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香港政府 中国政府 違いの検索結果1 - 24 件 / 24件

  • プチホリエモンたちの孤独

    先日来、香港の路上を埋め尽くしていたデモは、今後、どういう名前で呼ばれることになるのだろう。 現時点(6月19日までに報道されているところ)では、香港政府のトップが「逃亡犯条例」の改正を事実上断念する考えを示す事態に立ち至っている。 してみると、デモは「成功」したと見て良いのだろうか。 私は、まだわからないと思っている。 この先、北京の中国政府がどんな態度に出るのかがはっきりしていない以上、現段階で軽々にデモの成果を評価することはできない。 ただ、デモをどう評価するのかということとは別に、この1週間ほどは、海をはさんだこちら側からあの小さい島で起こっているデモを観察することで、むしろ自分たち自身について考えさせられることが多かった。 たとえば、香港市民のデモへの評価を通して、論者のスタンスが意外な方向からはっきりしてしまう。そこのところが私には面白く感じられた。 わたくしども日本人の香港の

      プチホリエモンたちの孤独
    • 「リベラルなら声あげて」国民・山尾志桜里氏の思い 超党派で取り組む「香港国安法問題」インタビュー

      香港での反体制的な言動を取り締まる「香港国家安全維持法」(国安法)の成立・施行から1か月半。民主活動家の周庭(アグネス・チョウ)氏や、中国に批判的な論調で知られる「蘋果日報」(アップル・デーリー)創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏が国安法違反の容疑で逮捕されるなど、香港での言論・表現の自由は早くも危機を迎えている。 こういった状況を受け、香港市民の保護を目指す超党派の「対中政策に関する国会議員連盟」(JPAC)が2020年7月29日発足。人権制裁法の議員立法や、緊急避難が必要な香港人の受け入れ(救命ボート)政策を推進する。議連で中谷元・元防衛相ともに共同代表を務める山尾志桜里衆院議員に、その狙いを聞いた。(聞き手・構成:J-CASTニュース編集部 工藤博司) アジアの実力ある人権国家として国際社会で存在感発揮すべき ―― 山尾議員はこれまで「立憲的改憲論」といった憲法をめぐる議論で知られます

        「リベラルなら声あげて」国民・山尾志桜里氏の思い 超党派で取り組む「香港国安法問題」インタビュー
      • 「日本の皆さんは、まだ自分の力を自覚できてないんじゃないかと思います」 香港の民主化運動を世界に発信する大学生周庭が語る覚悟のVOICE(社会運動家・大学生/23歳)

        世界で大きく報じられた香港の大規模デモ雨傘運動で注目を浴びて「民主の女神」と呼ばれる周庭(アグネス・チョウ)さん。高校1年生の時にはじめてデモに参加してから7年。現在は香港衆志(デモシスト)の一員として香港の民主化運動を牽引しながら、流暢な日本語とSNSを駆使して現状を世界に発信し続けている。混乱が深まる中聞いた、彼女の日常、香港の未来、そして日本への思い。 「香港の学期は9月からなので、12月は1学期が終わる時期なんです。だから、今は大学生として一番忙しい時期で、論文を締め切りギリギリに書いて提出するという生活をしています。今朝も論文を1つ提出しました(笑)」 昨年末。PCの画面上にあらわれた周庭さんは苦笑しながらそう言った。「今はどんな日常を過ごされているんですか?」と冒頭で質問した後、大学生活の話が返ってきたのは正直意外だった。日本でメディアの報道やSNSを見る限り、彼女の置かれてい

          「日本の皆さんは、まだ自分の力を自覚できてないんじゃないかと思います」 香港の民主化運動を世界に発信する大学生周庭が語る覚悟のVOICE(社会運動家・大学生/23歳)
        • 香港デモは「最後の戦い」、2014年雨傘革命との違い

