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ブックマーク / www.kk-bestsellers.com (11)

  • 議論の勝敗だけにこだわる「知識人ごっこ」の輩を実名で糾弾する【中野剛志×適菜収】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    新型コロナウイルスに対する「言論人」の見解が大きく分かれたのはなぜか? 新型コロナ軽視論を垂れ流し続けた「知識人」の胸の内はどのようなものなのか? 評論家・中野剛志氏と、作家・適菜収氏が、「知識人ごっこ」をして悪ふざけをする連中に鉄槌をくだす。ふたりの対談の新刊『思想の免疫力』では実名で糾弾する!発売は8月10日(Amazonでは12日)発売決定。 コロナ禍による緊急事態宣言下の新橋の飲屋街 ■「筆を折る」と宣言した人間 中野:以前に小林秀雄が未知の事態の対応に失敗した例として秀吉を挙げた話をしました。その同じ講演では成功例として信長の桶狭間の戦いを挙げているんです。 今川義元の大軍が押し寄せて来たとき、織田家の家臣団は清洲籠城を信長に進言した。こういう時は、籠城がスタンダードな理論だったからでしょう。でも信長は、圧倒的な不利をひっくり返さなければいけないという「未知の事態」に対して、既存

    shinchi
    shinchi 2021/06/01
  • 信じる者は救われない |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    そしてそして、前田利家逝去の翌日、つまり今から422年前の慶長4年閏3月4日(現在の暦で1599年4月28日)、騒ぎが起こりました。豊臣家奉行衆のひとり・石田三成が大坂の石田屋敷から伏見の屋敷へと逃亡したのです。 加藤清正・福島正則・黒田長政ら「反三成派」の七将が彼を討とうと動いたのがその原因でした。 利家は三成・七将の双方に睨みの効く小うるさい老人で、その重石がはずれた途端に七将が動いたのは、朝鮮侵略後の論功行賞実施を「秀吉の遺命に背く」と拒否する三成を排除して領地を獲得し、戦費の償還や家臣への褒賞に宛てようと目論んだためでしょう。 この騒動に際して、次席大老の毛利輝元は 「この状況は以前から願っていた事なので今はこちらから仕掛けるべき好機だから、三成からは迅速に帰国の上、軍勢を催して尼ヶ崎に布陣してくれと要請された。大谷吉継からは当方が伏見下屋敷に移るのは適当ではないと差し止められた。

    信じる者は救われない |BEST TiMES(ベストタイムズ)
    shinchi
    shinchi 2021/05/30
  • 「東海林(とうかいりん)」と書いて「しょうじ」と読むのはなぜか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    市町村制公布記念日というものがある。1888年(明治21年)4月25日に「市制」「町村制」が公布され、翌年の4月1日から順次全国において施行された。昭和22年からは地方自治法に変わり、それぞれの市町村を首長が治めている。日では、奈良時代から各地に国が存在し、その中に郡や村が置かれた。 それらの地域を治めるために官僚が朝廷から派遣された。これら官僚が国司(こくし)や郡司(ぐんじ)、庄司(しょうじ)、村主(すぐり)、村長(むらおさ)などの名字を名乗ったと考えられる。その中で一番多いのが「庄司」という名字である。これは庄司という役人の数が一番多かったことに関係している。 山形県には、東海林(とうかいりん・しょうじ)という名字がある。「東海林」を「とうかいりん」とは読めるが、「しょうじ」と読むのは難しい。実は、当時中国から多くの優秀な人材が派遣されたが、その中に「林(りん)」という姓を持った人物

    「東海林(とうかいりん)」と書いて「しょうじ」と読むのはなぜか? |BEST TiMES(ベストタイムズ)
    shinchi
    shinchi 2021/04/26
  • 「なぜかくも日本人は小粒になったのか?」最大の理由。【福田和也】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    ミャンマーの軍事クーデターで民間人は400人以上が犠牲になった。香港では中国全人代の決定により、民主的な選挙は行われにくくなった。シリア内戦は10年続き依然終息は見えず、死者40万人、難民600万人に…。国際情勢は時々刻々と不安定になり、南シナ海、東シナ海に限らず不穏な軍事行動や軍事訓練が世界各地で起こっている。アメリカの覇権が地に堕ち、中国ロシアがそれに取って代わろうと帝国主義的な動きをしているのが今なのだろう。さて日はどんな選択肢をもち、どんな道を歩もうとしているのか? その任に耐えうる国運を担える人物はいるのだろうか? 初選集『福田和也コレクション1:を読む、乱世を生きる』(KKベストセラーズ)が話題の文芸評論家・福田和也氏は「なぜかくも日人は小粒になったのか」とすでに平成の時代に嘆いていた。さらに加速度的に「日人がどんどん小粒になって」いくことをも…。その原因について考察

