3日午前10時ごろ、神奈川県愛川町の無職男(25)から「マンション駐車場で強盗に遭った」と110番があった。県警はパトカー38台、137人態勢で緊急配備したが、証言の矛盾を突くと男は自作自演を認めた。「自宅に盗みに入られた」と1月19日に出した被害届もうそと認めた。県警厚木署は2件について軽犯罪法違反(虚構犯罪申告)容疑で書類送検する方針。 同署によると、男は09年8月にレンタカー会社を辞めたが、「妻に『日本サッカー協会に転職した』とうそをついていて(給料の)入金を求められ、どうにもならなくなった」と供述しているという。事情聴取にも当初はサッカー協会の偽名刺を見せて身分を偽り「外国人風の男2人に車から引きずり降ろされ41万円を奪われた」などと話した。事件前の行動などの説明が不自然だったので追及したところ、うそを認めた。【池田知広】