刻一刻と近づく別れ。 13年間、土星を観測してきたNASA「カッシーニ探査機」にいよいよ終わりの時が近づいてきました。9月15日金曜日、カッシーニは地球にアンテナを向けたまま土星の大気圏に突入して、観測し続けた土星で消滅します。 20年間の活動の中でもとりわけ素晴らしい画像を、最後の最後に届けてくれたカッシーニ。最期を遂げる同探査機が9月11日月曜日に送ってきたのは、土星最大の衛星タイタンを撮った画像でした。カッシーニはタイタンを被写体としてだけでなく、その重力を土星への軌道修正にも利用しました。天体への接近飛行は最後のミッションにおいて重要なものだったのです。 こちらは9月10日午前12時55分に撮影されたタイタンのRAW画像。 Image: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute そして同じ被写体の別ショットがこちら。儚げな美しさのある画像です
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