コルクを辞めたスタッフとの、ある会話を最近よく思い出す。 「佐渡島さんのスピードに社員がついていけなかった時、どうしますか?」 「ベンチャーは、社長がスピードを落とすと止まる。誰よりも速く走る。そして、ついて来れる人間を連れていく。もしも、待てるなら、大企業のスピードも待てた。目標に到達することが大事だ。」とその時の僕は、答えた。 そのスタッフは、その会話から半年後にコルクを辞めた。彼はコルクの創業日に連絡をくれて、ボランティアでもいいから働きたいと言って助けてくれて、すぐにコルクも彼に給与を出せるようになった。彼がいなければ、創業時のコルクは絶対に回らなかった。 そのようなスタッフでもスピードのついて来れなかったら、敢えて別の道を行く。厳しさがベンチャー経営には重要で、目標に対して、僕がブレてはいけない。それが僕が心の中で繰り返し唱えていたことだった。 今の僕は、先輩経営者として、2年ほ
![二度目の覚悟。今回の覚悟の方が難しかった。|佐渡島庸平(コルク代表)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a553a7be6e5e3667d92ecf257ba7eb33b32df33a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F3900112%2Frectangle_large_374b65071c3f01bdce778cb95d6c9622.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)