サッカーJ1鹿島アントラーズの本拠地・カシマサッカースタジアム(茨城県鹿嶋市)の向かいのブラジル料理店「ベリンバウ」。ホーム試合があった8日夕、オーナーで日系ブラジル人2世の渥美リカルド兼治さん(48)は忙しそうに店を切り盛りしていた。 ジーコ、レオナルド、ダニーロ……。店内には、往年のスター選手のサイン入りユニホームが飾られ、テンポのいいラテン音楽が流れる。 この日は、セレッソ大阪との対戦。試合は0―1で惜敗したが、スタジアムで観戦した約30人が応援の疲れを癒やしていた。肩を落とすサポーターたちの元へ、牛ハラミのステーキやブラジル伝統の肉料理・シュラスコが運ばれていく。「有名選手の好物料理を食べられるのはうれしい。前向きな気持ちになれる」と、次第に表情が緩む。 周囲は元々、工業地帯。工場に… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記
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