越直美市長=7日、大津市役所プリウスで登庁する大津市の越直美市長=16日、同市役所 全国最年少の女性市長になった大津市の越直美市長(36)が20日開会の市議会に初めて臨む。前市長が着手した2012年度予算案の一部を組み替え、公約の中学校給食調査費などを盛り込んだ。越氏は職員と対話の機会を増やし、部長級の補佐役を起用するなど独自色を出してきた。 越氏は12年度予算案で目片信・前市長が手がけた100事業のうち59事業(14億7千万円)の計上を見送った一方、市立中学校での配食サービス導入に向けた調査費などマニフェストで掲げた事業を盛り込んだ。 市議会の定数38のうち、選挙戦で越氏を支援した民主系会派は6人と、越氏には少数与党の議会運営が課題だ。ただ、12年度予算案(総額1024億円)の大半は目片・前市長時代のものを引き継いだ。選挙戦で前市長を支援した野党の自民系会派(18人)は賛成する方向