    shinchi
    shinchi 2021/04/03
  • 「死」の考え方に対して、なぜキリスト教と仏教は対極にあるのか?【呉智英×加藤博子】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    「死とはいったい何か?」「悔いなく死ぬためには、死をどう考えればよいのか?」——人生100年時代に、死は遠い先のことであり、まるで他人事のように思える。メメント・モリ(自分もいつか死ぬことをわすれるな)。死は誰にでもやってくる。そう考えたとき、死はやはり恐ろしいと思うか、それとも、「死に方」が問題だと考えるか。あの有名な哲学者や思想家、宗教家や文学者は死をどう捉えてきたのだろう? 当代一の知識人・呉智英氏と哲学者・加藤博子氏が、古今東西の名著を紐解き、死を語り尽くした書『死と向き合う言葉――先賢たちの死生観に学ぶ』(KKベストセラーズ)が発売早々、話題となっている。今回、キリスト教と仏教の「死」についての考え方がなぜこれほどまでに対極にあるのかを考える。 ■人間の有限性について 呉 キリスト教と仏教は人間の有限性を考える上で、対極にある。キリスト教は、完全なもの、無限なものは存在していると

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    shinchi 2021/03/19
  • 「読書」は享楽とは、この世に二つないというほどの快楽である【福田和也】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    読書」は享楽とは、この世に二つないというほどの快楽である【福田和也】 “知の怪物”が語る「生きる感性と才覚の磨き方」 「美術鑑賞と同様に読書にも、それなりに必要なものがあるということです。読書もまた機会と場所を選ぶものですし、それを愉しむためには、ある程度の道具立てが必要です。」と語るのが福田和也氏。 “読書がこの世に二つないというほどの快楽である” 理由とは? 選集『福田和也コレクション1:を読む、乱世を生きる』から抜粋。 写真:PIXTA ■贅沢な読書とは? を読むこと、その贅沢さ。豊かさ。 といった、言葉、惹句にあなたはうんざりしているかもしれない。 私も、人から、つまりは私以外の人間から聞いたら、そう思うかもしれません。そういう云いまわしは、世間に溢れています。 読書は享楽であり、この世に二つないというほどの快楽だ。 この言業は真実であるけれども、ほとんどの人にとっては実感が

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    shinchi 2021/03/04
  • 「この一冊ですべてわかる!」式の安直でインスタントな本ばかりを選んではいけない 【福田和也】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    「この一冊で宗教がすべてわかる!」「この一冊で戦後史が丸わかり!」etc.そんなサブタイトルが付いた書籍ばかりが書店には所狭しと並べられている。読者はいったいに何を求めているのだろうか? いま「好き」は多くいるが、「読書家」はいなくなった、と語るのが福田和也氏。選集『福田和也コレクション1:を読む、乱世を生きる』から珠玉の読書論を通して、“不穏な時代を生きる感性と才覚の磨き方”を語る。第3弾。 ■何を読んだらいいかわからない症候群 大学教員という仕事をしているためでしょう。学生から、よくこういう質問を受けます。 「私は一体、どんなを読んだらいいのでしょう」 もちろん、ここまでシンプルな訊き方はあまりないのですが、教養をつけるためにはどのを読めば、とか、作家になるにはどのを読めばいいのか、というような問いはたくさん受けます。こういうことを訊いてくるのですから、それなりに真面目なの

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    shinchi 2021/03/03
  • 不穏な時代の「価値ある読書」こそ人間を精神から鍛えなおしてくれる【福田和也】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    不穏な時代の「価値ある読書」こそ人間を精神から鍛えなおしてくれる【福田和也】 “知の怪物”が語る「生きる感性と才覚の磨き方」 「を読むとはどういうことか?」「もっとたくさんのを読めるようにするにはどうしたらよいか?」そんなテーマのが出版市場を賑わしている。多くの人が今、何か精神的な支柱を読書に求めている表れなのではないだろうか。類のない読書家であり〝知の怪物〟と評される福田和也氏の著書『福田和也コレクション1:を読む、乱世を生きる』(KKベストセラーズ)から、珠玉の読書論を抜粋。“不穏な時代を生きる感性と才覚の磨き方”とは。 写真:PIXTA ■なぜ人はを読むのか なぜを読むのか。 そうした疑問を、あなたは感じたことがあるだろうか。 もしも感じたことがあり、そのことについて考えたことがあるのなら、それだけで君の人生は何ほどかのものだ。身近なことについて、根的に考えるということ

