7月1日は「弁理士の日」で、例年、これを記念して、ドクガクさんの呼びかけで知財系ブロガー(かっこよい呼び方)の方々が同じテーマで記事を書かれています。私も呼びかけをいただいたのですが、かなり業務が立て込んでいた関係で、やんわりとお断りしました。で、皆さんの記事を拝見して、なるほどなぁ、と感心するばかり。それでは、遅くなりましたが、業務の合間を盗んで、ざっとですが私が感じることを。 お題は、「10年後にどうなっているのか」ということでした。さて、困った。何が困ったかというと、10年前の自分が今の知財業界なり弁理士業界を的確に予測できたのかを考えると、ぼんやりとした概念は何となく合っている気がするのですが、一方で予想以上の事態が山ほど出現し、トータルで言うと何も予想が合わなかったという評価が正しいように思うのです。 具体的に、丁度10年前は、当時の小泉首相が所信表明演説で「知財立国」を高らかに