が良かったのだと思う。 1988年生まれである私の小学生時代は、1994年の4月から2000年の3月だった。この時期、子ども向けのSF叢書が新刊で刊行されることはなかった。 なぜそんなことが分かるかと言うと、ネット上に、「少年少女SF小説全集の興亡」という題名の、国際子ども図書館資料情報課長(平成25年度当時)の

        「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)
      • 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉

        ※この原稿は、2018年末~2019年初頭に羽海野渉が書き、その後『#ライトノベルオールタイムベスト』の選考における指針となった論考である。なお、『PRANK! Vol.4』に掲載された原稿は本稿の草案であり、似ている部分があることをここに記しておきたい。また、2021年現在、少し異なる部分があることを注記しておく。 ですので、過去に書かれた原稿であることを考慮したうえで、『#ライトノベルオールタイムベスト』と合わせて読んでください(今ならもっと違う感じに書きます)。そっちがメインです。 ◆はじめに ライトノベルという単語をご存じだろうか。もしあなたがご存じないとしても、書店などの片隅でアニメや漫画に近いイラストが表紙に装丁された書籍を見たことがあるかもしれない。ライトノベルとは戦前の少年小説や戦後まもなくのジュブナイル小説などを祖として、アニメや漫画などのコンテンツと密接な関係を保ちつつ

          平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉
        • 少女小説ガイドはジャンルのお葬式だった|nyapoona

          過去の名作とライト文芸やライトノベルから無理くり寄せ集めてみました感の強い選書といい、まさしくお葬式のスピーチ文めいたコラムといい、全体的なムードがそうとしかいえない。 コバルト文庫実質廃刊の時に少女小説が滅んだのをみんなわかっていたと思う。これはその時に大往生した少女小説を振り返って天国へ送り出す悲しい本だ。 なんでこんなに怒っているのかというと、少女小説が事実上滅んだのをわかっていながらそれを認めず、活きのいいライト文芸やライトノベルに群がって名誉少女小説認定してしまうこの本の態度がゾンビのようでみっともないからだ。 私は少女小説の、あまり良い読者ではなかった。十二国記とかリリミスとか、後はライト文芸へ「越境」した作品をいくつか読んでたくらいで、読書活動のメインフィールドはライト文芸な訳なのだけど、メラメラと燃える火の粉をライト文芸まで撒き散らさないでほしい。 ライト文芸や悪役令嬢は本

            少女小説ガイドはジャンルのお葬式だった|nyapoona
          • SFに何ができるか? 連載「いつでもSF入門」vol.0  - TOKION

            連載「いつでもSF入門」 投稿日 2021-08-10 Author 橋本輝幸 LIFESTYLE 育てる SF研究家・アンソロジストの橋本輝幸による連載「いつでもSF入門」。初回の今回はイントロダクションとして、「SFに何ができるか?」を考える。 映画やマンガ、ゲーム、さらには音楽やファッションにまで多大な影響を与えている「SF」というジャンルについて、もう少し知りたい。そんな人にうってつけの連載がスタート。気鋭のSF研究家・アンソロジストの橋本輝幸が古典作品から最新の動向まで、“少し深め”に紹介していきます。 Illustration Fuyuki Kanai サイエンス・フィクション(SF)っぽい。そう聞いた時、あなたは何を想像するだろうか。宇宙の旅、複雑な機械、新しい科学技術、ネオンサインきらめく大都市。あるいはタイムトラベル。答えはおそらく、人によって千差万別だ。 近ごろ日本では

              SFに何ができるか? 連載「いつでもSF入門」vol.0  - TOKION
            • 80年代のコバルト文庫の名作といえば? 3作を解説 | 本 ねとらぼ調査隊

              「青春を考えるヴィヴィッドな文庫」というキャッチフレーズで創刊したコバルト文庫。1980年代には不朽の名作が数多く誕生し、少女小説ブームを起こしました。実はコバルト文庫出身という作家も少なくありません。 そこで今回は、「80年代に刊行されたコバルト文庫で、あなたが名作だと思うのは?」というアンケートを実施します。あなたの愛読書やお気に入りの1冊を教えてください。それでは、集英社の「コバルト文庫創刊40周年特集」に掲載されている3作品を紹介します。

