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2016年2月8日のブックマーク (7件)

  • IMF的に見た日本の経済の課題と労働政策提言で思ったこと: 極東ブログ

    IMFは毎年日経済の審査を行っているが、最近の審査状況が公表される前に概論的な発表の会があり、主に学生を対象としたようでもあるので、経済の勉強がてら聞きに行った。端的なところ、IMFが日をどう見ているのか、文書以外な部分で感じ取れるものがあればよいと思っていた。 話題は大きく分けて二つあり、IMFによる、日経済(主に財政・金融政策)への提言と労働状況についての提言である。 まず日経済の課題だが、展望の条件が4つ提示された。まず、先進国間の金融政策の非対称性である。ごく簡単に言えば、米国の金融緩和政策が終わったことへの世界経済への影響と見てよい。発表会では言及がなかったが、その影響はマレーシアなどにすでに大きく現れている。つまり新興国マネーの問題になるだろう。 二点目が中国経済のリバランシング。これもごく簡単に言えば、中国バブルのソフトランディングとしてよいだろう。このあたりはIMF

  • 北朝鮮の長距離ミサイル実験で、韓国世論から核武装論が出てくる理由: 極東ブログ

    韓国世論全体の動向が、というほど大きな潮流でもないと思われるが、核武装論が出てきた。近いところでは朝鮮日報「【コラム】中・日に見下される韓国、今こそ核武装を議論せよ」(参照)より。 全国民・政界・社会指導層が安全保障の共通分母を導き出す作業は、すぐには期待できない。だからといって放棄もできない。まずは実権を握る政権だけでも、韓国の安全保障の力を補強する、もしくは韓国の意志を示す特段の措置を取る果断さを示すべきだ。いっちょやってみよう、ということだ。核武装に関する議論から始めよう。 このての議論は今回が初めてというわけではない。このコラム以前に朝鮮日報では先月の社説でも議論はあった。「【社説】米中に頼れない韓国、今こそ独自の核武装を」(参照・リンク切れ)。 北朝鮮の核問題解決の責任を中国に押し付けてきた米国や、北朝鮮による相次ぐ核実験を黙認してきた中国を信じるべき時はもう終わった。今や韓国

    北朝鮮の長距離ミサイル実験で、韓国世論から核武装論が出てくる理由: 極東ブログ
  • 北朝鮮の「水爆実験」で思ったこと: 極東ブログ

    北朝鮮は6日、日が採用している日時間だと午前10時半ころ、水爆実験に成功したと発表した。私がそのニュースを知ったのは昼ごろだった。ラーメンを一緒にってからスマホを見ていた若年が「北朝鮮、水爆したってよ」とつぶやいたのである。声で。私は「はあ?」とか間抜けな応答をしたと思う。意味不明だ。私は「水爆って、あれだよ、水素が爆発するというのはわけが違うんだよ」と言った。そのあと、原発がらみの不謹慎なジョークを言いそうになって、やめた。ニュースを見た。そういう報道が当にあって驚いた。 端的に言えば、嘘だろう。水爆の技術は、ほいっとできるものではないし、小規模の核実験であれ衛星監視から逃れきれるわけもない。口には出さないが「ばっかじゃねーの、このキチガイ国家」と思ったが、いや、これまで北朝鮮という国を見ていて思うことは、それなりに合理的に物事を進めているということ。なので、今回もそうした合理性

  • [書評] ぼくがいま、死について思うこと(椎名誠): 極東ブログ

    どう生きたらよいのか。そう迷うとき、何気なく実践していることがある。自分より10歳くらい年上の人の生き方を見つめることだ。身近な人や著名人など。10年の差は、時代にもそれなりに差が生まれるので、自分の参考にならないことも多いが、それでも自分の年齢と10年以内だと近すぎるし、10年以上だと遠い。とはいえ、それで割り切れるものでもなく、曖昧なレンジのなかで、その人はどう生きているのかと考えることはある。そして、そろそろ、どう死ぬのかということも。 そうした思いに比較的に日常的に浸されている自分としては、cakesの連載(参照)でも取り上げた椎名誠さんが死についてどう考えているかは気になるので、表題につられて「ぼくがいま、死について思うこと」を読んでみた。というか、文庫で見かけたので読んだ。 実はこう言うとなんだが、椎名さんなら、死についてその歳まで考えたことがない、そして世界の見聞の広い椎名

