前回のコラムで紹介したように、ファン獲得型のアプローチの本質は、製品やサービス自体がほかの利用者に魅力を伝えたくなるような特徴のあるものである、という点です。 ただ、その本質自体はインターネット以前から変わっていないわけで、私たちが注目しなければいけないのは、ネットによって、ファン獲得のプロセスをより効果的に回すことができる可能性が出てきているという点でしょう。 残念ながら、現在の世の中は良い製品やサービスが自然とほかの利用者に伝わるというほど、情報が理想通りに流通していません。そこで、製品やサービスの評判が効率的に伝播する仕組みを、企業自らが仕掛けていく必要が出てくるわけです。 今回のコラムでは、そんな製品やサービスのファンを効果的に増やす仕組みについて、人気Webサービスやソフトウエアのアプローチを参考に考えてみたいと思います。 特にお勧めしたいのは「ファンによる紹介を促進する仕組み」