                80年代のコバルト文庫の名作といえば? 3作を解説 | 本 ねとらぼ調査隊
              • 大橋崇行とライトノベルの起源

                ゼロ年代にはライトノベルの起源はいつかって話がありました。ライトノベルの祖先を遡ってくと、1980年代のソノラマコバルト、1960年代のジュブナイル、戦前戦後の少年少女小説、さらには『南総里見八犬伝』や『源氏物語』まで、いくらでもたどっていけるんですが、どこからライトノベルと呼べばいいのかって話ですね。 いや、先日、羽海野渉さんのライトノベル史の記事があったのですが、 平成ライトノベル史――#ライトノベルオールタイムベスト のための走り書き|羽海野渉|note https://note.com/wataruumino/n/n8173a9f64c7e ベースにしている論考が、いくつかあるライトノベル起源論のなかで、よりにもよって大橋崇行の少女少年小説起源説なんですよ。さすがに、大橋崇行の少女少年小説起源説はないと思うので、ゼロ年代にいくつかあったライトノベル起源論の話をまとめてみようと思いま

                  大橋崇行とライトノベルの起源
                • ライトノベルの始まりの頃。1970年代起源説は間違い

                  ライトノベル、つまり若者向けのエンタメ小説は、コバルト文庫やソノラマ文庫が登場した1970年代に生まれたと言われてるんですが、コバルト文庫にはコバルト・ブックス、ソノラマ文庫にはサンヤングシリーズとそれぞれの前身に当たるレーベルが1960年代に登場しているんですよ。普通に考えれば、ライトノベルの起源は1960年代まで遡れる。 誰ですか? 1970年代がライトノベルの始まりと間違ったことを言い出した人は?? もちろん、1960年代に登場した若者向けの小説はあくまで源流であって、段階を経てライトノベルらしくなっていきます。 1966年 若者向け小説の登場 ← 『小説ジュニア』創刊 1969年 アニメ・漫画の影響が強くなる ← サンヤングシリーズ創刊 1976年 文庫レーベル化 ← コバルト文庫&ソノラマ文庫創刊 1977年 新時代の作家の登場 ← 氷室冴子&高千穂遙デビュー 1986年 ゲーム

                    ライトノベルの始まりの頃。1970年代起源説は間違い
                  • 2010年代のライトノベルを振り返る - WINDBIRD

                    はい、というわけで2010年代のライトノベルを振り返る記事です。 とりあえず ・後知恵で整理された歴史ですよ ・個人の「史観」が入ってますよ というエクスキューズをしておくのでご了承ください。 では一年ずつ見ていきましょう。 ちなみに「*1」みたいなやつは、だいたい作品の発売年が注記として入っていて、PCならマウスカーソルをあわせるだけで表示されます。スマホは知らん。 2010年 2010年代のライトノベルを語るならば、まず間違いなく「Web小説」と「ライト文芸」がキーワードとなるだろう。奇しくも2000年代最後の年に起きた「ソードアート・オンラインの発売」と「メディアワークス文庫の創刊」という二つのトピックスは予言的だったと言える。 まず、Web小説については『まおゆう魔王勇者』*1から始めるべきか。 まおゆう魔王勇者 (1) 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」 作者:橙乃 ままれ

                      2010年代のライトノベルを振り返る - WINDBIRD
                    • 「一度きりの大泉の話」私の感想 - 世界などどうでもいいおのれの意志で

                      はじめに 萩尾望都、竹宮惠子、山岸凉子、木原敏江、青池保子、池田理代子、大和和紀。 岸裕子、上原きみこ、細川千栄子、美内すずえ、和田慎二、一条ゆかり、忠津陽子。 ささやななえこ、樹村みのり、山田ミネコ、伊東愛子、名香智子、たらさわみち。 こうしてお名前を並べるだけでも、美と夢と愛とロマンと人生と勇気とその他もろもろ、輝きに満ちた世界が思い出されて、幸せになれます。 どの方も、お名前と同時に絵柄とキャラクターと代表作が浮かぶ方ばかりで、私の土台はこの方々の作品でつくられたといっても過言ではない。この方々の少しあとにも、吉田秋生、魔夜峰央、三原順……と、愛とリスペクトは続くのだけれども少年漫画もあげると終わらないけれどもおかせていただき。 「一度きりの大泉の話」そして「少年の名はジルベール」は、こうした少女漫画の黄金時代を作り出したオールスターが次々と登場し、名作の裏側、名作が生まれた人間関係

