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ブックマーク / number.bunshun.jp (23)

  • 「山口組みたいなもん」「灘中の運動会で実弾撃ってた」日本にボクシングを広めた“大物ヤクザ”「ピス健」とは?(細田昌志)

    昨年秋に上梓した『沢村忠に真空を飛ばせた男/昭和のプロモーター・野口修評伝』(新潮社)の取材過程において、筆者は主人公野口修の口から、多くの人物の知られざる一面を聞いた。父親の野口進や“戦後最大の黒幕”児玉誉士夫。“ゴッドハンド”大山倍達。“キックの鬼”沢村忠や“国民的歌手”五木ひろしの前半生も興味深いものがあった。 その中において、責了後なおも筆者の関心を惹いて止まなかったのが、野口修が少年時代に出会った嘉納健治である。 射撃の名手「ピス健」=嘉納健治とは何者か? 大正から昭和前期にかけての神戸の大物やくざにして「ピス健」と呼ばれた射撃の名手。野口修の父・野口進も所属した大日拳闘会の会長。前稿でも詳述したように、日に拳闘(ボクシング)興行を根付かせた功労者の一人でもある。

    「山口組みたいなもん」「灘中の運動会で実弾撃ってた」日本にボクシングを広めた“大物ヤクザ”「ピス健」とは?(細田昌志)
    shinchi
    shinchi 2021/02/13
  • タクシー運転手の手首を日本刀で斬り落とし、爆破テロで大臣襲撃…「最高最大の豪傑ボクサー」野口進とは何者か(細田昌志)

    井上尚弥、井岡一翔、村田諒太ら7人もの世界王者を輩出するなど、黄金期の只中にあると言っていい現在の日のプロボクシング。 しかし、「拳闘」と呼ばれた黎明期について書かれた書籍は思いのほか少ない。もちろん、ボクシングだけに関して言えば一連のモハメド・アリの書籍をはじめ、マイク・タイソンの半生を赤裸々に綴った『真相─マイク・タイソン自伝』などのノンフィクション、『一瞬の夏』(沢木耕太郎)、『殴り殴られ』(安部譲二)、『遠いリング』(後藤正治)など一流の書き手による名作もあるにはあるが、野球やサッカーと比較して、ルーツを詳細に記した書籍は、市民権を得たプロスポーツにしては少ないかもしれない。 「最高最大の豪傑ボクサー」とは何者か 筆者は『沢村忠に真空を飛ばせた男/昭和のプロモーター・野口修評伝』(新潮社)を著述するにあたって、主人公野口修の父、野口進の人生もつぶさに追った。 「最高最大の豪傑ボク

    タクシー運転手の手首を日本刀で斬り落とし、爆破テロで大臣襲撃…「最高最大の豪傑ボクサー」野口進とは何者か(細田昌志)
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    shinchi 2021/01/25
  • 今、サッカー界で話題の“中西塾”。指先から眼球に及ぶ、異例の指導法。(木崎伸也)

    「シュートを打つとき、銃の引き金を引く直前の手の形にすると、 より正確に蹴ることができます」 中西哲生(スポーツジャーナリスト、元プロサッカー選手) 今、秘かにサッカー選手の間で話題になっている指導法がある。 その発案者は中西哲生。名古屋グランパスエイト(現・名古屋グランパス)と川崎フロンターレでプレーした元Jリーガーだ。 中西と言えば、TVやラジオで活躍するコメンテーターとして知られているが、その一方でサッカー技術を独自に研究する指導者としての顔がある。そして骨格・筋肉・神経・内臓・呼吸・血流・脳という視点から、オリジナルの指導法に行き着いた。 日本代表を含む10人ほどの選手が集う“中西塾”。 中西塾、とでも言おうか。 現在、男女含めて、約10人の選手を教えている。その中には日本代表もいる。 選手がオフで帰国したときに直接指導することもあれば、動画を送ってもらって国際電話でアドバイスす

    今、サッカー界で話題の“中西塾”。指先から眼球に及ぶ、異例の指導法。(木崎伸也)
  • イビチャ・オシム、日本への提言。「メディアも選手も監督も準備せよ」(イビチャ・オシム)