  • Chromebookを買って変わったこと: 極東ブログ

    年初Chromebookを衝動買いした。この手の衝動買いで当たる確率は、高くない。低い。一割行くだろうか。それでも一割のヒットは自分を変えるのだが、ハズレの多さに自己嫌悪と、そして、安物買いがつきまとう。そしてこれがヒット率を下げて、さらに悪循環に至る。ふつう、たいてい。しかし、今回はとりあえずここまでの現状では、そうでもない。安物Chromebookはとりあえず当たり。どう当たったかということは、どう自分が変わったかだが、気軽に文章を書くようになった。 思えば思春期から何かと書く人ではあったし、自分としてはそれでも、さほど書く人でもないとも思っていたが、まあ、話を端折るとそれがいつからか、書くことはパソコンに向かうことになり、パソコンとの関わりが書くことに影響しだした。簡単にいうとパソコンに書くことが支配されて、うざったいのである。特に、パソコンがである。うざい。何がよくないのか。固定さ

  • 知らないと危ない(かもしれない)「お金」について考える10冊 - いつか電池がきれるまで

    いま「ブログとお金」の話が局所的に盛り上がっています。 だいたい、周期的にこういう話は出てきて、「ブログで稼ぐことは否定しないけれど、稼ぐためだけにブログを利用するのは、いかがなものか」という意見を多くみかけます。 ブログって、儲からないというか、大部分の人にとっては、「ものすごく稼ぐのが難しい」のですよね。 「ブログで1か月で20万円を稼いだ!」っていう話を見て、僕も「それはうらやましい、すごいな!」って思ったんですよ。 でも、考えてみてください。 会社勤めをしている30歳男性が「俺、今月の給料、20万円も貰ったんだぜ!」って言っていたら、どう思うか。 働いてお金を稼ぐというのは、尊いことだし、金額の多寡だけで価値を判断すべきではないかもしれない。 「月に20万だと、暮らしはそんなにラクじゃないだろうな……」と、僕なら思う。 副業としてならともかく、それをメインに生活していくのは、まだま

    知らないと危ない(かもしれない)「お金」について考える10冊 - いつか電池がきれるまで
  • あまりに情けない軽減税率論議に、民主党ができること 週刊プレイボーイ連載(228) – 橘玲 公式BLOG

    2017年4月の消費税率10%引き上げ時に、酒と外を除く飲料品全般と新聞の定期購読料に軽減税率が適用されることが閣議決定されました。 税金が上がることを歓迎するひとはいませんから、生きていくのに必要な品への課税軽減を有権者が歓迎することは間違いありません。もともと自民党は軽減税率に否定的でしたが、支持(宗教)団体に軽減税率導入を約束した公明党が、安保法制に賛成した見返りとして強硬に導入を求め、参院選後の憲法改正を目指す安倍政権が「貸しをつくる」政治判断をした、という経緯も報道のとおりでしょう。 新聞への軽減税率適用が決まったのも、保守系の二紙が安保法制を熱烈に支持したことへの論功行賞なのは明らかです。こちらも憲法改正への布石で、アメを与えることでさらなる協力を確約させる、というのも理に適っています。 安倍政権をきびしく批判していたリベラルな新聞にも軽減税率の恩恵が及びますが、じつはこ

    あまりに情けない軽減税率論議に、民主党ができること 週刊プレイボーイ連載(228) – 橘玲 公式BLOG