                        「一度きりの大泉の話」私の感想 - 世界などどうでもいいおのれの意志で
                      • 「ダ・ヴィンチ」2020年4月号、少女小説特集に掲載されていた全47作を紹介 - ネコショカ(猫の書架)

                        「ダ・ヴィンチ」2020年4月号は少女小説特集! 書こう書こうと思っているうちに、発売されてからけっこう時間が経ってしまった。 2020年4月号の「ダ・ヴィンチ」で少女小説の特集をやっていたので、出遅れ感はあるが、収録されている全47作をザックリご紹介していく。未読の作品も多々あるので、紹介の熱量に濃淡があるのはお許しを。 「ダ・ヴィンチ」2020年4月号は少女小説特集! おススメ度、こんな方におススメ! 内容はこんな感じ ときめきの少女小説カタログ 王道!少女の成長物語 少女小説の新時代はこの人から始まった!氷室冴子 少女小説レジェンド作家 SF・ファンタジー 一般文芸でも活躍!! 恋愛小説の新たな波ティーンズハート レジェンド作家インタビュー 新井素子-ものすごく渦中にいたけど、あからさまに外様でした 桑原水菜-少女小説は、夢よりもむしろ欲望を詰め込んだものかもしれません 須賀しのぶ-

                          「ダ・ヴィンチ」2020年4月号、少女小説特集に掲載されていた全47作を紹介 - ネコショカ(猫の書架)
                        • 「百合」の“源流”は「エス」にあらず~『マリみて』を中心とした「百合史観」の試論 - 百錬ノ鐵

                          (2023年7月29日 加筆修正) 『百合特集』で注目を集める早川書房「SFマガジン」2021年2月号では「百合SF」の他にも、『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』(彩流社)の著者である嵯峨景子が、吉屋信子や伊澤みゆきに象徴される戦前の少女小説に関する論考を寄稿している。 他にも百合コンテンツ情報サイト「百合ナビ」管理人へのインタビューなど、「SFマガジンの百合特集」といっても「百合SF」のみならず「百合文化」全体を俯瞰した資料性の高い内容となっている。 吉屋作品の中でも、とくに『花物語』や『屋根裏の二処女』などは、大正時代から昭和の初期にかけて当時の女学校の一部で流行していた「エス」なる風習を題材としたことで知られる。 あらためて説明すると「エス」とはシスター(Sister)の頭文字で、上級生と下級生が擬似姉妹的な関係性を結ぶことによって、女性同士の「友愛」を育むという一種の女学校文化で

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                          • 「ブックサンタ」をやったはいいが大反省した

                            ブックサンタという活動がある。 https://booksanta.charity-santa.com/ 高校生までの子供達に本屋を通して本を寄付する活動である。 その選書を間違えたな、とここに自戒を込めて書くことにする。 最初は絵本を贈ろう、と思った。 「ブックサンタ」の対象店の本屋に行き、絵本の棚を見ているうちに、絵本は寄贈が多そうと思い至る。 本屋に掲示してあった「ブックサンタ」のチラシには、「高校生まで」「どんな本でも」と書いてあった。 なら、中学生から高校生ぐらいまでの女の子へ本を贈ろうと思った。 わたしは中学生まで週一図書館に通い、10冊借りては借りてきた本を読み耽る日々を送っていた。 読んでいたのは推理小説と少女小説。当時は「かつくら」という雑誌があり、講談社の本格派ミステリー小説と集英社のコバルト文庫の最盛期だった。 本を読むことは読んでいたが、名作文学なんてものは読まなか

                              「ブックサンタ」をやったはいいが大反省した
                            • 陸秋槎さん「雪が白いとき、かつそのときに限り」インタビュー 日本サブカルを取り込みまくった「華文百合ミステリ」|好書好日

