ビジネスで成功する最大のヒントは、「疑う力」だ、というテーマの本が目立ち始めた。 そもそも我々の生活は、常識的な習慣を疑うことで変化してきた。例えば、残業は「働き者」の象徴だったが、いまでは「仕事が遅いヤツ」である。常識とは覆されるものなのであれば、新しい常識をつくってみるのはどうだろう。 人は誰でも常識が大きく揺らぐ経験のひとつやふたつはもっていると思います。筆者の場合は高校1年生のときに、それまで生まれ育った故郷の岐阜県を離れ、いきなりカナダのトロントに家族そろって引越したことが、人生で一、二を争う衝撃体験でした。 例えば、向こうでは親愛の表現として、友人同士がギュッと抱き合う、いわゆるハグはごく日常的に行いますが、それまでごく普通の地方都市で育った日本の純朴な高校生にとって、これはかなり戸惑いました。挨拶といえばお辞儀か、せいぜい握手しかない国から来た筆者にとって、ハグはまさに(こと
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