『発達障害の自分の育て方』(岩本友規/主婦の友社) それなりに普通に生徒・学生時代を過ごし、就職活動もまあまあスムーズに進み、幸いにも正社員採用を勝ち取る。緊張しながらも社会に出て、忙しい社会人生活に慣れてきたころに、なんとなく仕事にストレスを感じ始め、そのうち休みがちに。病院で診てもらうと、自分には縁がないと思っていた「発達障害」の診断。一気に、将来の見通しが暗くなる…。 『発達障害の自分の育て方』(岩本友規/主婦の友社)の著者は、このように、大人になってからいきなり「発達障害」であることを突き付けられた一人。本書によると自閉症、ADHD、アスペルガー症候群、学習障害といった発達障害の日本人は、全人口の約6%もいる。本書の著者のように、社会人になってから突然、発達障害の特性に苦しめられる人はそれほど稀有ではないのかもしれない。自覚していないだけで、「仕事がたまらなくツライ」と感じている潜
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