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ブックマーク / diamond.jp (114)

  • なぜ自分を傷つけてしまうのか?――新しい「ウツ」に見られる自傷や過食の病理

    近年新しく「うつ」と呼ばれるようになった病態(第5回参照)の中には、リストカッティング(手首自傷)などの自傷行為や、過・嘔吐などの摂障害を伴うタイプも存在します。 そのような病態では、パーソナリティの基盤となる「自己愛」の部分に問題を抱えていることが多く、通常行われているような休養や薬物療法中心のアプローチでは解決が困難で、適切な治療に出会えずに経過が長引いてしまっているケースも珍しくありません。 今回は、こういった自傷行為や過といった現象がなぜ起こるのか、また、そこから読み取るべきメッセージは何かといったことについて、考えてみたいと思います。 自己破壊ではなくリセットが目的だった 自傷行為や過は、その行為自体が奇異で自己破壊的に見えるために、周囲からはネガティブなものと捉えられ、専門家による治療の場面でさえも「今後は決してしないと約束して下さい」と言われてしまうことがあるようです

    なぜ自分を傷つけてしまうのか?――新しい「ウツ」に見られる自傷や過食の病理
    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/09/10
    『「自分自身のことを認められない」状態とは、「頭(理性)」が「あるべき自分」を勝手に設定し、その基準や条件を満たしていない「実際の自分」を嫌悪してしまっていることです。』( ..)φメモメモ
  • パニック障害と「ウツ」――“いま”を生きづらい現代人への警鐘 | 8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解 | ダイヤモンド・オンライン

    ――「うつ」にまつわる誤解 その(21) 突然、強い不安とともに動悸や息苦しさ、冷汗、吐気などの発作(パニック発作)におそわれるパニック障害は、現代において「うつ」と同様、多くの方々が悩んでいる問題です。 初めてパニック発作におそわれた人は、身体的な問題ではないかと考えて内科などを受診することが多いのですが、検査を行なっても特にその原因と思われるような異常は見つかりません。 新しいタイプの「うつ」では、このパニック障害との境界線はかなり曖昧で、両者が合併していると診断されるケースもあれば、パニック障害から始まって後に「うつ」が徐々に現われてくるケースもあります。 今回は、このパニック障害という病態について掘り下げて考えてみたいと思います。 「死ぬかもしれない」不安は、なぜ起こるのか? パニック障害は従来「不安神経症」と呼ばれていたもので、その特徴である発作(パニック発作)は、もと

  • “何もしない時間”は無駄なのか?――「ウツ」を引き起こす「有意義」という言葉 | 8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解 | ダイヤモンド・オンライン

    ――「うつ」にまつわる誤解 その(18) 現在の社会では、何につけても効率が優先され、通勤時間などでも寸暇を惜しんで知識を身につけることが奨励されるような風潮があります。 経済効果や経済効率が最優先される価値観は、いつの間にか「時は金なり」という考えと結びついて、私たちの生きる時間についても、常に「有意義」に過ごすべきであるという強迫観念を生みだしてしまいました。 何かを「する」ことにばかり価値が置かれ、何も「しない」時間は無為に浪費された時間と見なしてしまう現代人の意識は、「うつ」をひき起こすオーバーワークの精神的土壌になっていますし、「うつ」の治療に欠かせない「何もせずに」療養するという際にも、罪悪感や焦燥感を抱かせる原因になっています。 今回は、この「有意義」という病に取りつかれてしまった私たち現代人と「うつ」の関係について考えてみたいと思います。 幼少期から始まっている強迫

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/09/10
    『「頭」が効率的で「有意義」であることを強要し続けてきたことに対して「心」(=「身体」)が反逆するとすれば、自分を「無為」で「何の生産性もない」状態に置くのが最良の方策になるわけです。』( ..)φメモメモ
  • 「逃げる」のは悪いこと?―ウツの人にもよく向けられる精神論|8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解|ダイヤモンド・オンライン

    ――「うつ」にまつわる誤解 その(18) 日人の大好きな精神論の1つに「逃げてはならない」という考え方があります。これが昔から日人の勤勉さや忍耐力の支柱となり、社会の繁栄に貢献してきたことは間違いのないところでしょう。特に、封建的な社会を生き抜いたり、貧困等の問題を克服したりしなければならない状況下では、この種の精神論は有用なものだったと考えられます。 しかし、今日の多様化した時代を生きる私たちの内部では、このような旧来の精神論と「自分らしく生きたい」という自然な欲求とがしばしば不調和を起こし、さまざまな苦悩を引き起こすようになってきています。「うつ」状態に陥る人が増えている背景としても、この問題の存在は無視できません。 また、「うつ」の状態について周囲から「逃げ」と見られてしまったり、人自身もそう思って自責の念にとらわれてしまったりすることもあります。 今回は、この「逃げ」と

