静岡県が2010年度、全国で初めて非常勤行政委員の報酬を日額制に移行した結果、年間の報酬支払い総額が約半分に減ったことが県のまとめで分かった。 対象となる9行政委員会すべてで報酬は減少した。月額制から日額制への変更は、勤務実態に合った報酬にしようと、川勝知事が導入を決定した。 1人当たりの勤務日数が最も少なかったのは、河川など海以外の内水面の漁業規則などを決める内水面漁場管理委員会。会長も含めて非常勤委員は10人いるが、「協議事項が少ない」(県水産資源課)ため、1人当たりの年間勤務日数はわずか2・1日。支払われた報酬総額は76万4400円と、09年度と比べて9割近くも減少した。次に勤務日数が少なかったのは、海区漁業調整委員会の8・5日、選挙管理委員会は17日だった。 逆に、最も多かったのは、公安委員会の74・4日で、日額制に移行しても報酬総額が約2%減っただけだった。公安委員長の勤務日数は