インドのモディ首相は8日、隣国のバングラデシュのハシナ首相と会談し、防衛分野を中心に総額で45億ドルの融資を行うことで合意し、バングラデシュで影響力を強める中国をけん制する狙いがあるものと見られます。 会談で両首脳は、インドがバングラデシュに総額45億ドル(約5000億円)の融資を行うことで合意し、中でも、装備品の調達など防衛の分野への融資が5億ドル(550億円余り)に上っています。 会談のあとの記者会見で、モディ首相は「バングラデシュは高い経済成長と発展に向けて歩んでおり、インドとしては関係を強化することは喜ばしい」と述べ、合意の意義を強調しました。 バングラデシュには最近、中国が道路や発電所の整備などに参入し、去年10月には習近平国家主席が訪問して大規模な経済支援を表明しています。 中国は、バングラデシュをアジアとヨーロッパをつなぐ経済圏構想の「一帯一路」の重要な拠点と位置づけており、
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