          ・同じ香港での政治デモ。しかし、今回の「逃亡犯条例」改正反対デモと2014年の雨傘革命は争点が大きく異なる。 ・2014年のデモは「香港に今ない民主主義」を求めた。今回のデモは「香港に今ある安全」を守ることを求めている。 ・だから今回のデモは勝っても得るものがなく、負ければ一線を越える。それだけに切実だ。 香港の騒乱が続いている。 1997年の返還以来、香港では何度か大規模なデモが起きている。特に記憶に新しいのは2014年に起きた「雨傘革命」と呼ばれる学生蜂起だろう。「またか」と思う向きもあるかもしれない。だが、今回のデモの性質は雨傘革命のそれと大きく異なる。 雨傘革命は傍観していたが、今回のデモには参加した香港人男性は言う。「初めて政治デモに参加した。これが最後かもしれない」。 夢見て裏切られた雨傘革命 雨傘革命のデモ隊が求めていたものは「普通選挙の実施」だった。 返還後、香港政府のトッ

            香港デモは「最後の戦い」、2014年雨傘革命との違い
          • 『言論の不自由 香港、そしてグローバル民主主義にいま何が起こっているのか』強権化する大国中国と それに抗う若者たち - HONZ

            『言論の不自由 香港、そしてグローバル民主主義にいま何が起こっているのか』強権化する大国中国と それに抗う若者たち 2017年から香港特別行政区行政長官選挙を普通選挙で行うという約束を、14年に中国政府が反故にしたことに反発する市民らが行った抗議活動、「雨傘運動」は、日本でも大きなニュースになった。この運動で中心的な役割を果たした組織が「学民思潮」だ。本書はこの学民思潮のリーダーのひとり、ジョシュア・ウォン(黄之鋒)による著作だ。 彼の政治活動は14歳にして始まる。香港政府が導入しようとした「国民教育」という中国共産党のプロパガンダ教育制度に反対の声を上げ、11年に学民思潮を結成したのだ。結成の中心メンバーには日本で有名なアグネス・チョウ(周庭)も含まれている。このときの抗議活動には10万人以上の市民が参加し、香港政府は「国民教育」義務化の無期延期を余儀なくされた。 本書では、この若き民主

              『言論の不自由 香港、そしてグローバル民主主義にいま何が起こっているのか』強権化する大国中国と それに抗う若者たち - HONZ
            • 香港の挽歌 もう誰も共産党を止められないのか

              <国家安全法の導入で破綻への秒読みが始まった、自由都市・香港の繁栄と一国二制度──次のターゲットはどこか? 本誌「香港の挽歌」特集より> 今年の6月4日、香港のビクトリア公園にはほとんど人影がなかった。昨年とは大違い。一昨年やそれ以前にも、こんな光景はなかった。 30年という歳月のせいではない。1989年のこの日に北京の天安門広場で民主化を求める無数の人々が中国共産党の手で虐殺されて以来、香港市民は毎年、この公園に集まって抗議の意思を表してきた。 中国側は、あの事件を何としても歴史から抹殺したい。それでも従来は、特別行政区である香港とマカオでの追悼式典は黙認してきた。しかし今年は違った。新型コロナウイルスの感染防止を口実に、当局はビクトリア公園での集会を禁じた。 暗い時代のひそかな足音を、香港の民主活動家は感じ取っている。香港では昨年、犯罪容疑者の身柄を中国本土に引き渡せる「逃亡犯条例改正

                香港の挽歌 もう誰も共産党を止められないのか
              • 『ウォッチドッグス レギオン』香港デモを支持しているとの誤解を招いたとして、政治的中立を主張するUbisoftが謝罪 - AUTOMATON

                「E3 2019で発表した、ロンドンを舞台にした最新のフィクション作品『ウォッチドッグス レギオン』を宣伝する投稿が最近シェアされましたが、ロンドンを舞台にしたゲームであると言及しなかったことから、誤解を招いてしまった可能性がございます。これは私たちが意図したものではありません。混乱を招いてしまい、誠に申し訳ございません。」 Ubisoft SEA Facebook 香港デモと同時期に投稿された「傘」のイメージ 同社は6月13日、Facebookにて最新作『ウォッチドッグス レギオン』を宣伝する文章と画像を投稿した。投稿文には「かつて美しい景観が広がっていたこの街は、今や破滅へと向かっています。私たちは、お互いのことを知らないかもしれませんし、会ったことすらないかもしれません。しかしながら共通の目的のために立ち上がり、団結しました。ロンドンの街を取り戻し、私たちの未来のために戦う時がきたの