    2月に装いも新たにスタートした『メルマガNumber』。 Number Webのリニューアルを記念して、1号分を無料公開します! 今回はイビチャ・オシムの「オシム問答」。日本代表への言及が多く、 読者からの反響も非常に大きかった4月25日配信分です。 オシムは現在の日をどう見ているのか、随所にうかがわせてくれます。 聞き手の田村修一氏とのやり取りも含め、ぜひお楽しみください。 〈読者の皆さまへ〉 ワールドカップが近づくにつれて、オシムの周辺が慌ただしくなるのはいつものことではありますが、今回はボスニア・ヘルツェゴビナが初出場ということもあり、日からの取材以上に地元ボスニアのメディアの取材や協会関係の仕事(直接彼が関わっていないにせよ)などでかなり慌ただしい様子です。 さて、「今週のオシム問答」ですが、ワールドカップまで2カ月を切ったこの時期であるからこそ、先に進むのではなく立ち止まるべ

    イビチャ・オシム、日本への提言。「メディアも選手も監督も準備せよ」(イビチャ・オシム)
  • リングの匂いまで感じるほど、リアリティに富んだ短編集。~『ミリオンダラー・ベイビー』~(馬立勝)

    アメリカにはボクシング小説の伝統がある。書の著者は新聞のインタビューで「ボクシングは人生の暗喩、縮図と言うが、人生こそがボクシングの縮図だ」と言った。ごく少数の勝者が名誉も金も総取りし、それに伴う権力までも握る格差社会。ボクシング界そのまま、と言うのだ。だからこそ多くの作家がボクシングを書き続けた。 書は、100年前のジャック・ロンドンからアーネスト・ヘミングウェイを経てノーマン・メイラーと続くボクシング文学の伝統に連なる作品。短編が5編、中編が1編、リングに命を賭け、社会の底辺から這い上がろうとするボクサーとトレーナー、カットマン(止血係)、プロモーター達の血と汗と欲望と、そして挫折の世界をクールな眼差しと力強い筆致とで描き切った。 こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。 NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。 残り: 524文字 NumberWeb有料会

    リングの匂いまで感じるほど、リアリティに富んだ短編集。~『ミリオンダラー・ベイビー』~(馬立勝)
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    shinchi 2014/03/27
  • EURO2012 ~日本代表が語る究極観戦術~

    Sports Graphic Number 805号 EURO2012 ~日本代表が語る究極観戦術~ 2012年6月7日発売 で読む SPECIAL FEATURES Lesson1 知将が説く文◎田村修一イビチャ・オシム 「日人のためのEURO解体新書」 Lesson2 日本代表の頭脳が語る文◎細江克弥遠藤保仁のマイ・シャビ論 「スペインの攻撃を司る3つの“能力”」 Lesson3 風間八宏が斬る文◎木崎伸也ロナウド、イブラヒモビッチ、ルーニー鑑賞術 Lesson4 元チームメイト対談文◎細江克弥名波浩×福西崇史 「ボランチ的EURO観戦法」 私のEURO論 (1)U-23日本代表FWの視点文◎豊福晋指宿洋史 「スペイン連覇の可能性は高い」 (2)日本代表CBの視点文◎粕川哲男吉田麻也 「国を懸けて戦う男が一番格好いい」 Lesson5 ウッチーの欧州戦記備忘録文◎木崎伸也内田篤人のE

    EURO2012 ~日本代表が語る究極観戦術~
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    shinchi 2013/07/29
  • コンフェデ3戦全敗は屈辱か、当然か?日本代表に欠けた競争原理と危機感。(戸塚啓)

    「我々にとってこの大会は非常に有益だったと思う。コンフェデ杯は国際経験を積める場であり、これまでの国際経験の差が最終的な結果だ」とブラジルでの記者会見で語ったザッケローニ監督。 遠い、疲れると嘆いた10日ほど前の自分を、僕は心の底から罵倒したくなった。 日がグループステージ最終戦を終えた2日後の24日深夜、サンパウロ発ドバイ行きのフライトでブラジルをあとにした。往路と同じく14時間半かけて中東随一のハブ空港へ戻り、4時間弱のトランジットで日行きの機内へ乗り込む。 ブラジルヘ到着した際は、ここから2時間ほどで目的地に到着した。日へ帰国する今回は、10時間弱のフライトである。ドラえもんの助けを借りたいのは、ドーハからブラジルへの道のりではなく、まさにこの瞬間だった。 東京都内の自宅へ辿り着いたのは、出発から実に34時間後だった。 南米は遠い。遥かなる大陸である。 田、香川ですらも所属チ