                              「雪が白いとき、かつそのときに限り」あらすじ 冬の朝の学生寮で、少女が死体で発見された。白い雪に覆われた地面には足跡がなく、警察は自殺として処理する。5年後、生徒会長の馮露葵は、寮委員の顧千千の相談を受ける。いじめ騒動をきっかけに過去の事件の噂が校内に広がっていた。真相を探るべく、彼女は図書室司書の姚漱寒と調査を始める。そんな折、新たな殺人事件が寮で発生、その現場は5年前と酷似した“雪密室”だった……。 中国の本格ミステリブーム受け ――本作は中国の学校を舞台にした、学園物のミステリです。5年前の雪が降る学生寮で起きた少女死亡事件を女生徒らが調査する中、酷似した「密室」で新たな犠牲者が出る……。トリックを重視した「新本格」系作品である一方、女生徒らの関係性や感情を描いた「百合もの」でもあります。中国で作品をいくつも発表しつつ今は金沢市に住む陸さんですが、どんなきっかけでミステリ作家になった

                                陸秋槎さん「雪が白いとき、かつそのときに限り」インタビュー 日本サブカルを取り込みまくった「華文百合ミステリ」|好書好日
                              • 【おまけ4】なぜラノベからSFジャンルがほぼ消えたか - 若者のライトノベル離れ 約10年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム

                                これ、非常に暗い話になるがいいか? まぁまずSFの書き手がSF小説を買ってないという要素が真っ先に挙がるな。これは「おまけ3」で言った事だから省略しよう。でももっと重要な要素がある。 巻末のラノベ年表を見てみよう。そう、1975年~2011年頃まで実は普通にライトノベルにSFジャンルはあったし流行していた。それどころか男子向けライトノベルの記念すべき第一巻目は朝日ソノラマ文庫の小説版『宇宙戦艦ヤマト』(1975)である。つまり男子向け初のラノベはなんとSFジャンルだったのだ。そもそも朝日ソノラマ文庫ってSFジャンルに強いラノベレーベルなんだしね。それどころか年表見て驚いたかい? 実は1980年に新井氏が中高生女子向きのコバルト文庫でSF作品を発表したことがあったんだ。今の悪役令嬢ブーム(異世界恋愛ブーム)とは似ても似つかない状態だね。 でね、SFが流行する条件ってのは……。 ・経済が順調に

                                  【おまけ4】なぜラノベからSFジャンルがほぼ消えたか - 若者のライトノベル離れ 約10年で市場半減のショック(らんた) - カクヨム
                                • 『大人だって読みたい! 少女小説ガイド』読書の世界が大きく広がるガイドブック | レビュー | Book Bang -ブックバン-

                                  小説のガイドブックが好きだ。もともと小説が好きなので、それについてのガイドブックに興味を惹かれるのは当たり前。読んだ本が取り上げられていれば、どんな風に評価されているのか確認せずにはいられない。読んだことがない本について面白そうに書かれていたら、「なんで今まで、この本のことを知らなかったんだ」と悶えながら、書店に買いに行く(私は書店購入派)。隅から隅まで舐めるように読み、とことん活用するのである。 とはいえガイドブックにも、内容が濃いものもあれば、薄いものもある。執筆者の熱意と知識により、充実度が変化するのだ。その観点から本書を見ると、実に濃密である。なにしろ冒頭に収録されている、津原泰水と若木未生へのインタビューから、大いに飛ばしているのだ。 さまざまなジャンルを横断しながら、優れた作品を発表している津原泰水は、かつて津原やすみ名義で、少女小説(当時はまだライトノベルという名称はなかった

                                    『大人だって読みたい! 少女小説ガイド』読書の世界が大きく広がるガイドブック | レビュー | Book Bang -ブックバン-
                                  • 「没後15年 氷室冴子をリレーする」 | NHK北海道

                                    第4回 氷室さんの功績に、もう一度、光をあてたい ~書評家/ライター・嵯峨景子~ ことし6月で、亡くなってから15年になる、岩見沢出身の作家・氷室冴子さん。 かつて読者だった作家や友人、編集者のインタビューリレーから、氷室冴子さんの作品が放つ力と、人生をたどります。第4回は、書評家/ライターの嵯峨景子さんです。 ※取材の様子は、6/23(金)午後7:30から「北海道道」で放送します(NHKプラスで全国からご覧いただけます)。 嵯峨景子(さが・けいこ)さん 1979年生まれ、札幌出身。2019年に、研究書として執筆した『氷室冴子とその時代』を出版。主な著作に『コバルト文庫で辿る少女小説変遷史』『少女小説を知るための100冊』などがある。 -嵯峨さんは2019年に『氷室冴子とその時代』を出版されていますが、氷室さんが亡くなって時間が経過してから、改めて着目された理由はどこにあったのでしょうか?

