The Rational Edge 『オープン』の正体 (後編) by Douglas Heintzman SWG Technical Strategy IBM Software Group 2003/10/22 オープン・ソース・ソフトウェア(OSS)に代表される『オープン』という概念に関し、『オープン』の正体 (前編)では、その歴史的背景や類型の整理を行った。後編では、『オープン』概念(おおむね、OSSについての)現状分析および今後の課題を考察する。(編集局) ■OSSプロジェクトにおける健全性と持続性 Linuxに代表されるオープン・スタンダードの人気が高まると「オープン・スタンダードやオープン・ソースは、ソフトウェア階層のどのレベルにまでコモディティ化して食い込み、またその早さはどの程度のものなのか?」という興味深い疑問がわいてくる。この疑問に答えるには、多くの要因を検討しなくては