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/09/10
    『葛藤は、自覚的に悩まなくてはならない(略)「心」の声をシャットアウトしていない』『自覚的に悩む辛さを解消しようとして、人はついつい蓋を閉めて「心」の声を封じ込めてしまいがち(略)これが抑圧』( ..)φメモメモ
  • 「昼夜逆転」現象のナゾ――なぜ「ウツ」の人は朝起きられなくなるのか? ――「うつ」にまつわる誤解 その(7)|男の健康|ダイヤモンド・オンライン

    うつ」の状態になると、朝の起床が徐々に困難になってきます。そのため、次第に遅刻や出社不能などの問題も生じやすくなってきます。 第3回で「うつ」と遅刻の関係については詳しくとり上げましたが、今回はさらに、日中に寝てしまい夜中に起きている「昼夜逆転」の状態について考えてみましょう。 気づくと、 夕方に起きて明け方寝る生活に・・・ 3ヵ月前から「うつ」で休職中のSさんは、奥さんと2人暮らしです。奥さんも会社勤めをしているので、平日の日中、Sさんは1人で家にいる生活です。 奥さんの協力もあって、朝はどうにか起こしてもらって、出社前の奥さんと一緒に朝を摂るようにしており、日中も寝てしまわないように、近所の散歩や家の掃除や皿洗いなどをするよう自分で決めました。 会社の健康管理室の産業医や通院中のクリニックの主治医からも「自宅療養中は、なるべく規則正しい生活を心がけてください」と指導を受けていました

  • 「ウツ」の人が遅刻や無断欠勤を繰り返すのは、責任感が足りないから?|8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解|ダイヤモンド・オンライン

    ――「うつ」にまつわる誤解 その(3) 遅刻が止まらない! 「遅刻をするのは、自分にだらしない証拠だ。もっと責任感をもってきちんと自己管理すべきだよ」 今月に入って半分以上遅刻が続いてしまった事務職のK子さんは、ついに上司からも注意を受けてしまいました。さすがにここまで遅刻が続くと、上司だって黙って見過ごすわけにいかないのは当然です。K子さん自身も、どうにか直さなきゃと思ってはいても、自分でもどうにもならない泥沼状態にはまってしまった感じで、途方に暮れていたところでした。 「明日こそ、絶対に遅れないようにしよう!」 K子さんは、そんなふうに毎晩寝る前に強く思うのですが、翌朝になるとぼんやりした意識の中で目覚まし時計を知らぬ間に止めてしまって、そのまま意識を失い、気がついた時にはもうどんなに頑張っても間に合わない時間になってしまっているのです。 K子さんは決して元々時間にルーズな方

  • 「うつ」は心の弱い人がかかるもの? ――「うつ」にまつわる誤解 その(1)|男の健康|ダイヤモンド・オンライン

    「8人に1人がうつ」の時代 今年4月に新聞等でも報道されましたが、ファイザー株式会社が12歳以上対象の調査を行なった結果、8人に1人、つまり12%もの人が「うつ病」か「うつ状態」にあると考えられるという報告がありました。この数字が示していることは、もはや「うつ」というものが対岸の火事ではなく、どんな人にとっても避けて通れない身近な問題になってきているということです。 そこで連載は、毎回「うつ」について巷(ちまた)にあふれている様々な誤解に1つずつ焦点を当て、それを元にして、従来ありがちだった説明にとどまらず、「痒いところに手が届くような」斬新な「うつ」の見方やアプローチを、わかりやすくお伝えしていきたいと思っています。 「心が弱い」ってホント? ――「心の弱い奴が、『うつ』になるんだ」。 ――「『病は気から』なんだから、強い精神力があれば『うつ』になるはずがない」。 こんな考えを持ってい

    「うつ」は心の弱い人がかかるもの? ――「うつ」にまつわる誤解 その(1)|男の健康|ダイヤモンド・オンライン
    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/08/20
    『「頭」は、must や should の系列(略)「~すべきだ」「~してはならない」「~にちがいない」といった感じ』『「心」が使う言葉は、want to や like(略)「~したい」「~したくない」「好き」「嫌い」など』( ..)φメモメモ
  • もはや「ウツ」の人に限らない―「何をやりたいのかわからない」現代人の悩み

    うつ」が格的に悪化しますと、人は「何もできない」状態に陥ってしまいます。この時期には、何よりもしっかりと休養をとることが必要なのですが、たとえ療養に入っても、はじめのうちは「動けない」自分を責めながら「身体」だけを休ませるような過ごし方になりがちです。 この自責の気持ちを緩和できるかどうかが、治療初期における大きな課題です。これがクリアーされると、やっと疲弊していた「心」(=「身体」)が当に休める状態に入ります。こうなってはじめて、充電が少しずつ行なわれるようになり、徐々に動ける状態も見られるようになるのです。 しかし、その頃から新たな悩みが出現してくることも少なくありません。それは、「何もしたくない」「自分が何をしたいのかわからなくなってしまった」というものです。この悩みは、「うつ」と診断されていない方でも、若い世代を中心に、多くの人が心中密かに抱えているポピュラーな問題でもありま

