韓国経済が危機に瀕している。 韓国が頼みとしていた中国経済は失速が鮮明になり、イギリスの欧州連合(EU)離脱が決定したことから、外貨を中心に資本が海外へ流出する危険が高まっていることが大きな要因だ。 7月19日、韓国銀行と米韓のシンクタンクが開いた会合に出席した米ニューヨーク連邦準備銀行のリンダ・ゴールドバーグ副総裁は、韓国経済について厳しい見解を述べた。同氏の分析によると、金融危機などで投資家のリスク回避志向が強まった際には、韓国から深刻な資本流出が起こる恐れがあるという。 そこで、米韓・日韓通貨交換(スワップ)締結に関心が集まっている。韓国の経済専門家の間では、他国との通貨スワップを増やすべきとの主張が強まっている。 キム・ジョンシク延世大学教授は、「通貨スワップは為替市場に心理的な安定感を与えるため、過去に中断されたものを、また推進するべき」と語り、暗に日本との通貨スワップ再開を推奨
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