売れ行きはともかくとして、かつて個性的な漫画家を多く発掘して日本の漫画界に大きな影響を与えた「ガロ」という漫画雑誌がありました。同時にその版元である青林堂はある世代の漫画ファンには伝説的な響きがあるでしょう。しかしながら現在の青林堂は後年に経営難でオーナーや経営者の変遷、青林工藝舎への内ゲバ分裂などが起こり、今ではどこにでもある中小零細の出版社または下請け編集会社に過ぎなくなってしまいました。 で、最近の刊行物にこんなのが…。 オピニオン情報誌ジャパニズム http://www.garo.co.jp/japanism/ 何と言うか、晋遊社や飛鳥新社や宝島社辺りが山ほど出している右翼雑誌の焼き直しとは、青林堂も落ちるとこまで落ちたとしか言いようがありません。泉下の長井勝一は現在の同社の有り様を見て何を思うでしょうか。 執筆陣も凄まじいもので日本の珍右翼大集合といった有り様なのですが、漫画