                  『ウォッチドッグス レギオン』香港デモを支持しているとの誤解を招いたとして、政治的中立を主張するUbisoftが謝罪 - AUTOMATON
                • 逃亡条例改正「延期」 どうなる香港デモ、3つの疑問

                  香港政府は現地時間15日15時から会見を開き、大規模な反対デモの原因となっていた「逃亡犯条例」の改正を「期限は定めずに延期する」と発表した。 この第一報を受けて浮かぶであろう3つの疑問について、いま分かっている情報をもとに解説する。 疑問1:審議「延期」ということは「再開」するのか 「取り下げ(withdraw)」ではなく「延期(postpone)」なので、字義通り解釈すれば再開の可能性はある。ただし、会見で林鄭月娥行政長官(香港の行政トップ)は「今回の改正は、市民の理解が得られなかった」と延期の理由を明言しており、単なる時間稼ぎの可能性は低いと思われる。 また、審議の延期について「先送りのスケジュールは定めない」とも発言した。この言葉で想起するのは、「香港デモは「最後の戦い」、2014年雨傘革命との違い」でも解説した2003年の「香港基本法23条条例」事件だ。香港基本法23条に基いて、反

                    逃亡条例改正「延期」 どうなる香港デモ、3つの疑問
                  • 中華娯楽週報 第63回:芸能界のセレブも立場が二分!先鋭化する“香港ナショナリズム”と民意の対立

                    こんにちは!「香港ガリ勉眼鏡っ娘ゲーマー」こと歐陽です。中国・香港・台湾を含む中華圏のゲームや映画、アニメなどの情報を発信し、社会事情を分析するコラム「中華娯楽週報」。前回は世界的話題を呼んだ空前の国産SF大作『流浪地球』や、がん患者の経済的苦境を描いて社会問題に鋭く切り込んだ『我不是薬神』といった中国製の大ヒット映画が、「中国大陸の映画など観たくもない」と考える人が多い香港では悉く惨敗を喫したことから入り、大陸人や中国大陸に関する物事を無条件で忌み嫌う香港人の“大陸アレルギー”を概説した。「中国大陸関係であれば、何でも必ず反対する」という意味の言葉「逢中必反」は昔からあるが、大陸人に対する中国返還後の若い世代の嫌悪感と、中国政府・共産党への極端な憎悪と不信感は、上の世代よりも激しい。詳しくは前回をチェックしよう。 大陸人を「蝗虫(イナゴ)」などの侮蔑語で呼び、「駆蝗(イナゴ駆除)」を力尽

                      中華娯楽週報 第63回:芸能界のセレブも立場が二分!先鋭化する“香港ナショナリズム”と民意の対立
                    • 香港のデモの理由をわかりやすく解説!逃亡犯条例や雨傘運動と一国二制度についても |

                      2020年5月のデモについて追記しました この記事に簡単に記していますが 詳しくはこちらの記事をみてください 【中国】国家安全法とは?わかりやすく解説【香港はどうなる?】記事の最後にリンクを入れてあります。 現在日本でも大きく取り上げられている、香港での大規模なデモSNSでやニュースの動画を見ると、道が一瞬のうちに人で埋め尽くされたり、警察が逆に追い詰められていたりでその活動の大きさが伺えます。 でも、このデモ何を訴えているのでしょうか? 重要なことですがこの記事は『香港のデモが何故行われているか?』の記事です 香港でデモをしている人たちが主張していることが、必ずしも事実でなく 香港政府や中国本土側が考えていることとは異なる可能性もあります。 実際に香港に住む方と連絡を取り、日本ではわからない情報も詳しく教えていただきました 逃亡犯条例?雨傘運動?一国二制度などを、分かりやすく解説します。

