754 :二分の一。 :2006/07/10(月) 02:20:49 ID:68iolcdC 俺の人生の恩人な、良い人。 自分、父親が単身赴任で、しばらくは母子家庭みたいな状況で育ってた。 んで、母親もパートで出掛けてて、帰ってくるのは夜になってから。ずっと、鍵っ子だった。 んで、俺が小学校入る前ぐらいか。ファミコンも持ってなかったし、 退屈だったから、家の前の公園でブランコ漕いでた。 んで、腹も減って母親も普段より遅くて、七時ぐらいの真っ暗な中、 しょぼくれながらブランコこいでたら、やたら細身のスーツ姿の少し頬のこけたオジサンが歩いてきた。 最初は公園の中を普通に通り過ぎただけだったけど、 暫くたって、二度目通り過ぎた時、本屋の袋を持って、 「少年、帰らないのかい?」と話しかけて来た。俺は適当に応えたら、オッサンはまた通り過ぎてった。 んで、またオッサンが来た。今度はミスタードーナツの箱