以前読んだ日経新聞の記事に、 「幸福感を高めるためには、 経験を味わうのがよい」と書かれていた。 そこでは、人と一緒に味わうことに 着目されていたけれど、 自分一人であっても、 経験を味わうことは可能だろう。 経験を味わうということは、 過去、今、未来すべてにおいて、 「集中する」ということだ。 たとえば、ポジティブな経験の場合、 振り返って楽しくなる(過去)、 ポジティブな経験をしていることを 存分に楽しむ(今)、 ポジティブな経験を 楽しみに待つ(未来)と、 三つもの地点で楽しめるのである! しかも、振り返って楽しむことは、 繰り返せるというのがミソだ。 振り返るだけではなく、 文字にして日記に書いたり、 気に入った景色や行ったところの 写真を残して後から見ることもできる。 ネガティブな経験は、 あまり味わいたくはないけれど、 ネガティブな経験をするから、 ポジティブな経験が際立つのは