                      • 習近平はなぜ、そんなに国家安全法を急ぐのか “香港の鉄の女”にインタビューした(上)(木村正人) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        [ロンドン発]中国の全国人民代表大会(全人代=国会)で香港国家安全法の導入が決定された問題で、香港民主派の中核政党・民主党の前党首で、報道の自由と人権のために闘う“香港の鉄の女”劉慧卿(エミリー・ラウ)同党国際問題委員会議長に5月31日、電話インタビューしました。 「香港国家安全法導入決定にはみな驚いた」木村:現在の香港の状況について教えて下さい。 ラウ氏:中国共産党の意見をそのまま通す議会である全人代が香港国家安全法の導入を可決しました。これは誰にとっても大きな驚きでした。香港政府も全人代の香港代表団の何人かも発表されるまで全く知らなかったと思います。彼らが知ったのは北京に到着した時です。 それは大きな驚きであり、香港政府に対しても香港代表団に礼を欠くものでした。私たち香港人は今、非常に憂慮し、心配しています。北京によって起草された香港のミニ憲法、香港基本法には私たち香港自身の手で国家安

                          習近平はなぜ、そんなに国家安全法を急ぐのか “香港の鉄の女”にインタビューした(上)(木村正人) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                        • 香港のデモは意義がある。日本のデモは意味がない。 | sakigake news

                          選挙権のある日本、選挙権のない香港。 香港のデモが凄まじいですね。 200万人規模のデモになっても、そこまで大きく報道されることはないのは不思議です。 僕はもっと、注目されていい出来事だと思えるのですが。 今回の香港デモについて、まだ詳細を知らない人は、下の動画を見てください。 今回のデモは、香港の人口700万人のうち200万人が参加しています。 実に3.5人に1人がデモに参加しています。 マジか!? 日本じゃ、到底考えられませんね。 でもね、僕、デモって嫌いなんです。 かっこ悪いじゃないですか。 合理的なことだとは思えません。 現政権に対して、文句があるなら、政治家になればいいだろって思うんです。 もしくは、投票すればいいだろって。 そのための選挙権でしょ。 香港って国際都市です。 香港国際空港は、アジアを代表するハブ空港ですし。 3年前、中国・深センに行った時、香港国際空港を経由しまし

                            香港のデモは意義がある。日本のデモは意味がない。 | sakigake news
                          • 香港区議会議員選挙――「想定外」の結果が示す中国の情報収集の弱点(倉田 徹) - アジア経済研究所

                            11月24日投開票の香港区議会議員選挙は、驚くべき結果となった。投票率は71.2%と、区議会議員選挙はもちろんのこと、香港のあらゆる大型の選挙で史上最高を記録した。 筆者は同日香港に滞在し、朝から各地の投票所を回った。「逃亡犯条例」改正反対に端を発し、6月の大規模デモ以来半年近く続く抗議活動のなかで、今回の選挙には当初から注目が集まり、盛り上がりはある程度予想されていた。しかし、至る所の投票所に、早朝から長い列ができる様子を実際に目にして、筆者は驚きとともに、感動を禁じ得なかった。明らかに、香港では人々の政治への「覚醒」が広がっていた。韓国・台湾・フィリピンなど、東アジアの各地で前世紀に発生した民主化の熱気は、あるいはこのようなものだったのかと想像をめぐらせた。 選挙結果も衝撃的なものであった。過半数を獲れるか否かが焦点とされていた民主派の議席数は、452議席中388議席と、なんと8割以上

                              香港区議会議員選挙――「想定外」の結果が示す中国の情報収集の弱点(倉田 徹) - アジア経済研究所
                            • 「#周庭氏の逮捕に抗議する」「#FreeAgnes」がツイッターで拡散、日本でも抗議のうねり

