哲学者が経営陣に加わる時代が来る。問われる企業の倫理観|未来創造マインド vol.6 2021.05.24 読了時間:約 5 分 This article can be read in 5 minutes 哲学者のマルクス・ガブリエルは、モラル重視の資本主義の実現に向けて「企業は倫理学者を雇うべきだ」と提唱している[1]。CO2の排出や資源のリサイクル、差別やジェンダー、さらにはAIやロボット、ゲノム編集などの最先端のテクノロジーをどう正しく使っていくのか、企業は社会課題に正面から向き合う姿勢が問われている。大企業だけに限った話ではなく、スタートアップにも高いモラルが求められる時代となった。未来を切り拓く企業の経営には、哲学的視点が必要に思える。今回は、企業と社会の関わりの変化について考えてみよう。 INDEX ・ネットによりすべての人がステークホルダーに ・何が正しいか、難しい選択を迫ら