携帯電話組み込みソフト開発のACCESSの株価が1年ぶりの低水準まで下落している。12月10日以降、3営業日連続で年初来安値を更新した。ライブドアショック後の新興市場を支えてきた銘柄だが、実態面の悪化もあって存在感も低下傾向にある。 ACCESSは12月10日、2010年1月期第3四半期決算を発表した。連結売上高は前年同期比13.7%増の155億5700万円となったものの、経常損益は58億5300万円の赤字(前年同期は39億3700万円の赤字)、最終損益は39億600万円の赤字(同27億6700万円の赤字)となった。収益回復が期待される中での赤字幅拡大決算は、株式市場に大きな失望感を与えた。 赤字幅の拡大はNTTドコモ向け請負開発で想定以上の開発コストが発生したことが背景。ACCESSの受託開発案件の大半はNTTドコモ向けが占めていることから、今後も粗利益率の改善は期待しづらい状況にあると
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