                              手錠をかけられ警察車両に乗せられる 周庭さんはマスク姿のまま自宅から出てくると、警察車両に乗せられた。家を出てくる時には、後ろ手に手錠がはめられ、白い布らしきものがかけられていた。(一部には、手錠はかけられていないとの主張もある) 香港の複数のメディアは、彼女が香港国家安全維持法に違反した疑いで逮捕されたと伝えている。 周庭が連行された時の動画… 現在は彼女が「扇動分裂」で逮捕されたとの情報しかない。#周庭 #国安法 pic.twitter.com/ee3Ac6tLxy — hklemontea (@hklemontea) August 10, 2020 現在、イギリスに滞在する民主派の活動家である羅冠聰(Nathan Law)氏は、彼女の逮捕を受けて10日、次のようにツイートした。 【拡散希望】アグネスは一緒に闘ってきた友人の一人です。独裁政権である中国共産党(CCP)は国安法違反「国家

                                「#周庭氏の逮捕に抗議する」「#FreeAgnes」がツイッターで拡散、日本でも抗議のうねり
                              • ほぼ「無理心中」計画:香港民主派前議員大量逮捕の背景(遠藤誉) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                6日、香港立法会の民主派前議員や区議会議員など約50人が逮捕された。背景には民主派の「死なばもろとも十歩」計画がある。十歩目は中共とともに崖から飛び降りる際の国際社会支援頼み。現状では望み薄か。 ◆逮捕された人たちの経緯 1月6日に民主派系列の全立法会(香港議会)議員や区議会議員など50人超が逮捕されたが、この人たちは、2020年9月に予定されていた立法会議員選挙に向け、民主派の候補を絞り込むために実施された予備選挙(中国語で初選)に参加した政治家たちだ。 この予備選挙は昨年7月に行われたもので、民主派の前議員たちは、立法会の過半数を占めることで香港政府の予算案を否決し、香港政府トップの行政長官を辞任に追い込むことなどを目標に掲げていた。 昨年7月12日、香港の民主派は立法会議員選(定数70)に向けて同日まで2日間にわたり実施した予備選の投票者が、初期目標の17万人を上回って約61万人に達

                                  ほぼ「無理心中」計画:香港民主派前議員大量逮捕の背景(遠藤誉) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 台湾漫画は真に自由なのか?~奨励された台湾アイデンティティ作品と、「反浸透法」、台湾でしか出せなかった漫画~、――そして台湾漫画の未来 |

                                  台湾漫画は真に自由なのか? ~奨励された台湾アイデンティティ作品と、「反浸透法」、台湾でしか出せなかった漫画~、――そして台湾漫画の未来 ただいま台湾の百合漫画『綺譚花物語(きたんはなものがたり)』の日本語版を出版するべく、クラウドファンディングに挑戦中の翻訳者、黒木夏兒(くろきなつこ)です。タイトルからお察しの通り、本作は吉屋信子の『花物語』へのオマージュ。昭和11年の台中市を主要な舞台として、少女たちの葛藤を描いています。 こちらのクラファン、11月8日の夜に無事に成立し、日本語版の出版が決定いたしました! 成立後も11月15日まで実施中ですので、ご興味をお持ちの方は、是非、『綺譚花物語』のクラファンページをご覧ください。発売後の価格よりも若干お安く、しかも非売品の美麗なクリアファイル付きで日本語版をご購入いただけます。また、出版記念イベントには原作者の楊双子さんと作画の星期一回収日さ

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                                  • 【転載】香港の抵抗運動の行方(區龍宇)〜attacこうとうHPから

                                    新自由主義グローバリゼーションの下で 拡大する貧困・格差、環境の危機に対して 世界的に拡がっている参加型民主主義や非暴力直接行動と連携しながら 「もうひとつの世界」を目指します attacこうとうのサイトに掲載された區龍宇さんのインタビューを転載します。 以下は、マレーシア社会党のfacebookに掲載された香港の區龍宇氏のインタビュー。訳注は[ ]で補った。 原文はこちら。 https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2453384691397430&id=439607402775179 ◆インタビュー:香港の抵抗運動の行方 この数か月、香港では巨大な大衆的な抵抗が続いており、世界中から注目されている。機関紙『社会主義』は、香港のアクティヴィストへの取材を通じて、主流メディアとは違ったスタンスで香港の政治的危機と大衆的抗議を報じる。前回は、抵抗