    コンフェデ3戦全敗は屈辱か、当然か?日本代表に欠けた競争原理と危機感。(戸塚啓)
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    shinchi 2013/06/30
  • 足で勝って、足で負けた侍ジャパン。あの8回裏の重盗シーン、全真相。(鷲田康)

    「連覇してくれた選手の方々もいらっしゃいましたし……そういうものを全部、自分が止めたような気がして申し訳ないです」と責任を全部ひとりで背負うようなコメントを残した内川。 その瞬間に三塁側の日ベンチはもちろん、スタンドの日応援団、そして記者席も一瞬声を失ったような沈黙が流れた。 準決勝のプエルトリコ戦の土壇場に起こった痛恨のミス。1-3と2点差としてなお1死一、二塁で一塁走者の内川聖一が飛び出してアウトになったプレーは、ある意味、今回の日本代表の強さと脆さを象徴するようなものであったように思う。 苦戦した1次ラウンドのブラジル戦、2次ラウンドの台湾戦と、この8回から試合が動いて、日に逆転への道は広がっていた。 もう一度、問題の場面を整理してみよう。 3点を追う8回。 当然、ファンだけではなく日ベンチも再びの逆転劇を意識してこの回を迎えたはずだった。 そして1死から鳥谷敬が右中間に三塁

    足で勝って、足で負けた侍ジャパン。あの8回裏の重盗シーン、全真相。(鷲田康)
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    shinchi 2013/03/19
  • 敗因は“判定”か“元7番ロナウド”か?因縁対決に敗れたマンU、CLを去る。 (山中忍)

    マンUは、ギグス(右)とラファエウ(左)という右サイドの2人でC・ロナウドを徹底マークしたが、後半24分、一瞬の隙を突かれ、逆転ゴールを許した。 オールド・トラッフォードに乗り込んだジョゼ・モウリーニョ監督が、「世界中で時間が止まる」とまで形容した、マンチェスター・ユナイテッド対レアル・マドリー。CLベスト8進出を懸けた決戦を、固唾を呑んで見守っていた観衆は、誰もが、56分の判定に思わず息を呑んだことだろう。 マンUのナニとレアルのアルバロ・アルベロアが、中盤でハイボールを競りあって倒れた場面。 空中でトラップを試みたナニの右足は、たしかにアルベロアの上半身を捉えたように見えた。だが、マンUウィンガーの目は、ボールの軌道に釘付けで、相手SBの突進には気付いていないようにも思われた。 高く足を上げた危険行為ではあるが、故意ではなく、不慮の事故。 ナニが立ち上がるのを待っていた主審は、イエロー

    敗因は“判定”か“元7番ロナウド”か?因縁対決に敗れたマンU、CLを去る。 (山中忍)
    shinchi
    shinchi 2013/03/06
    すごい!
  • なぜバルデスは突然退団を表明した?バルサで守護神を務めるという孤独。(工藤拓)

    「ビクトル・バルデス、バルセロナの契約延長オファーを断る」 1月17日夜、スペインの通信社『EFE』が1の短いニュースを報じた。 その2時間ほど前、スポーツディレクターのアンドニ・スビサレッタとスポーツ部門の最高責任者であるジョセップ・マリア・バルトメウ副会長は、バルセロナ郊外にある練習場のオフィスにバルデスの代理人ヒネス・カルバハルと父ホセ・マヌエル・バルデスを迎えた。 クラブを代表する彼らは、バルデスに年俸アップを含めた2年間の契約延長をオファーするはずだった。しかし、オフィスにやってきた代理人と父親はバルデスが交渉の席に着く意思がないことをクラブ側に通達。しかもクラブの反対を無視し、ほどなく『EFE』を通してその意思を公表してしまったのである。 「自分のキャリアがバルサで終わるのかどうかは時間が教えてくれる。バルサのGKを務めるのは難しい。自分は長年そのプレッシャーに耐え続けてきた

