本田技研工業(ホンダ)は12月13日、人型ロボット「ASIMO」の新モデルを発表した。 さまざまな機能を総合的に実行する統合制御システムを搭載しており、「オフィスなどの環境で実際に作業する能力と、高い運動能力が特徴」(同社)という。 従来のカメラや超音波センサーなどに加え、新たに光通信機能付きICタグの読取機能を備える。同タグを携帯する人が近くに来ると、360度全方向のどこに人がいてもその位置を把握する。また誰であるかも認識し、相手の動作にあわせて応対できるという。 頭部のカメラと手首の力覚センサーを利用し、人と手をつないで歩いたり、トレイなどの品物をタイミングよく受け渡したりできる。 ワゴンなどを押して最大10kgの荷物を運ぶことも可能。力覚センサーにより左右の腕の力を調整し、ワゴンとの間隔を適切に保ちながら移動できる。動きが遮られても、減速したり向きを変えるなど柔軟に対応しながら、運