    不穏な時代の「価値ある読書」こそ人間を精神から鍛えなおしてくれる【福田和也】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)
    shinchi
    shinchi 2021/02/27
  • 読書こそ「領域展開」理不尽で不可解なことが起きがちな現実の世界からあなたを守るバリアにもなる(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】㉕) |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    読書こそ「領域展開」理不尽で不可解なことが起きがちな現実の世界からあなたを守るバリアにもなる(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】㉕) 学び続けること [苦闘青春期(37歳まで)] 「誰も当のことを言わないから、ブスで馬鹿な私が当のことを言う!」と元祖リバータリアン(超個人主義的自由主義)でアイン・ランド研究の第一人者である作家・藤森かよこ氏がペンで立ち上がった。 氏のものした『『馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめて書いたので読んでください。』(KKベストセラーズ)は4刷を超え(以下、「馬鹿ブス貧乏」と表記)、多くの女性を勇気づけた「革命の書」である。アラフォー読者からの要請が殺到。今月21日より、第2弾『馬鹿ブス貧乏な私たちを待つ ろくでもない近未来を迎え撃つために書いたので読んでください。』が出版される。 そこで、今回、藤森氏のご厚意に預かり『馬鹿ブス貧乏』の長いまえがきから第1章

    読書こそ「領域展開」理不尽で不可解なことが起きがちな現実の世界からあなたを守るバリアにもなる(藤森かよこ【馬鹿ブス貧乏】㉕) |BEST TiMES(ベストタイムズ)
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    shinchi 2021/01/15
  • 「世の中のバカ化」の進行を止めるただひとつのやり方とは?(小田嶋隆×武田砂鉄【後編】) |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    コラムニストの小田嶋隆が2011年から2020年までの10年間にわたって書き続けてきたツイートを、フリーライターの武田砂鉄がセレクトし、解説を加えて一冊のとしてまとめた『災間の唄』(サイゾー)。それを記念したインタビュー後編では、どうして災間の10年が変わらなかったのか、その理由を追及していく。 武田砂鉄さん(左)と小田嶋隆さん(右) ■権力者が「いじる」対象から「説教する」対象へ 武田「今回、このに収められた10年分のツイートには、社会的な事象に対するツッコミが多かったんですが、政治の世界で起きている事象がコメディのようなことばかりで、突っ込むほうがなかなか真面目に向きあっていられない、って感じが強くありましたね」 小田嶋「彼らが「いじる」対象じゃなくて、「説教する」対象になってしまっているんですよね。「いじる」っていうのは相手がすごくスクエアだったりスタティックだったりするときに発

    shinchi
    shinchi 2020/12/01
  • 大阪都構想、事実を知るほど「反対」になる〜これこそ「大阪都構想の真実」です〜(川端祐一郎) |BEST TiMES(ベストタイムズ)

    大阪都構想、事実を知るほど「反対」になる〜これこそ「大阪都構想の真実」です〜(川端祐一郎) 「賛成派ほど、都構想の制度内容を誤解している」という驚愕の調査結果 松井一郎氏(大阪市長、日維新の会代表、大阪維新の会代表) 1.「大阪都構想」は大阪市民に正しく理解されているのか? 11月1日(日)に、いわゆる「大阪都構想」(正確には大阪市廃止・特別区設置)に関する賛否を問う住民投票が行われます。この大阪都構想というものは、ここでもわざわざ「いわゆる」をつけてカッコ書きで補足しなければならないように、非常にわかりにくい構想です。その原因の一つは、現実の都構想が「大阪市を廃止・分割して、財源と権限が縮小された特別区という自治体を新たに設置する」という行政機構の再編案であるのに対し、「大阪を立派な都市として成長させる構想」という曖昧で広い意味を込めて「都構想」が語られることも多かったからです。 この

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    shinchi 2020/10/30
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