    なぜバルデスは突然退団を表明した?バルサで守護神を務めるという孤独。(工藤拓)
    shinchi
    shinchi 2013/02/22
  • なぜ、ザックはメンバーを固定する?2013年も「耐える力」が鍵になる!(二宮寿朗)

    2012年のザックジャパンの戦績は8勝2敗2引き分け。2月のW杯3次予選ウズベキスタン戦は、ホームでの唯一の敗戦となった。 2012年のザックジャパンを振り返ってみると、順調な1年だったと言えるだろう。 最重要項目であるブラジルW杯最終予選ではスタートダッシュに成功してここまで4勝1分けの勝ち点13。ライバルのオーストラリアが1試合少ないとはいえ、2位以下に勝ち点8差以上をつけているわけだから上出来だ。アジアとの戦いの一方で10月には欧州遠征に出向き、真っ向勝負を挑むことによって世界との距離もある程度測ることができた。チームにとって実のある一年だったように思う。 続いて選手個々にフォーカスしてみると、ある一字がキーワードとしてパッと頭に浮かんでくる。 それは「耐」――。辞書を引いてみれば「もちこたえる。たえる」とある。 離脱期間をあくまで進化を遂げるための時間と捉えた田圭佑。 例をあげれ

    なぜ、ザックはメンバーを固定する?2013年も「耐える力」が鍵になる!(二宮寿朗)
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    shinchi 2012/12/24
  • <日本卓球の至宝、覚悟の告発> 水谷隼 「世界の卓球界を覆う違法行為を僕は決して許さない」(城島充)

    若くして日の卓球界を担う稀代の天才プレーヤーは、 ある世界的な“不正行為”の犠牲となり、苦しんできた。 違法な用具を使うことなく、ただ、フェアな条件で戦いたい。 卓球という競技の未来のため、選手生命を賭け、問題提起する。 日の丸を背負って北京、ロンドンと2度の五輪を戦った水谷隼。 Number815号に掲載された勇気ある告発を全文公開します。 僕はこれから、選手生命をかけて卓球界に横行している不正行為と戦っていきたいと思っています。もちろん、アンフェアな状況への憤りがあるからですが、それだけが理由ではありません。このまま不正行為を放置すれば、卓球というスポーツの未来にも暗い影を落としていくという危惧が心の底にあるからです。 「補助剤」をラバーの裏側に塗ることで、大きく変わる打球の質。 卓球をしている人なら「補助剤」、英語で「ブースター」と呼ばれる液体のことは聞いたことがあると思います。そ

    <日本卓球の至宝、覚悟の告発> 水谷隼 「世界の卓球界を覆う違法行為を僕は決して許さない」(城島充)
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    shinchi 2012/11/20
  • 栗山vs.吉井、高木vs.権藤……。野手出身監督と投手コーチの宿命。(鷲田康)

    「栗山監督と全然合わなかった。チームに迷惑をかけてしまった」と解任の理由を自ら語った吉井投手コーチ。リーグ優勝を飾った日ハムだが、福良淳一ヘッドコーチ、清水雅治外野守備走塁コーチというチーム幹部が出ていく事態にもつながった。 これは永遠のテーマなのかもしれない。 日ハムの吉井理人投手コーチが今季限りで退団することになった。理由は栗山英樹監督との確執で、要はまた野手出身の監督と投手コーチの対立が原因なのだという。 「コーチの仕事当に難しい」 日シリーズが終わった翌日の11月4日。吉井コーチは自ら退団を申し出た理由を、報道陣にこう説明したという。 「監督とうまくいかないで迷惑をかけることもある。作戦を決めるのは監督。僕が邪魔になるのならいない方がいいと思い、こうなりました。監督との折り合いが悪いことは選手も分かっていた。このままだとチームのマイナスになると思った」 投手起用を巡る二人

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    shinchi 2012/11/13
  • フランクフルトの乾貴士が3戦連続弾!快進撃支えるゴール量産の理由。(ミムラユウスケ)

