ナショナル・ジオグラフィックのニュースによると、イラクで発掘されたネアンデルタール人の肋骨についた傷が、槍投げ器から発射された槍によって作られた傷と似ていることがわかった。 また、飛道具を使ったのは現生人類からという通説からすると、現生人類により殺された可能性があると考えられるとのこと。つまり、人類の異なった種族同士での殺人の初めての証拠かもしれない。 生態系の中で、同じ位置をしめたであろう現生人類とネアンデルタール人との間で、種の生存をかけた生存競争がかつてあって、それは食料の奪い合いといった間接的な争いではなく、直接殺しあう戦争のような形態だったかもしれない。