                                      「没後15年 氷室冴子をリレーする」 | NHK北海道
                                    • 「雨の日と月曜日」大好きなWeb小説の更新停止から10年…コミカライズを担当するコマkomaがほとばしる原作愛を語る - コミックナタリー 特集・インタビュー

                                      10年近く「雨の日と月曜日」のエッセンスを溜め込んでいた ──「更新されなくなってしまった大好きなWeb小説をコミカライズすることになった」というコマkomaさんのツイート、4.7万リツイート、17.5万いいねと本当に反響がありましたね。10年前、心の支えにしていたWeb小説の更新が止まり、続きが読めないことに絶望して、作者さんがいつかどこかで続きを書いていてくれないかと、思いつくワードを片っ端からインターネットで検索して、ファンアートを描いて……と長年燻り続けていた気持ちと、そこから“自分がコミカライズすることになった”という奇跡が書かれた連続ツイートに「素敵」「泣ける」などたくさんの反応がありました。 たぶん、同じようなことを経験した方がたくさんいらっしゃったと思うんです。私が読んでた頃は個人サイトでWeb小説を発表することがすごく多くて。そういう個人サイトが閉鎖したりして、さみしい思

                                        「雨の日と月曜日」大好きなWeb小説の更新停止から10年…コミカライズを担当するコマkomaがほとばしる原作愛を語る - コミックナタリー 特集・インタビュー
                                      • 氷室冴子『白い少女たち』と昭和50年代のコバルト文庫 - ネコショカ(猫の書架)

                                        氷室冴子の『白い少女たち』について感想をあげるつもりであったが、刊行当時の状況を調べているうちに、昭和50年代のコバルト文庫についても触れたくなってしまった。ということで、『白い少女たち』の感想に加えて、昭和50年代のコバルト文庫について雑にまとめてみたのが本エントリである。 氷室冴子最初の一冊 さて、今回ご紹介する『白い少女たち』は1978年刊行作品である。なんと初版は昭和53(1978)年。40年以上も前の作品となってしまった。 前回紹介した『さようならアルルカン』収録の同名タイトルが、本当は一番最初に書かれた氷室作品(「小説ジュニア青春小説新人賞」への応募作だった)なのだが、書籍として出たのは本書の方が先になる。 なお、『白い少女たち』は長期に渡って入手困難な状態が続いていたが、2020年に「さようならアルルカン」に初期の文庫未収録作品を加えたソフトカバー版が刊行されている。未読の方

                                          氷室冴子『白い少女たち』と昭和50年代のコバルト文庫 - ネコショカ(猫の書架)
                                        • 心当たりの三作 - Rejoice!@hatena

                                          さて、作者としてではなく第三者として私が『ハンチバック』の批評を行うとしたら用いるだろう作品を三作挙げて解説したいと思います。私の執筆スタイルとして、事前の作品構想は緻密ではありません。完成後に自分の書いたものの意味が掴めてくるという感じですので、ここに挙げた作品も、構想段階から組み込むことを企図していたものではありません。あくまで私自身が「一読者」として分析の手がかりにする作品三作です。読みの正解は一人一人の読者の中に! 『冥府の建築家』 冥府の建築家―― ジルベール・クラヴェル伝 作者:田中 純 みすず書房 Amazon 資産家で、背骨の曲がった、芸術家(五七五調)。というところでジルベール・クラヴェルは釈華のようなハンチバックの創作家の系譜の先人にあたるでしょう。作中で直接言及してもいいくらいですが、別のやり方――意味のないところにヒントを忍ばせておく程度の遊び心にとどめています。ち

                                            心当たりの三作 - Rejoice!@hatena
                                          • 「光る君」が始まる前に『なんて素敵にジャパネスク』の魅力を伝えたい! - 走り出した足が止まらない!