                                      【転載】香港の抵抗運動の行方(區龍宇)〜attacこうとうHPから
                                    • 中国政府に「脱香港」の動き? 深圳を「香港以上」に育てる長期計画

                                      <中国が発表した深圳の大規模開発構想は、反政府デモに揺れる香港への牽制か> 中国国務院と共産党中央委員会が8月半ばに深圳の野心的な大改造計画を発表した。 周知のとおり、広東省にある深圳は今でも中国南東部の主要都市であり、香港と大陸中国の重要な結節点だ。しかし新計画によれば、深圳は「中国の特色ある社会主義」の成果を誇示するパイロット地区に生まれ変わる。つまり経済力や発展の質において世界をリードする都市となり、とりわけ研究開発や技術革新、新興産業の育成、環境保護にも注力するという。 新計画は、いずれも特別行政区である香港、マカオと広東省の9都市を一体化する「大湾区(粤港澳大湾区)」開発構想の一環と位置付けられる。現状でもこの地域だけで中国のGDPの約12%を生み出しており、総人口は7000万に達する。 大湾区構想はまだ概要が示されているだけだが、要は珠江デルタ地帯に巨大な産業のハブを創出し、経

                                        中国政府に「脱香港」の動き? 深圳を「香港以上」に育てる長期計画
                                      • 解釈も裁判官も北京の意のまま、香港国家安全法6章66条を読み解く

                                        香港の民主派や国際社会から大きな反発を受けている香港国家安全法の詳細が発表された。中央政府の影響力が強く働く可能性の高い制度設計であり、被疑者が中国本土に送られることも否定できない。一国二制度の形骸化がますます現実のものになろうとしている。 国際社会の圧力と審議の進む香港国安法 物議を醸してきた香港国家安全法の草案が6月20日、いよいよ明らかになった。全国人民代表大会(全人代)常務委員会が6月18日から20日まで開催され、中国国営の新華社が「香港特別行政区維護国家安全法(草案)」(香港国家安全法)の「説明」を掲載したからだ。同法の審議は継続予定で、6月28日から30日に常務委員会が再び開かれることから、早ければ香港の中国返還記念日である7月1日前に成立する可能性がある。 香港国家安全法は香港の民主派からだけではなく、欧米各国も否定的な反応を示している。英国はBNO(英国海外市民)パスポート

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                                        • 香港デモの黒幕は米国--陰謀説に固執する中国:日経ビジネス電子版

                                          収まる気配を見せない香港のデモについて、中国政府は米国や台湾が陰で扇動していると唱える。こうした陰謀説にはまるで根拠がないが、中国政府にとってはそう主張するほうが都合がよい。中国の指導者たちが本当にそう信じ、世界の現状から目をそらしているとしたら危険だ。 中国政府は、香港のデモの背後に外国の「黒い手」があると主張している。この主張は愚にもつかないものだが、残念なことに、中国本土では広く信じられている。普通の愛国的な中国国民がこうした噂を広めているのを見ると、偽情報の力を再認識させられる。 米中央情報局(CIA)が、だまされやすい香港人にお金を払ってデモに参加させているとか、深夜便の飛行機に外国人の扇動者をもぐり込ませているといった類いの噂だ(この噂を筆者は香港空港で客を待つ運転手から聞いた)。 その一方で、この「黒い手」説を中国共産党の幹部らがある程度信じている様子が見られる。そうとなると

                                            香港デモの黒幕は米国--陰謀説に固執する中国:日経ビジネス電子版
                                          • 批評の練習帳 現代の東アジアにおいて「思想」は可能か