    自身「人生初」と言う値千金のヘディングシュートを決め、チームメイトから祝福される乾貴士。乾の3戦連続ゴールの活躍でチームは4勝1分け、現在2位につけている。 荒くれサポーターの心を、新加入の日人選手が掴みつつある。 ブンデスリーガ第5節、アイントラハト・フランクフルトの乾貴士が3戦連続となるゴールを決めた。乾の1ゴール、1アシストの活躍もあり、昨季王者ドルトムントと3対3で引き分けた。 試合前からファンとメディアによる乾への期待は膨れ上がっていた。先週の金曜日までにフランクフルトの記録した開幕4連勝はクラブレコードでもあり、2部から昇格したチームの新記録でもある。そんな中、2試合連続でゴールを決めていたのが乾だったからだ。 ドルトムント戦の前日には『ビルト』紙のフランクフルト版が2試合連続でゴールを決めていた乾の特集を1ページの大半を割いて組んだ。そして、地元の『フランクフルター・ルント

    フランクフルトの乾貴士が3戦連続弾!快進撃支えるゴール量産の理由。(ミムラユウスケ)
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    shinchi 2012/09/26
  • ファーガソンが目論む戦術革命。香川真司を軸にマンUが変貌する!? (田邊雅之)

    初ゴール後の記者会見で、これからの課題を問われた香川。「もっと中央でボールを受けられるようにしたい。(中略)(プレミアでの活躍は)絶対にできる、という自信がある」 「昔はイングランドの人間が世界にサッカーを教えたと自慢していたのに、今はどうやら日人にサッカーを習う時代になったみたいだ。マサ、あのカガワっていう選手は大したもんだよ」 オールド・トラッフォードのプレスラウンジで、2日ぶりにまともな事にありついていると、後方から突然声をかけられた。香川真司の活躍に気をよくしているサポーターが、この手の話をしてくるのならばわかる。だが声の主は昔からつきあいのある知人、しかもFWA(サッカー記者協会)で会長をつとめてきたジャーナリストである。 しかも僕が話しかけられたのは土曜の午後2時。香川がフルハム戦で歴史的な初ゴールを決め、万雷の拍手を浴びる前だった。つまり現地イギリスの事情通の目から見れば

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    shinchi 2012/08/27
  • 五輪代表、マレーシア戦勝利の意味。再確認した、自分たちの誇りと戦法。 (佐藤俊)

    サイドバックの酒井宏樹は得意のクロスボールを何度も入れていた。関塚監督が指示したポイントのひとつ「サイドを使った攻撃」という指示は、見事に貫徹された ロンドン五輪を目指すU-23日本代表は、敵地でマレーシアに4-0で勝利。シリアがバーレーンに敗れ、日は土壇場でロンドン五輪最終予選C組の首位に返り咲いた。 シリアに敗れて大きなダメージを受け、直前のシンガポール合宿を始めてからわずか4日間の準備期間で臨んだマレーシア戦だったが、あらゆる不安を吹き飛ばしての完封勝利となった。 マレーシア戦での最大のテーマは、繋ぐのか蹴るのか、チームの戦い方を明確にすること。戦い方が中途半端だった2月5日のシリア戦の反省を活かして、全員キッチリと意思疎通ができた状態で戦えるか、ということだった。 戦い方について関塚監督は2つのポイントを明確に示した。 「サイドを使った攻撃とリスタート」 最終予選初戦のマレーシア

    五輪代表、マレーシア戦勝利の意味。再確認した、自分たちの誇りと戦法。 (佐藤俊)
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    shinchi 2012/02/23
  • <Jリーグ20年記念> 歴史を動かした20人。

    Sports Graphic Number 798号 <Jリーグ20年記念> 歴史を動かした20人。 2012年2月23日発売 で読む SPECIAL FEATURES 1993 スター誕生秘話文◎一志治夫三浦知良 「Jリーグの成功を託された男」 1993 鹿島に受け継がれる哲学文◎小宮良之ジーコ 「常勝軍団を創造した“神様”のこだわり」 1995 名将と名手の融合文◎戸塚啓ベンゲル&ストイコビッチ 「欧州式コレクティブサッカーの衝撃」 1997 知られざる闘将の素顔文◎細江克弥ドゥンガ 「“怒り”の真相」 1997 “浪速の黒豹”の記憶文◎阿部珠樹エムボマ 「異次元の身体能力と脳」 1998 驚異のルーキー見参文◎近藤篤小野伸二 「見る者さえ欺く天賦の才」 1998 4試合で大量16得点文◎時見宗和中山雅史 「世界記録を打ち立てた謙虚と貪欲」 1998 平塚からイタリアへ文◎戸塚啓中田英

