大阪市立中泉尾小学校に寄贈されたヘルメット=東大阪市の「オージーケーカブト」で2019年3月19日午後5時2分、土田暁彦撮影 登下校時の安全を守ろうと、大阪市大正区の市立中泉尾(なかいずお)小は新学期から、1年生37人を対象にヘルメット通学を導入する。1年生は他の学年よりも交通事故に遭うケースが多く、「魔の7歳」とも呼ばれる。大阪府警大正署がモデル校として協力を要請し、同小が応じた。都市部でのヘルメット通学は異例だ。 大正区は工業地帯にあり、幹線道路には多くのトラックやダンプカーなどが行き交う。大正署はこれまで区内の小学校に出向いて交通安全教室などを開いてきたが、昨年10月、新たにヘルメット通学を小学校長会で提案。交通量の多い国道43号の近くにある中泉尾小が応じ、モデル校に指定された。 使われるのは、東大阪市のメーカー「オージーケーカブト」の自転車用ヘルメット。235グラムと軽く、通気孔が