                                            私は数年前から通称「スガゼミ」と呼ばれる絓秀実氏を中心とした読書会に参加している。「スガゼミ」は、もともと絓氏が近畿大学四谷キャンパスで教えていた頃から続いている読書会だが、昔のことは知らない。参加者の顔ぶれは基本「来る者は拒まず去る者は追わず」ということで、その時代によって種々様々、いかにも絓さんらしい「雑」な雰囲気の読書会で(ちゃんと挨拶もしないので、未だに参加者の名前を全部覚えていない)、月に一度課題図書(文芸批評の時もあるが、多くは哲学や法学・歴史学・社会学などの専門書)を決めて報告者を一人決めて発表してもらい、それについて言いたいことがある人が勝手なことを言い(大体批判)、特に結論も出ないまま終わって、その後に残りたい人だけの緩い食事会飲み会となるのが常だった。しかしコロナでしばらくはオンラインということになり、その最初の回として、去年の十月に私が報告者となり許紀霖の新刊『普遍的

                                            • さよなら香港、その後

                                              2019年9月17日 田中 宇 この記事は「さよなら香港」の関連です。 案内してくれる人がいて、9月14ー15日に香港に行った。前回の記事「さよなら香港」は、旅行の前の下調べ的なものとして書いた。私が香港で見た主なものは、9月14日の午後2ー3時ごろに発生した九龍湾の淘大商場(Amoy Plaza)での「愛国派」の集会とその後の「民主派(反政府派)」との乱闘・警察隊による介入・取り締まり、9月14日の夕方に香港島・中環の愛丁堡広場で開かれた中学生ら若者たちの民主派側の集会、9月15日の正午から英国領事館前で民主派が開いた集会、9月15日の午後2場ごろから香港島・銅鑼湾の繁華街で民主派が開いた集会とデモ、などだ。 これらを見て私が考えた分析は、(1)愛国派と民主派がなぜ対立するか。その構造。(2)民主派と英米との関係。英米とくに米国の黒幕性。その分析の延長として、中共や香港財界は黒幕でないの

                                              • SARSを取材したジャーナリストが見る新型肺炎

                                                武漢で発生した新型コロナウイルスは2020年1月30日現在、日本で7人目の感染者が確認された。過去に重症急性呼吸器症候群(SARS)が猛威をふるい、世界で8069人が感染して775人が死亡、うち香港で299人が死亡した当時、筆者は香港在住3年目で、SARSをどっぷり取材した。かれこれ17年前の話だが、その経験を思い出しつつ、記事を書きたい。 数字から状況を見る 新型肺炎は、中国政府と武漢市政府の対策の遅れがここへきて叫ばれているが、さまざまな報道を見ると情報の扱いをどうするのかにほぼ集約される。中国の政治システム、官僚制度のネガティブな面が顔を出した形だ。一方で中国政府は海外への団体旅行と個人のパッケージ旅行(航空券+宿泊)の一部を1月27日から禁止した。アメリカや日本でこうした禁止令はまず出せず、中国が共産党支配の国だからこそできたやり方でもあるが、完全な個人旅行までは止められない。不運

                                                  SARSを取材したジャーナリストが見る新型肺炎
                                                • 綱領一部改定案、野党連合政権/BSフジ番組「プライムニュース」 志位委員長、大いに語る

                                                  日本共産党の志位和夫委員長は19日放送のBSフジ番組「プライムニュース」に出演し、党綱領一部改定案や野党連合政権の実現への展望などについて語りました。聞き手は、フジテレビの反町理解説委員長と長野美郷キャスターです。 立民・枝野氏との党首会談――「政権を代え、立憲主義を取り戻す」で一致 冒頭、15日に立憲民主党の枝野幸男代表と行った党首会談について「なぜこのタイミングで」と問われた志位氏は、「臨時国会では野党共闘がずいぶん前進しました。そして(11月24日投票の)高知県知事選挙でもみんなで協力してがんばった。そのご苦労さん会ということで話し合いを持ちました」と述べ、「大きな一致点としては『安倍政権を倒し、政権を代え、立憲主義を取り戻す』という点で一致しました」と述べました。 反町氏は、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業絡みで、東京地検特捜部がIR担当の内閣府副大臣だった秋元司衆院議員=自

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