    <Jリーグ20年記念> 歴史を動かした20人。
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    shinchi 2012/02/22
    J
  • Jリーグが進歩するために学ぶべき、世界最高のコンディショニング理論。~【第2回】 PTPの2つの基本認識~(木崎伸也)

    ヒディンクの右腕として、2002年韓国代表の肉体改造に取り組んだレイモンド・フェルハイエン。今回、サッカーを通じたオランダと日の国際交流に努める『J-Dream』主催で行なわれたセミナーの講師として来日。来年も今回同様のイントロダクションセミナーと、今回の参加者を対象としたアドバンスセミナーを開催予定だという どの分野においても優れた理論というのは、“シンプルさ”という美しさを持つだろう。名将ヒディンクが惚れ込むコンディショニング・コーチ、レイモンド・フェルハイエンの理論もコンセプトがとても明快だ。 従来のコンディショニング理論というと、「有酸素運動」、「無酸素運動」、「乳酸値」、「VO2max(最大酸素摂取量)」といった専門用語が次々に登場し、取っ付きづらい印象がある。だが、レイモンドは一切そういう専門用語を排除し、サッカーの言葉に置き換えて説明することにこだわっている。指導者や選手に

    Jリーグが進歩するために学ぶべき、世界最高のコンディショニング理論。~【第2回】 PTPの2つの基本認識~(木崎伸也)
    shinchi
    shinchi 2012/01/02
  • 実は言葉の人、落合博満。オレ流語録8年分、一挙公開!(村瀬秀信)

    退任の記者会見にて「中日以外のチームから監督のオファーがあればどうしますか」との質問に対し、「話があれば聞く」と答えた落合博満氏。「初老の男性に戻った。映画館の右の後ろで女房と映画を観たり、温泉にでも行きたいと思います」というコメントも残している 非常に楽になりました。監督という肩書は結構重たい。それを外して、普通の57歳か58歳の初老の男性に戻ったということじゃないでしょうか――。 11月22日。中日ドラゴンズ・落合博満監督の退任会見が名古屋市内で行われた。キャンディーズの解散会見、いや、10月31日にあった橋下大阪府知事の「普通の42歳に戻りたい」発言に続く、異能者たちだけに許された「普通の○○に戻る」発言は、落合博満がドラゴンズ監督としての重責を全うしたことを告げる最後の言葉となった。 思えば監督就任となった'03年10月8日の会見での、「どういうタイプの監督になるかは誰にもあてはま

    実は言葉の人、落合博満。オレ流語録8年分、一挙公開!(村瀬秀信)
    shinchi
    shinchi 2011/12/03
  • ようやく復調してきた「優しい男」。内田篤人の声に出さない忍耐力。(了戒美子)

    9月下旬から11月上旬まで、「歩くだけで痛いくらい」のケガによって公式戦から離れていた内田篤人。11月中旬にはフル出場も果たすなど、現在はほぼ完璧な回復ぶりを見せている 今季に入って間もない頃のある試合後、ミックスゾーンでこんなことがあった。ベンチ入りしたが出場機会のなかった内田篤人は「今日は答えられることなんてないですよ」などと言いながら、気楽な表情で登場した。選手によっては、試合に出ていないが故のイライラや、気恥ずかしさ、はたまた面倒くささから報道陣を避けるケースもあるのだが、内田はそういうことをするタイプではない。 その日、話は思いのほか弾んだ。 試合メンバーから外れている間は筋力トレーニングに精を出していること、それもシャルケ生え抜きでまだ18歳ながらほぼレギュラーのドラクスラーと「お前の筋肉、たいしたことねーなー」などと言い合いながら、並んで筋トレマシンと格闘していることなどを楽

    ようやく復調してきた「優しい男」。内田篤人の声に出さない忍耐力。(了戒美子)