尿を水に変える装置、不調 宇宙ステーション2008年11月22日11時41分印刷ソーシャルブックマーク 国際宇宙ステーションに設置作業中の水再生装置と同型の装置=14日、米フロリダ州のケネディ宇宙センター、勝田敏彦撮影 【ワシントン=勝田敏彦】米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトル・エンデバーの乗組員が、国際宇宙ステーション(ISS)で進めている尿を飲料水に再生する装置の設置が難航している。来春から滞在飛行士を6人に倍増させるのに重要な準備で、問題が解決しなければ6人滞在にも影響が出そうだ。 装置は地上での試験を経たものだが、21日の動作試験では2時間ほど動いたあと止まってしまった。打ち上げ前、担当のサンドラ・マグナス飛行士は「無重力の宇宙で本当に動くかどうかは、やってみないとわかりません」と話していた。NASAは今のところは楽観的だが、技術チームは尿から水を遠心分離するモーターに問題