                                            2024年の大河ドラマは、源氏物語の作者である紫式部の生涯を描いた「光る君」となりました。平安時代という日本人の和の心くすぐる時代が舞台ということで、その奥深い歴史と文化に魅了されるドラマになってくれることを期待しています。 しかし平安時代の貴族の文化というのは、現代日本を生きる私たちの価値観とは全く異なっており、すんなりと理解するのは難しいかもしれません。天皇を頂点とした冠位と官位による階級制、一夫多妻制度、文と短歌がコミュニケーションの中心となる執筆文化など、現代とは全く異なる価値観で平安時代の人々の生活は営まれていたのです。 もちろんドラマ内でも丁寧に説明が入るかと思いますが、平安時代の基礎知識を得るためにオススメの作品があります。それが『なんて素敵にジャパネスク』です! 「なんて素敵にジャパネスク」は、平安時代の貴族たちの生活をユーモアとサスペンス要素を盛り込みながら溌剌と描いた名

                                              「光る君」が始まる前に『なんて素敵にジャパネスク』の魅力を伝えたい! - 走り出した足が止まらない!
                                            • 『夢詩壷』登場本の紹介 其の一 - がらくた銀河

                                              え~と、3月にkindleで出した小説『夢詩壷』は、30代OLの深町姫香が主役の本と夢を巡るファンタジーです。 おかげさまでたくさん買っていただきまして本当にどうもありがとうございます! それで、今日は小説の中で言及されている本の、脇役たちによる紹介です! 夢詩壷 作者:磯崎愛 唐草銀河堂 Amazon 「はじめまして、このたび作者から作中の本の紹介を頼まれた来須美奈子と申します。 んで、相方をつとめてくださるのは龍村功先輩です」 「頼まれたわけじゃなくて脅されたっていうんだよ、ああいうのは」 「まあまあいいじゃないですか、わたしたち本編じゃ脇役扱いなんですから。ただの漫談ですし」 「主役にやらせろよ」 「先輩、それ、深町先輩の前で言えますかあ?」 「いえるさ。言うだけなら」 「ですよねえええええええええ」 「どうでもいいけど、俺も忙しいんだからさっさと始めるぞ」 「ハイ! ではまずはじめ

                                                『夢詩壷』登場本の紹介 其の一 - がらくた銀河
                                              • 織守きょうやさんの読んできた本たち 「アルスラーン戦記」は今読み返しても最高|好書好日

                                                織守きょうや(おりがみ・きょうや) 1980年ロンドン生まれ。2012年に『霊感検定』で第14回講談社BOX新人賞Powersを、15年に『記憶屋』で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。2021年、『花束は毒』で第5回未来屋小説大賞を受賞。ほかの著書に『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『花村遠野の恋と故意』『響野怪談』『幻視者の曇り空──cloudy days of Mr.Visionary』などがある。 >「作家の読書道」のバックナンバーは「WEB本の雑誌」で 好きな作品はいろんな翻訳を読む ――織守さんはプロフィールに「ロンドン生まれ」とありますね。いつまでそちらにいらしたのですか。 5歳までイギリスにいて、小学校の6年間は神戸、中学の3年間はドイツ、高校の3年間はイギリスという感じです。 ――なるほど。では、いちばん古い読書の記憶といいますと。 本当に古い読書というと、たぶん幼児の頃の

                                                  織守きょうやさんの読んできた本たち 「アルスラーン戦記」は今読み返しても最高|好書好日
                                                • 【この本と出会った】ライター・書評家、嵯峨景子 『キル・ゾーン1 ジャングル戦線異常あり』 少女小説 大人に広がる

                                                  ただひたすらに息苦しかった思春期。本を読むことだけが救いであり、慰めだった。そんな私にとって、「コバルト文庫」や「ティーンズハート」をはじめとする少女小説は、心に寄り添ってくれる戦友のような存在だった。 私が少女小説を読み始めた平成初期は、ファンタジーの全盛期。少年を主人公にしたヒット作も多く、多種多様な物語やキャラクターに心をときめかせながら、新刊を追いかけた。 なかでも、須賀しのぶの『キル・ゾーン』と出会ったときの衝撃は忘れがたい。中高生読者に合わせ、主人公を10代にするのが一般的だった時代に、本作のキャッスルの23歳という年齢は斬新だった。そして、彼女の治安部隊の曹長という設定も、異彩を放っていた。 近未来SFアクション小説『キル・ゾーン』は、それまでの少女小説にはないミリタリー要素を打ち出した、須賀しのぶの出世作である。激戦地のジャングルで、ゲリラと死闘を繰り広げるキャッスルの姿は

                                                    【この本と出会った】ライター・書評家、嵯峨景子 『キル・ゾーン1 ジャングル戦線異常あり』 少女小説 大人に広がる 
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