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ブックマーク / kenmogi.cocolog-nifty.com (27)

  • 茂木健一郎 クオリア日記: 赤ままの花やとんぼの羽根を歌うな

    shigeo2
    shigeo2 2010/06/08
    『ロジックが行動の礎である。感傷は受動の共鳴器である。』
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 通年無差別採用のご提案

    企業の経営というものは、徹底的な合理性を追求するべきものと考えます。 ここにおける合理性を、ある文脈に限定されたものととらえれば、その企業は文脈限定的な成功を収めることになるでしょう。一方、開放的にとらえれば、その企業はオープン・エンドな成長を遂げることができるかもしれません。 私は、新卒者、既卒者、あるいはそもそも大学を出ているかどうかを区別せず、一年のいつでも応募を受け付け、順次採用を決める「通年無差別採用」が今日の企業経営上もっとも合理的だと信じ、その採用を強くお薦めするものです。 ネットワーク化し、相互依存が高まり、偶有性が避けられない今日の世界においては、多様な人材がいることが、一つの組織の頑健さ(robustness)につながります。 人生のタイムラインは多様化しています。日の大学を出る人だけをとろうと思えば、4月に一斉に入社すれば良いのでしょうか、世界にはさまざまな人たちが

    shigeo2
    shigeo2 2010/06/03
    自社で新しい仲間を募集するとき、通年無差別採用をやろ。
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 直接性の原理

    最近、日の地方を旅していて思うことは、「ここもまた、文明の中心であるはずだ」ということである。 都会と田舎、という時の見方が変わった。インターネットが登場することによって、日のどこにいても、世界の文明の坩堝(crucible)の中に、身を投げ込むことが可能となった。 そのことに気付くということが、新時代に輝く上ではどうしても必要なことだと思う。 ハーバードのサンデル教授の「正義」に関する講義を、ネットで簡単に見ることができる。 http://www.justiceharvard.org/ インターネットの登場前だったら、ボストンに旅行して教室に潜るか、苦労して録画したビデオを手に入れなければならなかったろう。 しかし今は、直接つながることができる。そのことの重大な意味に、少しずつ多くの人が気付いていくだろう。 直接性(immediacy)が支配するということは、言い方を変えれば、媒介物

    shigeo2
    shigeo2 2010/06/03
    『ここもまた、文明の中心であるはずだ』
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 「ガラパゴス化」を通して地球規模で連帯すること

    自分たちのやっていることが、その地域だけでしか通用しない「ガラパゴス化」の問題は、置かれた文脈に(過剰に)適応する日人において、特に顕著に見られることかもしれない。日が地理的に孤立していることや、自分たちだけでも何とか回していけるだけの「市場規模」を持っていることは、日の「ガラパゴス化」の劇症化に寄与していることだろう。 一方で、インターネットに象徴される相互依存関係の緊密化に伴い、イノベーションや競争のダイナミクスが世界規模で「単連結化」され、その中でさまざまなデファクト・スタンダードが錬成され、リンガ・フランカとしての英語の力が強まる現在において、「ガラパゴス化」を強いられているのは日だけの現象ではない。 たとえば、ドイツの人たちと話していると、組織や肩書きにこだわる傾向が、日人とは別の意味で見られる。フランス人には、「グランゼコール」など、ある定められた「エリート・コース」

  • 茂木健一郎 クオリア日記: ギャップ・イヤー

    東京の某所のカフェで、仕事をしていた。たくさんやらなくてはならないことがあって、ちょっとあせっていた。 ふと顔を上げると、ヨーロッパから来たらしい青年が、前のテーブルに座っていた。バックパックを背負い、真剣な顔をしてを読んでいる。そのが、Roger PenroseのEmperor's New Mindだったので、思わずはっとした。 ちょっと背伸びをするふりをして、テーブルを立って、滅多にそんなことはしないのだけれども、声をかけてみた。 「こんにちは、失礼ですが。ペンローズを読んでいるんですね?」 「ああ、はい。」 「学生さんですか?」 「いや、そうではありません?」 「旅行中?」 「はい。去年、大学を卒業ました。」 「どこの大学を出たのですか?」 「ケンブリッジ大学です。」 「ああ、ぼくもケンブリッジに留学していました! 何を専攻していたんですか?」 「物理学です。」 「じゃあ、ぼくと

    shigeo2
    shigeo2 2010/04/04
    「穴? どういう意味ですか? ギャップ・イヤーの間に、いろいろ経験を積むことが穴? だとしたら、その穴は、とても生産的な穴でしょう。」
  • 茂木健一郎 クオリア日記: そういう場を

    ソニーコンピュータサイエンス研究所。 ゼミ。 須藤珠水、柳川透、箆伊智充が 論文を紹介。 柳川透の論文関係の議論をする。 朝日カルチャーセンター。 白洲信哉との対談。 丁々発止して、やがて面白かった。 いやあ、信哉っていうのは、当に いいやつだね。 ぼくはもう、エッセンシャルなこと ばかり考えて生きたいと思う。 それで、何か塾みたいなのを やりたいね、と信哉に言う。 つまりさ、誰かと誰かが会って 丁々発止するのに、大学とか そういう組織はいかにも迂遠だわな。 たとえば、信哉が大学で先生をやっている としよう。 信哉に師事したいとして、まずはその大学に 入って、それから研究室にうんぬん、 というのは二重三重の厚化粧、 余計な障壁。 もっとダイレクトに行きたいよね。 面白いやつを集める仕組みを作らなくては いけない。 そうすれば、今ぼくの研究室に いる学生たちにも、良い仲間ができるだろうし。

    shigeo2
    shigeo2 2009/04/22
    ダイレクトに面白いやつを集めるコミュニティを作ってみるか・・
  • 茂木健一郎 クオリア日記: 海を見る暇くらいは

    PHP研究所のの取材で、 インドネシアのバリ島に。 『脳を活かす勉強法』、『脳を活かす仕事術』 がおかげさまで好評だったので、 その慰労をかねて、次のの内容の 収録をバリ島でやるように 木南勇二さんが取りはからって 下さったのである。 PHP以外にもたくさん仕事を持ち込んで、 国際的な「カンヅメ」のようなもの。 バリ島に来るのは実に20年ぶりで、 それなりの感慨がある。 入国審査で、バリの係官が かかってきた携帯電話を受けながら スタンプを押していた。 それを見ていた日人のオヤジが、 偉そうに、「仕事の時くらいは電話するのを やめろよ」と言った。 それで、私はアッタマに来て、 「お前の方がうるさいんだよ」 と言ってにらみつけてやった。 偉そうなオヤジは嫌いだ。 バリ島の人の様子を見ていると、 切なくなることがある。 暗がりで、母親に抱かれている 子ども。 オレがあの子だったら、 どう

    shigeo2
    shigeo2 2009/02/23
    「英語が母国語の人は、どこか肝心なところで鈍感なところがある。マイナリティの方に共感する。そのことが、深いところで、自分の生命を再生させてくれるように思うのだ。」