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/08/20
    『「うつ」状態の時に人生上の大きな決断をしないほうがいい(略)、これは、拒否反応がまだ絞り込まれていない時点で自身の方向性を決断すると、問題でない環境を問題だと捉えてしまう危険があり得る』( ..)φメモメモ
  • 8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解 泉谷閑示

    いまや8人に1人がかかっているといわれる現代病「うつ」。これだけ蔓延しているにもかかわらず、この病気に対する誤解はまだまだ多い。多数の患者と向き合ってきた精神科医が、その誤解を1つずつひも解いていく。

    8人に1人が苦しんでいる!「うつ」にまつわる24の誤解 泉谷閑示
  • ダイヤモンド・オンライン(Diamond Online)

    【人気特集】医薬品6社の倒産危険度ランキング最新版!5位東和薬品、1位は?【全業種の倒産危険度ワースト100】も

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  • 「努力」に価値を置く危険性――「ウツ」を生み出す精神的母体

    「努力することにこそ価値がある」という考え方は、私たち日人の精神性に奥深く浸透しているものの1つです。 しかし、「うつ」に苦しむ人々の多くは、元来、意志力の強いタイプで、発症以前には人並み以上に「努力」を重ねてきた歴史を持っているものです。意欲がなくなり活動性が低下してしまう「うつ」の症状は、「努力」に価値を置いて生きてきたことへの大きな反動、と見ることもできます。 「うつ」が急増している今日、私たちにすり込まれている「努力」信仰とでも言うべき価値観について、その病理性を明らかにすることは、治療上も予防の観点からもとても重要なことだと考えられます。 そこで今回は、この「努力」信仰の価値観が持つ問題点について考えてみたいと思います。 「努力」した人が成功する、という誤解 ある野球少年が、毎日熱心に日が暮れるまで練習をしていました。そして、その野球少年は、後々、大リーグで活躍するほどの選手に

    「努力」に価値を置く危険性――「ウツ」を生み出す精神的母体
    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/08/20
    『「努力」を信奉する人生観は、その人にとって資質の乏しい方向に進むことすら、無理に奨励してしまいかねない』『「努力」信仰は、ともすると不快なことであっても忍耐することを美化してしまい(略)』( ..)φメモメモ
  • 「自信が持てない」―現代の「ウツ」に潜む悩み

    「自信が持てない」「自分のことが認められない」といった問題は、現代の「うつ」を考えるうえで、どうしても避けて通れない重要なテーマです。 このような問題を抱えている方たちは、学業や仕事などで成果を上げて代償的に自己評価を維持しようと、無理を重ねがちです。しかし、この努力にはどうしても限界があって、ある時点でブレーカーが落ちたように「うつ」状態に陥ってしまうケースも少なくありません。 以前(第5回)にも触れましたが、現代の「うつ」にはさまざまな病態があります。その中でも、新しいタイプの「うつ」(非定形うつ病、パーソナリティ障害、摂障害など)の場合には、いくら薬物療法や休養を行なってもそれだけではなかなか回復が難しく、この内的なテーマがきちんと扱われない限り、状態は一進一退を繰り返してしまうことが多いのです。 今回は、この「自信」ということをめぐって考えてみましょう。 「自信」に根拠は要らない

    「自信が持てない」―現代の「ウツ」に潜む悩み
  • 小沢代表から記者クラブ開放の言質をとった記者会見での質問|週刊・上杉隆|ダイヤモンド・オンライン

    前首相の突然の辞任によって、事実上ストップしていた国会が再始動した。新首相の所信表明に続いて、与野党幹部による代表質問、そして今週からは、参議院予算委員会の論戦が始まっている。 参議院では過半数を制した野党が勢いを増す中、飄々とかわす福田康夫首相の姿が、ある意味で新鮮に映る。「小泉=安倍」時代の徹底抗戦の与野党論戦に慣れた7年間からすれば、それも当然かもしれない。そうした意味で国会は正常化したともいえる。 だが、衆参の予算委員会で激論を交わすこの国の政治家たちの姿を見ていて、筆者は言いようのない不安に捉われた。すっかり存在感の失せた前任者、安倍晋三前首相が最後に投げかけた国家上の危機管理というテーマのことである。 先週の衆院予算委員会、〈安倍康夫内閣〉と漫談師さながらの言葉遣いで、自民党政権への質問攻撃を繰り出した田中真紀子元外相だが、その彼女ですら、その重要なテーマに触れることはなかった

  • 週刊・上杉隆

    永田町を震撼させる気鋭の政治ジャーナリスト・上杉隆が政界に鋭く斬りこむ週刊コラム。週刊誌よりもホットで早いスクープ情報は、目が離せない。 2011年12月終了、後継新連載「週刊 上杉隆」はこちら。

    週刊・上杉隆